キャノンPowerShot G1XとG12、それにS100 [カメラ]
今月上旬にcanonヨーロッパのサイトでG1Xが発表されてから半月以上経過し、サンプル画像も含めてG1Xに関する情報が色々と出回るようになってきた。
一般的な観点からすれば、イメージセンサーがフォーサーズよりも少し大きくなっているし、感度も最高でISO12800まで上げられているし、動画もフルHDに対応したし、液晶モニタが大型高精細化したから、評価が高くなるのは当然である。
# 新製品が既存品の性能を下回るなんてことは、通常では有り得ないだろうし。
しかし、実際には使う人によって評価の観点も変わってくる。拙者がデジタルカメラに求めるものは、
まず、1点目については、露出補正をメニューから選んで使うのではなく、独立したダイアルで操作可能なことが重要である。拙者の場合、撮影会でフィルムカメラを使うので、撮影に使える時間には何かしら制限がある。
だから、メニューを出してボタンを押して露出補正を選んでまたボタンで補正値を設定して...なんてやっていると、それだけで時間を取られてしまう。その点、G1XもG12も露出補正ダイアルは独立しているのでOKだ。
ちなみに、PowerShot S100もレンズ側にあるコントローラーリングを露出補正用に設定すれば補正ダイアルと同じように使えるらしい。
実機を触っていないので机上の確認になるけれど、どの機種もマニュアル露出が可能だから、全て及第である。
2点目については、ちゃんと写ればそれで良いのだが、3点目も含めて考えるとG1Xでは十分と言えなくなってくる。
G1Xの仕様ではマクロ撮影は広角側で最短20cmまでで、G1Xの広角側は普通のカメラレンズに換算すると28mm前後だから、最短距離でも大きく拡大して撮影することは不可能となる。
Blogでは電子回路のパーツのような小さな物を拡大撮影して載せることが多く、例えば汎用トランジスタのサイズは最大でも1.5cm程度だし、部品表面に印刷された文字が読めるようにするために拡大することも多い。G12で最短の1cmまで寄ると長さ3cmの物がだいたい横幅一杯に写るから十分だが、G1Xではまるでお手上げである。
なお、S100だと最短は3cmで一寸物足りないけれど、実用上は問題無さそう。
G1XとG12、更にS100も含めてサイズと重さを比べてみる。
サイズはG1XがG12よりも全体的に一寸大きい程度で厚さ以外は大差無いが、重量が130gほど増えているので、かなり重く感じると思う。こうやって比べると「S100って小さいなぁ」と改めて思ったりする。
他のサイトを見ると、G1XとS100は高感度撮影時のノイズがG12よりも大幅に減っているらしい。夜景などもきちんと撮影したい人には重要な部分だが、拙者の場合撮影は必ずフィルムを使うのであまり関係が無い。
ただ、オークション出品の際、わざわざ昼間の時間帯に撮影しなくても良くなるだろうから、恩恵はそれなりにありそう。
G1XはG12の後継機なのかどうかは判らないが、マクロ機能の違いを考えると「コンパクト・デジカメ」の路線上では無いように思える。より大きなセンサーを使ったからG12までの路線とは少々違うけれど、新たにシリーズ化するほどの製品展開までは考えていないからGシリーズに含めた、という感じだ。米国での発売予定価格が6万5千円程度らしいので、その金額を見てもG12までとは一寸違うように思う。
G12は構造上の問題なのかレンズ内にホコリが入り易いようで、光線の角度によってはそのホコリが写りこんでしまうことがあり、「こりゃぁ買い換えを考える方が良いのかなー?」と時々思うことがあった。しかし、G1Xでは役不足であり、S100の方が拙者の使い方には適しているようだ。
G12に関する些細な不満はそのサイズと重さなのだが、すぐに買い換えたいというほどではないので、当分はG12を使い続けることになりそうだ。ホコリもいざとなれば修理に出すという手もあるので、買い替えを急ぐ必要も無いだろう。
一般的な観点からすれば、イメージセンサーがフォーサーズよりも少し大きくなっているし、感度も最高でISO12800まで上げられているし、動画もフルHDに対応したし、液晶モニタが大型高精細化したから、評価が高くなるのは当然である。
