690DUKE Rに小細工を：ナンチャッテ技術者の凸凹日記：SSブログ

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690DUKE Rに小細工を　[バイク] [編集]

　690DUKE Rのエンジン始動はセルのみなので、バッテリーを上げてしまうと面倒なことになる。しかも、バッテリーはシート下でなくてタンクの下にあるから、一寸やそっとでは手を出せない。昨日、天候が比較的穏やかだったので、早速バッテリーに直接配線した。
　取り付けるのは、ネットで仕入れた防水キャップ付シガーソケットで、序に、やはりネットで仕入れた中古のバッテリー再生延命装置「ナノパルサー」も一緒に取り付けることにした。

　まず、車体購入時に付属してくるマニュアルを読む。エンジン内部など整備が難しい部分以外は整備手順が写真入で掲載されているので、非常に判り易い。
　マニュアルの手順に従って、まずタンクを固定しているネジを外し、フレーム上に布をかけて傷を防ぐようにしてからタンクを慎重に車体後方へとずらす。

タンクは満タンで重いが、取り外す必要が無いのは有り難い。上から覗き込むとバッテリーがオレンジ色のフレームの下に収まっているのが見える。

使われているバッテリーは12V8.6Ahだ。

　シガーソケットをハンドルに取り付け、バッテリーへの配線はフロントカウルの中を通して、ハンドル操作で断線しないように取り回していく。矢印で示した電線がソケットからの線である。

カウル後方の配線取り出し口を経由して線を引き出す。

後はバッテリーに接続するだけでお終い...と思ったら、付属の配線が長過ぎてカウル内に収まらない。（汗）「どうすっべかのぅ...」と思いながら眺めていたら、ライトのリフレクタにシールが張ってあるのに気が付いた。

拡大すると、「メイド・イン・オーストリア」だそうな。

わざわざこういう部品にも表示するとは、力が入ってますねぇ。
　余分な長さをどうするかで少々悩んだが、配線を切り詰めてギボシで接続した。

電力に関する部分に余分なものを挿入するのは宜しくないのだが、この線に流れる電流は1Aも無いので大丈夫だろう。ちなみに、このシガーソケットそのものは10AまでOKとなっている。

　さて、序のナノパルサーを何処に取り付けるかで、かなり悩んだ。KTMは車体がスリム故に遊びの空間が全くと言って良いほど無いので、掌サイズでも置く場所に困るのだ。
　しかも、ナノパルサー本体から出ている配線の長さは40cm弱なので、シート下の工具スペースまで届かない。色々と考えた末、バッテリー前方にある小さなスペースに押し込むことにした。

かなり狭いが、ナノパルサーがギリギリ収まる。画像では見えないが、この直ぐ下の位置にレギュレータがあるが、金属プレートで仕切られているし、前方から走行中の風が入って来るから大丈夫、と云うことにする。(笑)そのまま入れるとガタつくのでマジックテープを貼っておく。気休め程度でしかないかも知れないが、無いよりはマシだろう。

念の為にナノパルサー側にも、フレームに当たりそうな位置に防振用の板ゴムを貼っておく。

なお、この板ゴムはシガーソケットの付属品で余ったものをそのまま流用し、両面テープで貼り付けた。
　ナノパルサー本体を取り付け、少々長い配線を彼方此方に押し込んで、何とか取り付け完了。

ナノパルサーは動作を知らせるLEDが付いているが、この位置なら車体斜め右前方からそのLEDが見える。後はタンクを元に位置に戻して、作業は全て終了だ。

　シガーソケットはハンドルのこの位置に取り付けた。

ここなら、将来ナビなどの電装品を付けても電源の取り回しに苦労せずに済むハズ。
　作業そのものは大したこと無かったが、悩む場面が多かったので結構時間が掛かった。14時過ぎにやり始め、終わったのが17時過ぎだったもんね。（汗）

　今日、充電前にバッテリー電圧を調べたら12.67Vだった。その電圧から全容量の7割程度あるハズだが、セルを回すというのはバッテリーにとって過酷な重労働なので、3割も欠けているとなると少々苦しい。
　今日の尾張地方は晴れたり曇ったりで、太陽が直接照らしている時間は余り多くないが、そのまま夕方まで充電しておく積り。様子を見て、明日エンジンを掛けてみよう。