SSブログ

目覚まし時計の修理 [時計]

 今使っている目覚まし時計は、昭和50年代末に亡き父が景品で貰ってきたもので、拙者が社会人になって以来ずーっと使い続けている。
IMG_2602_S.JPG
上の部分にあったボタンが折れてしまいセロハンテープで貼ってあったが、いつの間にか取れて無くなり、現在のような状態になっている。見てくれは悪いが、他人に見せる訳ではないのでそのまま使い続けている。
 この時計は無くなってしまったボタンを押すと時刻を日本語で告げる機能があり、目覚ましもベル音・チャイム・鶏の鳴き声・鳩時計の音の4種類から選べる。目覚まし音を止めるには、時刻表示の下にある3つのボタンのどれかを押す。

 ところが、数年前からボタンを押しても止まらないという症状が出始めた。原因はボタンの接触不良で、症状が出ると毎回本体を分解してボタンの接点を磨いていたが、ここ半年ほどは磨いても半月程度でまた症状が出るようになってきた。ボタンに使われている導電性ゴムが劣化してしまったらしい。
 どうしたものかと考えていたが、先日エアコンを買い換えた際、エアコン本体は業者に引き取られていったが、そのリモコンはまだ残っているのを思い出した。リモコンのボタンも同じ構造なのだ。

 まずはいつものように本体を分解する...といっても、2つに割るだけ。
IMG_2600_S.JPG
配線がやたらと太いけれど、これは過去に断線したので手近に在った配線材を使って取り替えてある。ネジを外して基板を外すと、接触不良を起こしているボタンが見える。
IMG_2605_S.JPG
黒い丸の部分が基板下側に3つ並んでいる剥き出しの丸い配線部分と接触してスイッチとして働くようになっている。

 次に、不要となったエアコンのリモコンを分解してボタンの部分を取り出す。
IMG2604SD_S.jpg
裏側の黒い部分が導電性ゴムだ。
IMG_2607_S.JPG
カッターナイフで導電性ゴムの部分だけを切り出す。
時計のボタン裏面にある劣化した導電性ゴムも全てカッターナイフで切り取り、エアコンから取り出したゴムをボンドで貼り付ける。
IMG_2610.JPG
半日ほど乾燥させて固着するのを待ってから、再び組み立てれば作業は完了である。

 交換してまだ数日しか経過していないが、今のところ動作は快調だ。念の為に、エアコンのボタン部分は取って置いて、これで来月半ばになっても接触不良が起きなければ移植手術は成功、駄目やらやり直す積りである。
 これで時計を新たに買わずに済むかな。(笑)

nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました