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小学校の展覧会 [雑感]

 今日は小学校の展覧会の日、早速午前中に見に行った。息子の通う小学校は展覧会と学芸会を毎年交互に行っていて、今年は展覧会の年に当たる。

 会場となる屋内運動場に、学年毎に仕切られて学童の作品が展示されている。
#「屋内運動場」はこの地方独特の言い回しで、要するに「体育館」のことであーる。
会場の入り口に作成に励む学童のスナップ写真が貼り出されている辺りは、如何にも「イマドキ」の展示方法だなーなんて思う。これは「結果だけでなく経過も重要」という意味不明な教育方針の「悪」影響だろう。グローバル化で競争が激化しているというのに、まったく愛知県の教育委員会は何を...(以下、自粛)

 家族全員で9時過ぎに会場に入った時は鑑賞する父兄もまばらだったが、10時近くになったら凄い人数になっていた。そんな中、地元の自治体でナンチャッテ公務員を5年間もやっていたお陰で、一般人を装って鑑賞している地元の議員が2名居るのを発見したが、敢えて声はかけなかった。
# もう自治体職員ぢゃないしねぇ。
 この小学校の校長が図工の先生なので、どの学年も実に力が入っていて「えぇっ?この学年でこれだけの作品を作るのぉ???」と思わずうなってしまうほど。
 同時に、一見して「んー???この子は心を病んでいる、或いは家庭に複雑な事情を抱えているのではないか?」と感じてしまうような、非常に気になる作品を数多く見かけ、少々心配になった。具体的には、絵や工作物の色使いがくすんだ暗い色ばかりとか、一色で塗り潰す所を如何にも面倒と言わんばかりにグルグルと単調な筆遣いでいい加減に広い面積を塗ってあったりとか等、他の学童とは明らかな違いが出ているのだ。気が付かなければ、或いは知らなければ「あぁ、そんなもんかな」と通り過ぎてしまうだろう。議員達にその辺を見極める見識があれば義務教育も質が落ちずに済んだのだろうが...

 生後軽く40年以上経過して性能が悪くなった拙者の頭に残る僅かな記憶を辿っても、今にして思えば、拙者がガキの頃に問題を抱えていると感じるような学童の作品は全学年を通しても数点しか無かったように思う。ところが、今回は各学年に数点、下手すりゃ10点近くもあるのだ。
 不況による失業や収入減が影響している面もあるだろうが、それだけでは説明し切れないような気がする。核家族化、親の幼稚化(例:モンスター・ペアレント)、地域の繋がりの希薄化等、社会環境の大きな変化が学童の作品に影響しているような気がしてならない。ウーム...
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