# 新製品が既存品の性能を下回るなんてことは、通常では有り得ないだろうし。
しかし、実際には使う人によって評価の観点も変わってくる。拙者がデジタルカメラに求めるものは、
- フィルムカメラ撮影時の露出計(ポラロイドの代わり)
- オークション出品用の撮影
- Blog用の撮影
まず、1点目については、露出補正をメニューから選んで使うのではなく、独立したダイアルで操作可能なことが重要である。拙者の場合、撮影会でフィルムカメラを使うので、撮影に使える時間には何かしら制限がある。
だから、メニューを出してボタンを押して露出補正を選んでまたボタンで補正値を設定して...なんてやっていると、それだけで時間を取られてしまう。その点、G1XもG12も露出補正ダイアルは独立しているのでOKだ。
ちなみに、PowerShot S100もレンズ側にあるコントローラーリングを露出補正用に設定すれば補正ダイアルと同じように使えるらしい。
実機を触っていないので机上の確認になるけれど、どの機種もマニュアル露出が可能だから、全て及第である。
2点目については、ちゃんと写ればそれで良いのだが、3点目も含めて考えるとG1Xでは十分と言えなくなってくる。
G1Xの仕様ではマクロ撮影は広角側で最短20cmまでで、G1Xの広角側は普通のカメラレンズに換算すると28mm前後だから、最短距離でも大きく拡大して撮影することは不可能となる。
Blogでは電子回路のパーツのような小さな物を拡大撮影して載せることが多く、例えば汎用トランジスタのサイズは最大でも1.5cm程度だし、部品表面に印刷された文字が読めるようにするために拡大することも多い。G12で最短の1cmまで寄ると長さ3cmの物がだいたい横幅一杯に写るから十分だが、G1Xではまるでお手上げである。
なお、S100だと最短は3cmで一寸物足りないけれど、実用上は問題無さそう。
G1XとG12、更にS100も含めてサイズと重さを比べてみる。
G1X | G12 | S100 | |
---|---|---|---|
サイズ (mm) | 116.7 x 80.5 x 64.7 | 112.1 x 76.2 x 48.3 | 98.9 × 59.8 × 26.7 |
重さ (g) | 534 | 401 | 198 |
他のサイトを見ると、G1XとS100は高感度撮影時のノイズがG12よりも大幅に減っているらしい。夜景などもきちんと撮影したい人には重要な部分だが、拙者の場合撮影は必ずフィルムを使うのであまり関係が無い。
ただ、オークション出品の際、わざわざ昼間の時間帯に撮影しなくても良くなるだろうから、恩恵はそれなりにありそう。
G1XはG12の後継機なのかどうかは判らないが、マクロ機能の違いを考えると「コンパクト・デジカメ」の路線上では無いように思える。より大きなセンサーを使ったからG12までの路線とは少々違うけれど、新たにシリーズ化するほどの製品展開までは考えていないからGシリーズに含めた、という感じだ。米国での発売予定価格が6万5千円程度らしいので、その金額を見てもG12までとは一寸違うように思う。
G12は構造上の問題なのかレンズ内にホコリが入り易いようで、光線の角度によってはそのホコリが写りこんでしまうことがあり、「こりゃぁ買い換えを考える方が良いのかなー?」と時々思うことがあった。しかし、G1Xでは役不足であり、S100の方が拙者の使い方には適しているようだ。
G12に関する些細な不満はそのサイズと重さなのだが、すぐに買い換えたいというほどではないので、当分はG12を使い続けることになりそうだ。ホコリもいざとなれば修理に出すという手もあるので、買い替えを急ぐ必要も無いだろう。
フィルムがなくなってきていますね
by くぼたん (2012-02-01 11:50)
くぼたん さん
本当に、どこでも見かけるのはデジカメばかりになりました。
でも、フィルムがある限りは使い続けます。
デジカメはどうも愛着が湧かなくて・・・。
by Rifle (2012-02-01 18:14)