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次はテスタがストライキ!? [電子回路]

 使えなくなった電気製品から取り外した電子部品の整理をしていて「そういえば、トランジスタって結構な数になるけど、本当に使い物になるのかなぁ?」と気になったので、テスタで確かめてみた。

 一般的なバイポーラ・トランジスタにはPNP型とNPN型があるが、PN接合の部分はダイオードと同じなので、順電圧をかけたら導通し、逆電圧をかけたら導通しない(理論上は抵抗が無限大)。だから、例えばNPN型はベースにテスタのプラスを、エミッタやコレクタにマイナスを接続(アナログ式テスタは極性が逆になる)すれば道通し、プラス・マイナスを逆転させると導通しない筈。そうでなければ、そのトランジスタは内部でダーリントン接続されているか、或いは壊れているか、のどちらかだ。

 まず、一番数の多い2SC(NPN型高周波用トランジスタ)のトランジスタを片っ端からテスタを当ててチェックする。
IMG_2163.JPG
金属トレー(実は柿の種が入っていた箱の蓋)に載っているものは正常、机の上にあるものは導通が全く無いか、或いは双方向に導通があるもの。双方向にあるものはデータシートを調べてダーリントン接続でない事を確かめた。結構な数がダメになっていた。ちなみに、どれも型番が100番台と、とても古いものばかりで、大半は導通が全く無い状態である。

 部品を整理していたのは当然目的があってのことで、定電流回路を組むのに必要な部品が手持ちで賄えるかどうかを調べていたのである。
 現物合わせで回路を組む場合は、トランジスタの増幅率を予め調べておけば回路設計もやり易い。序にhFE(直流増幅率)も調べようと、テスタ2台を用意し、抵抗数本とボリウム(可変抵抗器)で簡単な測定回路を組んで「さぁこれで...アレレ?何で電流が0mAなの??」

 抵抗はカラーコードと実測値は同じだし、ボリウムも動作OKだし、電源も正常...「まさか、テスタが!?」
 調べてみたら、小電流用の端子に繋がるヒューズが飛んでいた。
IMG_2165.JPG
飛んだヒューズは1KV0.5Aという特殊なもの。地方では入手が難しいので、テスタの製造元である三和計測器に連絡したら「部品代金を封筒で送って頂ければ郵便で発送します」とのことだったので、早速封書で切手を送った。来週中には新しいヒューズが届くので、それまでは作業はしばし中断、だなぁ。
 しかし、いつヒューズが切れたんだろう?今までmAレベルの計測は殆どしたことが無いので切れるような事は無い筈なんだけど??
 まぁ、切れてしまったものは仕方が無いか。

 定電流回路を作ろうと考えたのには勿論理由があっての事である。その理由についても、こちらで紹介する取り上げる予定である。
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くーぺ

「ロッサ」の方じゃなかったのですね??・・・安心しました(^^)
by くーぺ (2011-10-04 23:58) 

Rifle

くーぺさん

そう、「マルチテスタ」の方です。
まだ車の運転が出来ずテスタロッサは放置プレイ中ですが、バッテリーはちゃんと補充電していますので、月末には乗られるようになると良いなーなんて考えています。
by Rifle (2011-10-05 16:50) 

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