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パラメトリックイコライザー完成 [音楽]

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 先日動作テストで組んだパラメトリックイコライザーをユニバーサル基板上に組み立てていたが、今日になってやっと完成した。但し、2連ヴォリウムは未だ入手していないので、単体のものを2つ使って誤魔化している。(苦笑)
 プリント基板を作ればもっと簡単だけど、エッチングに使う液の廃棄が非常に面倒な為、手持ちのユニバーサル基板の切れ端を使ったので配線がやたらと面倒だった。しかも中古の部品はリード線が切り落とされて短く、部品間もメッキ線で配線するので、長時間作業していると頭が混乱してきて「あれぇ?この配線って何処に行ってるんだっけ?」と改めて基板の裏表を見比べながらトレースしたりすることも多く、必要以上に時間がかかってしまった。

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 9V電池と比べると回路の大きさが判ると思うが、基板上は部品がビッシリだ。もっとゆったり作れば良かったんだけど、貧乏性なんでねー...。(笑)
 オペアンプは滅多に壊れるもんぢゃないけど、念のためにICソケットを使った。今基板上に載っているのはTL074とTL072だが、LM324や4558と入れ替えて音の違いを楽しむということもできそうだ。ピンコンパチのオペアンプであれば、入力がBipolar(バイポーラ)でもFETでも、定数を変えずともそのまま使える筈。

Parametric-Equalizer circuit diagram for eteltric-guitars

 この回路はロッキンf別冊に掲載されているものと同じだが、初段のオペアンプは単純なVoltage follower(ヴォルテージフォロア)にしたので、回路は更に単純になっている。
 別冊では周波数を決めるコンデンサにスチロールコンデンサを指定しているが、既に生産終了で入手が難しい。そこで、デジタルマルチメータで容量を測って値の揃ったセラミックコンデンサを使った。
 スチロールコンデンサはフィルムコンデンサ同様、誘電体を挟んだフィルムを巻いたような構造になっているので周波数が高くなってくると寄生インダクタンスを無視できないからセラミックの方が良い筈...なんて言ったところで、この回路の実用域はせいぜい15kHz程度までだろうから、あんまし気にする必要は無いだろうなー。(笑)
 これでしっかりしたケースに入れりゃ出来上がりになるんだけど、ケースの費用が勿体無いので、当面はこのままの状態で遊ぶ予定だ。
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コメント 2

p.igmon

中段のフィルタの出力がつながっていないと効果はなさそう。
IC2の5ピンと8ピンをつなぐのが正しいかも
PARAMETRIC EQUALIZERと検索すると正しそうな回路図が出ます。
by p.igmon (2013-09-13 22:32) 

Rifle

p.igmon さん

なるほど!
実は、組んでみたものの、効果が薄い感じで「何故だろう?」と...そういうことだったんですね。勉強になりました。有難う御座います。
by Rifle (2013-09-13 23:17) 

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