明治村へ

　今日は息子の通う塾が学年切り替えの関係で一切授業などが無く完全にフリーとなったので、息子の希望もあり、明治村へと出掛ける。折りしも、JAF東海版のしおりの中に期間限定の「半額割引券」があったので「割引が使えるうちに」と慌てて足を運んだ、というのが実態だったりする。(笑)
　自宅から1時間も掛からない位置にあり、息子が起床したのは10時近くだったのにもかかわらず、11時少し前には既に明治村北口に着いていた。

　30年以上前の拙者が小学生の頃、学校の遠足でここへ来たことがある。当時はまだ造成中の所が殆どを占めていて、完成しているのは正門付近の建物のみであった。
　今日は北口から入場したので、どれもが見たことの無いものばかりである。雪が降りしきる中、明治時代の建物に囲まれた敷地内を歩いて進むのは、何とも形容し難いレトロな雰囲気で、「本当に今日来て良かった」と心底思うほどであった。

天候のせいか、来場者も少ない。そのためか、あちこちでボランティア説明員が詳しい解説をしてくれたので、明治の文明開化の有様をまるて手に取るかのように理解することが出来た。

　自宅を出たのが遅かったので、建造物をじっくりと2つ見ただけで時間は既に13時近く。
「腹減った」という息子の合図（？）で、近くにあるカフェへ入って、軽い昼食を取る。

失職して以後、滅多に外食しないためか、ちょっとしたものでもやたらと美味しく感じる。まぁ、広い園内を歩き回れば、腹が減るから美味しいのは当然かも知れないが。(^^;)
　昼食後も園内を歩き回って彼方此方を見る。北里研究所本館では、今はカメラメーカとして有名なライカ社の顕微鏡が展示してあって、思わず見入ってしまった。

ただ、ライカも元を正せば、オスカー・バルナックはツァイスに勤務して光学や機械工学に関する見聞を拡げていた訳だから、やはりツァイス抜きにライツを語ることは出来ない。

　園内を散々歩き回っていたら、いつのまにか閉園時間の16時近くになってしまったので、後ろ髪を引かれつつも駐車場へと向かう。雪をかぶる垣根越しに見える帝国ホテルが印象的であった。

　自宅から比較的近い位置にありながらも30年以上足を運ばないままであった明治村に、息子の「行って見たい」という鶴の一声？で久し振りに行くことになったが、驚くばかりの充実振りで「こりゃーまた来なきゃならんな」と思わせるほどであった。次は何時行こうかなー？

タグ：明治村 オスカー バルナック ツァイス ライカ ライツ