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修理できるか?古いカーラジオ(その6) [電子回路]

前回からの続き)

 基板と睨めっこしながら、ようやく部品全てを回路図に書き上げた。途中で書くのを止めたりすると訳が判らなくなっちゃったりするので、ある程度の塊を一気に書き上げないといけないのが少々面倒だった。
古いカーラジオの基板から回路図を起した
古いカーラジオの基板から回路図を起した
古いカーラジオの基板から回路図を起した
前回までに書き上げた時の反省も踏まえて書いたので、前回の物よりは多少見易くなったと思う。また、間違いの無いように、日を改めて基板を見ながら回路図を赤鉛筆でトレースし直した。
古いカーラジオの基板から回路図を起した
これで基板上にある部品と配線は全て回路図になった。これにボリウムやチョークコイルなどを書き加えれば完成するんだけど、電波の入口となるミュー同調回路の部分は分解するのが難しくて中を見ておらず、どうやって回路図に反映するかはまだ思案中である。

 書き起こした回路図を見ていると「あれぇ?」「おやーぁ?」という部分がかなりある。(笑)
 電力増幅(スピーカを鳴らす)回路や検波回路の部分は眺めていても不自然な部分は無いが、AM受信部やFM受信部には「どうなってんの?」という部分が結構ある。例えば、AM受信部では2SC535や2SC460がベース接地回路になっていて、ベースは小容量のコンデンサだけで接地されているのだ。
 ベース接地回路は、トランジスタの性能が高くなかった頃に高周波回路でよく使われていたから不思議じゃないけれど、何しろ大学では高周波回路に関しては殆ど触れなかったので、拙者が知らないだけなのかも知れないが、ベースに繋がっている部品がコンデンサしかないというのが不思議なのだ。ひょっとしたらトランジスタの端子の配置が今の資料と当時とでは食い違ってる、なんて事もあるのかも知れない。
 いずれにしても、「これで本当に動くんかいな???」と分かったよーな分からないよーな状態である。まぁ、製品として出荷されていたんだから当然動くんだろうけど、ね。

 今後は、もっと見易いように書き直して4枚を統合する積りだけど、回路図が大きくなり過ぎるような気もするので、ある程度作業が進んだら考え直すかも知れない。
 これで、いよいよ電源を接続して動作を探る段階に進めそうなところまで来た。そうなると、スピーカとか電源とかが必要になるので、そろそろ準備をしようと思う。

続く
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Take-Zee

カーラジオなんて・・もう死語ですね。
なんとか頑張って修復してください。

by Take-Zee (2014-02-07 20:52) 

Rifle

Take-Zee さん

言われてみれば、今はカーラジオという言葉は耳にしなくなりましたねぇ。
友人から頼まれた物なので、何とかして修理したいと思います。
by Rifle (2014-02-07 21:02) 

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