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瑞牆山撮影会 [カメラ]

 5/13から一泊二日で開催された「わの会(主宰:三輪薫プロ)」の撮影会に参加してきた。開催場所が関東圏だったためか、中部地方から参加したのは拙者だけだった。

 5/13は「何となく忘れ物があるような無いような(?_?)...」と感じつつも朝7時50分に出発、一宮木曽川ICから一宮JCT方向へ走り出した途端「ゲッ、デジカメ忘れた!」と気が付き、慌てて尾西ICで降りて直ぐ尾西ICからまた東海北陸道に入って一宮木曽川ICに戻り、慌てて自宅へ。
 デジカメ(CanonのG12)はメモ代わりで無くても一応問題は無いし、携帯電話にもカメラは付いているけれど、携帯のは使ったことが無いのでどの程度使えるのか分からない。使い慣れたものが無いとなると少々不便なのでわざわざ取りに戻ったのだ。それにしても、高速道路に入ってから突然思い出すなんて、ねぇ。(笑)

 普通に100km/h前後で走れば集合場所にかなり余裕を持って到着する筈だったのに、一旦引き返したお陰で30分以上をロスしてしまった為、かなり飛ばして辻褄合わせをする羽目になった。省エネ走行する積りだったんだけどなー。(笑)平日で交通量が少ないとはいえ、何処に覆面パトが潜伏しているか判らないので、怪しい車は必ず100km/h前後でゆっくり抜いて覆面でないことを確認してから一気に加速するというのを繰り返す。途中で覆面の餌食になっているのを2回見かけたが、どちらも覆面はトヨタのクラウン(白と黒)だった。そういえば、ヨタ車以外の覆面って見たこと無いなぁ。
 途中PAでトイレへ行った以外は一切何処へも寄らず、長坂ICを降りたら10時半過ぎだった。ここから15分程度で集合場所に着ける筈なので「これで間に合うぞ」と一安心。

 民家がまばらに広がる「如何にも片田舎の県道」という雰囲気の県道32から国道141に入り、集合場所の「道の駅南きよさと」へは10時50分に到着。集合時間は11時だったから何とか間にあった。そのまま直ぐ出発となり、まずはJR清里駅へと向かう。吐竜の滝(川俣川東沢)へ向かうのに、参加者を東京から運んできたバスでは道幅が足りず入れないので、清里駅でタクシーに乗り換える。テスタロッサも路面の起伏でフロントや腹を擦ってしまいかねないので、別の参加者の車に乗せて貰った。
 少し細いウネクネ道を進むと車が十数台止められそうな駐車場があり、そこで全員降りて徒歩で滝へと向かう。滝があることは以前から地図を見て知ってはいたが、実際に見るのは今回が初めてだ。
吐竜の滝
ここで1時間半ほど撮影する。雲が多く流れていて照ったり曇ったりの繰り返し、シャッターを切るタイミングを考えながら撮影する。

 撮影後は清里駅へ戻ってトイレ休憩。かつて使われていたC56が展示されていた。
清里駅C56
休憩の間に駅周辺を見回すと、シャッターの下りた店ばかりが目に付く。営業しているのはアジア系の服や雑貨を売る店だけだ。
IMG_1375.JPG
IMG_1376.JPG
20年ほど前にバイクで来た時は平日にも拘らず凄い人出、しかも圧倒的に若い女の子ばかりだったが、今は駅前を歩く人影すら全く無いという有様だ。本当に寂れたねぇ。

 テスタロッサに乗り込み、バスの後ろについて走る。次の目的地は紅葉橋景観保存地区だ。
 国道141を南下し、増富ラジウムラインという別名があるらしい県道601を北上して紅葉橋の手前にある駐車場へ車を止める。ここから徒歩で遊歩道を進むが、この歩道はラジウムラインの旧道なのだそう。
IMG_1377.JPG
ここでも1時間以上撮影し、その後はひとまず宿へと向かう。今日の宿は増富ラジウム温泉・金泉閣という宿だ。
増富ラジウム温泉・金泉閣
宿から先の道はテスタロッサでは走行が難しい箇所があるので、宿に車を置いてバスに乗せて貰う。

