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KLRの修理(その2:修理完了と新たな課題) [バイク]

前回からの続き)

 10月10日AM、K社長から「直りました」との連絡が入る。今週は天気が良くないという予報だが、今日と明日だけは晴れになっている。色々考えた末「じゃぁ、明日引き取りに行きます。」

 翌11日、所用を済ませて9時半過ぎに自宅をワゴンRで出発。県道183・県道461(尾張パークウェイ)・県道49と進む。中途半端な時間帯だからか、交通量はそんなに多くない。小牧東ICから中央道に入ると、こちらはトラックと覆面パト(!)が多い。遅い車を抜かしつつ慎重に先へと進む。
 途中、トイレ休憩で小黒川PAに入ったら、既に紅葉が始まっていた。
小黒川PAは紅葉が始まっていた
標高が高いだけあって、かなり冷え込むらしい。空は鱗雲(巻積雲)だから、明日から雨だね。
見上げると鱗雲
昼過ぎ、無事ロッソコルサに到着する。

 サイドスタンドはかなり手の込んだ処置が施されていた。
加工されたKLRのサイドスタンド
途中で切断してボルトとナットを中に埋め込み、長さを調節できるようになっている。
サイドスタンドの長さは調整可能
加工前の長さは365mmとかなり長かったそうで、調節式にしたのは「このKLRはリアサスペンションの長さも変えられるから、スタンド長を固定するとリアサスを調整する度に車体の寝る角度が変わってしまうので、長さを調整できるようにしました。」流石、K社長!である。
 リアタイヤは中のチューブを調べたら過去にパッチを当てて修理した部分から空気が少しずつ漏れていたそうで、「チューブはかなり古そうだったんで交換しました。」
 突然の失火は「近所を随分走ってみたけれど、症状が全くでないんで現段階では分からない。恐らくどこかの接点が問題になっていると思うので、再発したらまた相談して下さい」とのこと。
 失火の原因が気にはなるけれど、とりあえずは普通に走行できる状態になった。13時半過ぎ、KLRに跨ってロッソコルサを出発する。

 昼を過ぎているので、まずはニシザワ双葉食彩館に寄って昼食を調達する。前回2個買ったけれど、一寸多い感じだったので今回は1個にした。
ニシザワ双葉食彩館で買った昼食用のパン
ちなみに、お値段は103円。お茶は自宅から持参したので買わなかった。序でに、家族用にお土産も購入。
ニシザワ双葉食彩館で買ったむぎころがし・高頭まんじゅう・りんごケーキ
むぎころがしと高頭まんじゅうはいつもの通りだが、今回はたまたま目についたりんごケーキも買う。どれも美味しかった。

 国道153を南下する。天気が良いので長袖シャツ一枚でも暑い位に感じる。何事も無く駒ケ根市街を通り抜け、順調に1時間ほど走った所で突然エンジンが力を無くして停止。「ゲッ、再発したぞ!」慌てて路肩に停めた。
突然のエンジン停止で路肩に停めた
停めた所はちょうど「太陽光パネルの森・中川発電所」(中川村片桐)だった。
 何度キックしてもエンジンが掛からない。「参ったなー、こりゃ」と思いながらも、念の為にスタンドキルスイッチを数回押してから数回キックしたらエンジンは何事も無かったかの如く始動した。やれやれ。

 再び走り出し...ゲッ!また止まっちゃったよ。(滝汗)走り出して500mほどでまた止まってしまった。そういえば、ここも上り坂だなぁ。エッソ・スタンドの店員が見守る中、路肩で何度もキックしてようやく復活。ホッ。
 しばらく何事も無く進んだ...と思ったら、高森町の高森消防署の手前800m程の所でまたエンジンストップ。「ゲゲゲッ、またかよー!」クラッチを切って惰性で進み、近くの駐車スペースに車体を滑り込ませて停めた。
高森町でまたエンジン停止
スタンドキルスイッチを何度も押し込んでからキックしてみるが、一向にかかる気配が無い。
 トリップメーターを見ると、給油してから既に200kmほど走っている。タンクは11Lだがリザーブが3Lあるので、メインタンク部は8L。そろそろガス欠になってもおかしくない距離だ。ガソリンコックを見ると、キャブレターに繋がる管にガソリンは流れ込んでいない。
 コックをリザーブに切り替えたらガソリンが管の中を流れだした。単なるガス欠だったのね。(笑)数キロ進んだ所にある出光のスタンドで給油、8.34Lで215.1kmだから25.7km/L。出力の小さい250㏄オフロード車にとって高速道は負荷が大きかったみたいで、燃費はかなり悪い。
 トリップメーターをリセットしてから走り出す。

 飯田市内に入ると交通量が激増、あちこちの信号で停められてしまい、人口の多い地域に入ったことを実感する。
 「もうすぐ飯田ICだなぁ」なんて思いながら、信号に従って名古熊西の交差点で停まったら、またまたまたエンジン停止。慌てて中央分離帯へ駆け込んでキックを繰り返す。幸い10回ほどキックして掛かったので、車線に戻って走り出す。
 飯田ICを通り過ぎて左折、標高が上がるに連れて一寸寒くなって来た。ジャケット類は持ってこなかったので、そのまま我慢して先へと進む。
 治部坂峠まで来ると長袖綿シャツ一枚だけではだいぶ寒く感じる。途中、日の当たる場所に設置されていた気温計は「26度」だったが、走っている時の感触では日陰では20度も無いという感じ。
# 常時日光が当たる場所に気温計を設置するのって...???
陽の傾きがだんだん強くなってきて、峠を越えてもやはり少し寒い。トイレに行きたくなったので道の駅信州平谷に寄る。
道の駅信州平谷は平日でもバイクが多い
画像には写っていないけれど、平日だというのにバイクの数が結構多かった。今バイク屋さんはバイクの売り上げが落ちてどこも苦しいらしいけれど、これだけ沢山のバイクが居るのを見ると「バイクが売れてないって本当???」と思ってしまう。

