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ヤマハのギターアンプF100-212のオーバーホール(その2) [音楽]

前回からの続き)

 部品が届いたので、作業を続ける。
 先ずは電源部の基板から交換する。交換前はこんな感じ。
電源部:交換前
電解コンデンサのサイズが小さくなったので、交換後は一寸スッキリ。
電源部:交換後
次はCh1基板とメイン基板だが、電解コンデンサを交換する前にスイッチ付きボリュームを分解清掃する。先ずは基板から取り外す。
基板から外したSW付ボリューム
分解して接点部を見ると、グリスが劣化して凄い状態になっていた。
SW付ボリュームのSW部接点
NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いて奇麗にする。
SW部接点を磨いたところ
ボリューム部もグリスが回り込んで酷い状態だけど、バラバラになるので清掃し易い。
ボリューム部:清掃前
こちらもNevrDullで磨いて奇麗になった。
ボリューム部:清掃後
元通りに組み立てるのだが、スイッチ部はバネが入っているのでかなり面倒だ。
SW付ボリューム組み立て中
すったもんだして何とか元通りに組み立てた。
 チャンネル切替スイッチも分解したけれど内部はかなり奇麗だったので、エレクトロニッククリーナーを吹き付けて軽く洗浄しただけで元通りに組み立てた。
組み立てたSW
スイッチの付かないボリュームは単に分解して清掃するだけだから、作業としてはかなり楽だ。

 基板二つ共電解コンデンサを交換した。
電解コンデンサを交換した基板2枚
シャーシ下側に飛び出しているブロックコンデンサ2本も交換。通常のコンデンサはブロックコンデンサよりもかなり小さいので、固定金具をテキトーに曲げて固定できるようにする。
金具を曲げてコンデンサを固定
交換したブロックコンデンサは、かなりデカいねぇ。
 でもよくよく考えてみれば、必ずしもコンデンサの放熱が必要な訳ではないので、わざわざシャーシから外へ出す必要は無い。だったら、シャーシ内部にグルーガン(ホットメルト)などで固定しても良かったんでは?と、後になってから気が付いた。(滝汗)
# 拙者の場合、後で気が付くってぇのが凄く多いのよ。(/_;)
 序でに、ジャック類の清掃もする。ジャックをシャーシに取り付ける時に挟み込むワッシャーもきちんと磨く。左が磨く前、右が磨いた後だ。
ワッシャー:左が作業前、右が作業後
ボリュームに取り付けるツマミも石鹸と古歯ブラシでゴシゴシ洗って奇麗にした。
洗浄したツマミ
パワーアンプ部の基板も勿論電解コンデンサを交換。
交換を終えたパワーアンプ部基板
交換した電解コンデンサは結構な数になる。
交換したコンデンサ
後は元通り組み立てれば完成である。
完成したギターアンプ
早速音出しして確かめる。

 でも、自分でも何故だか分からないのだけれど、電源スイッチを入れる時に「本当に動くんかいな?」と嫌な予感がした。
 いざ電源を入れてみると・・・一瞬パイロットランプが点灯して「ジー」という音が出たと思った瞬間、ランプが消えてうんともすんとも言わなくなった。「あ・・・やっぱり・・・ねぇ(--;)。」
# 直感って不思議とよく当たるのよ。
 その動作から「こりゃーヒューズが真っ先に飛んだな」と予測が付く。

 作業そのものは完了したけれど、今度は「動かないギターアンプ」になってしまった。こういうトラブル・シューティングが一番厄介なんだよなー・・・。

(続く・・・のか?)
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