 バスで揺られること30分ほど、今日最後の撮影地はみずがき山自然公園だ。
みずがき山自然公園
いかにも造山運動で形成された山という感じで一見「ほほーっ」とは思うものの、尖った峰が連なる妙義山ほどのインパクトは感じれらなかった。
 ここで30分ほど撮影し、周囲が暗くなり始めたら宿へと向かう。

 宿に戻ってまず温泉に浸かる。何もわざわざ今の時期にラジウム温泉に入って被爆しなくても、という気もしないではないが(笑)、ラジウム温泉は初めてなので興味津々だ。
 汗を洗い流して早速浸かってみると、源泉を引っ張ってきている湯船は体温よりもかなり低い31度前後で、浸かった瞬間は「うわっ、冷たい!」でも、少し浸かっていると、体の表面は冷たいのに、何故か体の芯が少しずつ暖かくなってくる。これを表現するのは難しいが、強いて言えば「気温の低い冬に体を動かして汗ばんだ状態で冷たい外気に触れて、皮膚は冷たいのに体の中心は暖かい」という感じ...かな?
 温泉そのものは結構楽しめたが、旅館は機器の保守をしていないようで、シャワーを使うと、一人だけで使う分には問題無いが複数のシャワーを使うと途端に冷水に変わったり極端な熱湯で火傷しそうになったりで、一生懸命やってくれた宿の人達には申し訳ないが、正直言って良い印象は持てなかった。
 因みに、以前は「増富ラジウム鉱泉」という名称だったが、その後「温泉」の基準が緩和された為に「温泉」と呼ばれるようになったそう。日本の温泉法では25度以上であれば温泉という名称を使えるが、「温」という字から受ける印象からすれば、法律上の数値が異様に低いように感じられるのは決して拙者だけではないと思う。だって、体温より低い温度なのに「温泉」って言われても、ピンと来ないんだよなー。
 また、ラジウムは半減期がとても短いので、「ラジウム温泉」というのが本当に成り立つのかどうか疑問を感じない訳ではない。それに、ベクレル値なら3桁から4桁のオーダーになるらしいが、それでホルミシス効果が本当にあるのかどうかも判断が付かない。この辺の感じ方は人夫々だろうネ。

 慌しく風呂を済ませ、19時過ぎから夕食兼宴会へ突入する。
増富金泉閣の夕食
会費はバスなどの交通費を含んでいるので宿へ幾ら支払われているのかは判らないが、夕食の量は「まぁ、こんだけあれば一応お腹は一杯になるけれどぉ、もう一寸...そのぅ、...ねぇ」という感じ。タラの芽の天婦羅とかはまぁまぁ面白いんだけど、もう少し捻りというか何かあると嬉しかったかなぁ。
 夕食の後はいつものように三輪プロによるセミナーである。今日撮影したデジカメ画像を見ながら熱の篭った撮影指導が行われた。プロと同じ場所を撮影しているのに、撮影者が違うとこんなに違うのかと愕然とすることもしばしば。(笑)いやぁ、まだまだ修行が足りませんなー。(爆)
# 毎回、セミナー後は同じ感想なんだけど、それって、進歩していないってこと?(核爆)
 セミナーは予定通り21時半に終了、明日は早朝撮影で出発が4時なので、部屋に戻って直ぐに寝た...が、宿の隣を流れる川の音がかなり大きくて、一度目が覚めてしまうとなかなか寝付けないという有様。結局殆ど眠れずに翌日の出発時間を迎える羽目になった。

