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地上デジタルの意外な弱点 [雑感]

 自宅ではテレビを1階居間に置いているが、アンテナからの配線は何故か隣の部屋までしか来ていない。自宅を建てる際、設計士に「どの部屋でもTVを見られるように」と依頼してあったのにもかかわらず、である。
 アンテナからの線は屋上のアンテナ直下でBSと地上波は混合器で同軸ケーブル一本にまとめられ、天井裏から室内に引き込んでいる。引き出し口は1階も2階も2箇所づつしかないが、複数個所へ分岐しているので電波ブースターを付けないとアナログ放送ではノイズだらけでやや見辛い状態になる。
 この設計士は建築会社から「大きなミスは絶対無いんですが、小さなポカミスは結構あるんです」と言われたが、将に其の通り!である。
# 因みにこの設計士、現時点では地元の市議になっている。大丈夫か...???

 仕方ないので、隣の部屋からテレビまで延々と同軸ケーブルを床に這わせ、壁に穴を開けるのは難しいので引き違いの扉の隅を通していた。だから、ケーブルの太さだけ常に戸の隙間が開くことになる。以前から気にはしていたが、今年の冬はかなり寒く、たかだか同軸ケーブルを通す程度の隙間だけでも部屋が結構寒く感じる。そこで、ようやく配線し直しに着手したのである。
# なお、「建ってから19年も経つのに、何で今頃?」という質問は禁句である。(爆)
 まず、同軸ケーブルを切断し、手元にあったコネクタを取り付ける。
IMG_0626.JPG
このケーブルは10BASE2で使われているのと同じで、アマチュア無線でも使われている。そういえば、長いこと電波出してないナー。局免も更新してないし。
# ケータイが普及したらアマチュア無線は思いっ切り下火になったらしいが...

 次に、隙間ケーブルなるものを使って、戸の隙間に線を通す。この線は、戸を閉めても殆ど隙間が出来ないほど薄い。ちなみに、このケーブルは18年ほど前に購入してあったもの(爆)で、今日になってようやく陽の目を見たのであーる。(笑)今市販されているケーブルは更に薄くなっている。
すきまケーブル
銅線が細い分、当然損失が増えるけれど、距離が数十cmと短いので通常は問題無い範囲で収まるハズ。

 配線が全て終わり、さぁにテレビをつけて...おっと、其の前に隙間ケーブルとブースターを使わず直接テレビに配線して写ることを確かめよう...ナヌぅ?「放送が受信できません」だとぉ???
IMG_0628.JPG
アナログ波ならブースターが無くても何とか放送を見ることは出来るが、デジタルだと全く見えない。隙間ケーブルとブースターをかませると、普通に受信できて見え具合も以前と変わらない。
 デジタル波の性質上、ある程度まで減衰してしまうと復調できず見えなくなるというのは知識として頭では判っていたものの、アナログなら辛うじて見える程度に減衰しただけでもデジタル波だと全く見えないというのは一寸驚きであった。いやぁ、経験って大切ですねー。(^^;)
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コメント 4

tama

そうですね、デジタルは10か0しかなく、7や8や、2や3は存在しないようです。
わが家も山の影で難試聴地域。最近やっと地デジ中継局ができたのですが、ちょっと電波が弱くて、新しいBDデッキのチューナーでは問題なく受信できるものの、古いTV本体(2004年アテネ五輪のとき購入)は全然拾ってくれません。
困ったもんです。

by tama (2011-01-27 19:12) 

Rifle

tamaさん

おやおや、一寸古いだけでも駄目なんて辛いですね。
アナログのように枯れた技術でないのでまだまだ改良の余地があるんでしょうが、テレビに限らずデジタル家電は陳腐化高性能化が激し過ぎるような気もします。
by Rifle (2011-01-27 19:51) 

ブルル

我が家でもブースターは必須です。
アナログとデジタル、合わせて10台を
カバーするのは大変でした(笑)

by ブルル (2011-01-27 21:30) 

Rifle

ブルルさん

10台って凄いですねー。電気屋さんの店頭みたい。(笑)
by Rifle (2011-01-27 22:36) 

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