 再び走り出す。時折高齢者が運転するノロノロ車が居るので、タイミングを計って抜きながら走る。夕方で気温がだんだん下がって来て、かなり寒い。稲武町の交差点で国道257へと進むが、こちらは交通量が少なく淡々と走る。更に気温が下がって来て寒さが辛くなってきた。「そうだ、カッパを着こめば良いじゃん!」見えて来た道の駅上矢作ラ・フォーレ福寿の里に入ってカッパを羽織る。
道の駅 上矢作ラ・フォーレ福寿の里でカッパを羽織って寒さを凌ぐ
再び走り出すと、カッパは風を通さないので流石に寒くなく、快適だ。もっと早く気が付けば良かったなぁ。(笑)

 国道257・国道363・県道33・県道20・県道66・県道69と進むが、カーブ毎にグルービング加工(縦縞の線)されている所があり、TLR200だとかなり速度を落とさないと車体が揺すられて危険なのだが、KLRは全く問題無し。凸凹のオフロードタイヤは路面を拾い易いけれど、普通の路面と同じで変わらない。これは大いに助かる。(笑)
 土岐市街に入ると交通量が激増する。JR中央線をくぐって国道21に入ると、周囲はかなり暗くなってきた。それまでポジションライトだけだったのでヘッドライトを点ける。すると、何故かメーターパネルは真っ暗。「えええっ、どうなっちゃった?」
 一旦ポジションライトに戻してから再びヘッドライトを点けたら、今度は正常に点灯した。どうやら、ライト関係のスイッチは接点が劣化しているようだ。その後も時々メーターパネルが真っ暗になり、その度にヘッドライトスイッチをオンオフして元に戻した。
 信号て止まった時、メーターパネルをチラッと見たら、暗くてトリップメーターが読み取れない。中にあるウェッジ球が劣化して暗くなっているのかも知れない。致命傷ではないけれど、暗いと何かと不便だ。

 渋滞気味の可児市街を抜け、県道349から国道41に入ったらいきなり渋滞。「何でこんな所で???」と思いながらノロノロと少し進んでは停止というのを繰り返す。500mほど進んだ所で原因が分かった。商用バンとアメリカンバイクが事故を起こしてて一車線塞がっているのだ。ライダーらしき人は見当たらず、バンの運転手らしき人が警官から何か聞かれていた。
 事故現場を通り過ぎると流れは一気にスムーズになる。途中で県道461(尾張パークウェイ)へと進み、朝来た道をそのまま戻る。
 自宅近くのスタンドで給油。5.37Lで175.9km。燃費は32.7km/L。田舎道メインだったので燃費は良い。19時半少し前に無事自宅に到着。今回の走行で、新たな課題も見えて来たが、まずは無事に辿り着いて良かった良かった。(笑)

 エンジンの突然の停止は、恐らくはサイドスタンドのキルスイッチが原因だと思う。KL250Rサービスマニュアルを見ると、サイドスタンドキルスイッチ以外にクラッチ・スイッチとニュートラルスイッチがダイオードブロックに接続されていて、全てが「OFF(切)」になるとCDIユニットで失火させるようになっている。
 そうなると、クラッチ・スイッチが悪さをしている可能性もあるので、ダイオードブロックを撤去して配線を直結させ、全ての配線を強制的に「ON(入)」にする方が良さそうだ。

 ヘッドライトは一寸上に向き過ぎているようで、4回ほど対向車からパッシングを受けた。これは調整するだけなので大した事は無さそう。
 メーターパネルの下の方はかなり暗く、トリップメーターはうっすらと照らされているだけで殆ど読み取れない。接点の接触が悪いだけではなさそうなので、少なくとも球を交換する必要がありそうだ。どうせならLEDタイプにしよう。
 また、メーターパネルが突然暗くなるのは左グリップ内にあるスイッチの接点が劣化していると考えられるので、一度バラシてオーバーホールする必要がありそう。

 1985年(昭和60年)製造のバイクで既に32年も経過しているので、この程度の不具合が出ても全くおかしくない。ちなみに、スタンドキルスイッチの不具合は後継機種のKLXやDトラッカーでも同じらしくて、ネット上を漁ると多くのサイトがヒットする。
 メーカは机上の空論を振りかざす役人の指導の下に安全装置として取り付けなければならないのだろうが、部品点数が増えればそれだけ不具合の起きる可能性も増えるので、利用者としては嬉しくない。
 課題それぞれの解決策は難しくないので、これから徐々に作業して行こう。

(続く)
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コメント 2

たくや

スタンドかなり凝った作りですね~~~
エンジンの方も原因が特定出来たようなのでリペアすれば快適になりますよ。
by たくや (2017-10-24 08:42) 

Rifle

たくやさん
よくぞここまでって感じのスタンドになりました。
エンジンストップの方も近いうちに修理に着手する予定デス。
by Rifle (2017-10-24 21:00) 

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