 5/14は眠れなかったこともあって3時半前に起き、撮影の準備をする。平地だと昼間は長袖シャツでも暑いが、標高がそれなりにあるし早朝なので、用心して薄手フリースの上に薄いジャケットを羽織り、更にモンベルのストームクルーザーパンツを履く。
 バスで昨日最後に撮影したみずがき山自然公園に向かうが、出発の時点で既に明るくなり始めていて、自然公園に付く頃にはすっかり明るくなっていた。ヘッドランプを持参したけど、こんなに明るいのなら必要無かったなぁ。
IMG_1412.JPG
気温が低く、風がやや強めなので、直ぐに手が冷たくなってくる。「しまった、手袋を持ってくるんだった!」と後悔するも、既に後の祭り。撮影時以外はなるべく手を保温するように心掛ける。意外だったのがストームクルーザーパンツで、ナイロン系のとても薄い生地なのに、驚くほど暖かく感じられる。耐久性を考えて、もう一寸厚手の生地ならバイク用としても使えそう。

 6時半近くまで撮影して宿へ戻り、朝食にありつく。
増富金泉閣の朝食
何やら卵に能書きが付いていますねぇ。
ラジウム玉子
はーぁ、そうですかぁ。でも、ラジウムって半減期が短いと思うんですけど???(笑)

 朝食後は全員バスに乗り込み、増富ラジウムラインを進んで良さそうな所で止まっては撮影する。
IMG_1422.JPG
駐車スペースが限られるので撮影場所も自動的に制限されてしまうのが惜しい。
IMG_1429.JPG
IMG_1433.JPG
フィルムの現像が出来上がるのはまだ先なんだけど、このデジカメ画像で現地の雰囲気は分かって頂けると思う。

 撮影後はみずがき山荘で昼食。拙者はピリ辛カレーを注文した。
みずがき山荘のカレー
お値段が1100円で「カレーに千円以上?」と一寸驚いたけれど、高地での営業や地理的な状況による集客を鑑みた上で味わうと、まぁ妥当な線でしょう。
 昼食後に集合写真を撮影してバスで宿に戻る。14時過ぎにに宿の駐車場で解散となり、自家用車参加者は自分の車に乗り換えて夫々帰宅の途に付く。初めは長坂ICへ行く積りだったが、同じ道を通るのはつまらないような気がしたので須玉ICへと進めた。まぁ、長坂ICへ向かう道へ入り損ねたという噂もあるんですけどね。(笑)

 須玉ICからは100km/h前後で淡々と進む。覆面パトの餌食にならない為という訳では無く、既にガソリン残量がかなり減っているので燃費を稼ぐ走りに徹しただけの話だったりする。(笑)テスタロッサは3千rpmを超えると燃費が悪化するので、タコメータを睨みながら走る。この速度ならオービスも気にならない。
 それでも多治見IC手前で給油警告灯が点灯してしまったので、内津峠PAで給油する。帰宅してから改めてマニュアルを見たら「残量15リットルで点灯」とあるので、自宅まで戻ってから給油しても大丈夫だったみたい。
 PAを出てからは、いつものように小牧JCTと一宮JCTを経由して一宮木曽川ICで降り、自宅へは17時20分に無事到着した。

 今回の撮影もハッセル503CWのセットを使ったが、1日目の夕方にフィルムマガジンに不具合が起きてしまい、思うように撮影が進まなかった。
 具体的には、12コマ撮り切って巻き上げようとすると異様に巻上げが重くて手が痛くなるのだ。原因は不明だが、フィルムマガジン内のフィルムを抑える金具が紙を筒状に丸めたかのような状態になってしまい、それがフィルム巻取りの邪魔をしていた。
 10円玉2枚で金具を力任せに広げて何とか撮影に支障が出ないようにはしたものの、完全に修理した訳ではないのでフィルムを巻き上げる度に気になった。幸いその後は不具合が出ることも無く撮影できたけれど、マガジンは修理するか買い直すかしないと駄目だなぁ...(--;)
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