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dbx mc-6のオーバーホール(その1) [音楽]

 昨年末に中古で購入してあったDBX社のコンプレッサーmc-6は、購入直後に色々触ったけれど、その後はほぼ放置状態となっていた。
dbx mc-6
発売当時リアルで見ていたけれど、当時はコンプレッサーの重要性を理解しておらず「へぇー、小さいの出したんだぁ」という程度の認識しか無かった。
# 当時は未熟だったな...あ!今も、か。(^^;)...(--;)
 ネット上の情報に依ると、ラックマウントタイプdbx160シリーズを小型化した物で、今でも160シリーズと同様に愛用者は多いらしい。
 この機種は1999年に製造終了しており、最終生産品ですら23年経過している事になる。全体的にうっすらとタバコ臭がする事もあり「オーバーホールすっか!」

 底面を見るとネジ穴が3か所ある。
ネジは3か所
シリアル番号のシールを見ると1998年8月製造らしい。
 ネジを外し、ツマミを外すと上側が外れる。
分解したところ
LED表示基板はコネクタ接続なので、簡単に外せる。
LED表示基板はコネクタ接続
埃などがボリュームに入り込むのを防ぐスポンジは、劣化してボロボロ。
スポンジが劣化している
これでは埃除けどころか埃製造機だ。(汗)スポンジを撤去したが、ボリューム表面はまだネトネトしている。
ボリューム表面がネトネト
スポンジ下には電解コンデンサが隠れていた。「ゲッ、ここの分は発注してないじゃん」と焦ったが、幸い手持ちの部品で間に合いそうなので一安心。
 ボリュームを外したら、どれもW100kΩだった。
ボリュームはW100kオーム
メーカ名「ALPHA」の刻印が側面に入っている。
ALPHAの刻印
分解したら、内部にスポンジの粉が入り込んでいた。やっぱりねー。(^^;)
ボリュームを分解したところ
センタークリック用のスチールボールとバネはとても小さいので、無くさないように!
小さなスチールボールとバネ
組み立てる時はボールを押し込みながら筐体にはめ込む。
ボールを飛ばさないように組み立てる
ツマミ側の接点は、タバコのヤニのような茶色い物が薄く付着している。
接点が茶色い
NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨くと綺麗になった。
接点を磨いた後
抵抗面もしっかり汚れている。
汚れている抵抗面
エレクトロニック・クリーナーとNevrDullで綺麗になった。
クリーニングした抵抗面
5本のボリュームを作業したら、基板上の電解コンデンサも交換、これでOK...と言いたいところなんだけど、またしても22μFが1つ足りない。
作業の終わった基板
BP(バイポーラ:無極性)なのを見落として発注してしまったようだ。(/_;)
 また、電源部にある4個の平滑コンデンサ220μFは、筐体ギリギリのサイズなので、オーディオ用汎用品だと大き過ぎて入らない。
# ウーム、何たる失策である事か...(--;)
無い物は仕方ないので、改めて発注しなきゃねぇ。トホホ...

 とりあえず出来る作業は終わったので、後は部品待ち...かな。(汗)

(続く)
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みうさぎ

おっは~
スポンジポロポロ
待てば海路の日和あり~

by みうさぎ (2022-04-23 07:50) 

Rifle

みうさぎさん
そうですねー、とりあえず部品到着待ちです...あ、発注しなきゃ。(笑)
by Rifle (2022-04-23 19:17) 

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