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木曽のお酒 [雑感]

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 先週の信州旅行で仕入れて来た日本酒を今日呑み比べて見た。
 何故「今日」なのかって?そりゃー簡単、妻から「呑むのは金土日の三日間だけ」と決められているからである。(爆)画像のお酒は全て同じ醸造所のお酒だ。だいぶ酔っ払っているものの、一つ一つについて言及すると次のようにある。

杣酒  : 妻や母からも熱烈な支持を受けている日本酒。甘酒から甘さを取り払ったものと考えれば理解し易い?
木曽路: 所謂「清酒」で、喉越し爽やかながらも、同じような各地の地酒と区別が付かないという気もする。
からくち: 名前ほどは辛口では無く、木曽路といい勝負。あえて説明するとすれば、木曽路よりもやや薄口かも知れない。
生原酒: 木曽路の原酒だが、味わいは遥かに濃厚で、妻や母の評判も最も良かった。杣酒同様、何度でも呑みたいと思わせる。
にごり酒: 杣酒とほぼ同様。但し、杣酒と呑み比べると僅かに薄味に感じられるのが惜しい。これも癖になる味わいだ。
純米酒: 妻や母からは「水っぽい」という評価を受けてしまったが、やはり他の酒と比べると味わいがやや薄く感じられる。

 最近は若い世代が日本酒を余り呑まなくなっているという。しかも、口当たりの良い酒を持ち上げる傾向が強いように感じる。これは日本酒にとっては決して良い傾向ではないと考えている。
 元来、日本酒はその地方特有の味を保ち、その味に馴染む住人がいて初めて成り立つものであった筈。
 それを、画一的な評価基準に当て嵌めて優劣を決するなんてぇのは以ての外で愚の骨頂であると思う。地方には地方の味があるのが本来の姿であり、それは多様性維持のための重要な日本の資産でもあると想うからだ。マニュアルで育った世代には抵抗があるのだろうが、それが「日本の本来の姿」なのである。最終的な決断をするのは「自分の舌」なのだ。
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