初秋の信州へ：ナンチャッテ技術者の凸凹日記：SSブログ

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初秋の信州へ　[雑感] [編集]

　この前の金曜日、夏に受け取りを約束した品物の引き取りに霧ヶ峰のヒュッテ・カルペデイムまで車で往復した。

　朝8時10分前に自宅を出発、昼間なら30分で行けるのに通勤ラッシュで45分ほどかかって小牧ICに辿り着く。ここから東名道と中央道を使って一気に土岐ICまで走る。あえて土岐ICまでとしたのは、このICは国道19の直ぐ近くにあり、通勤割引で料金が5百円とキリの良い金額だったこと、9時近くになれば国道19も中津川市まであまり混まないことを考えての選択である。
　中津川市街を通り抜けて最初の道の駅賤母でトイレ休憩する。

平日の10時少し前だからか、停まっている車の数は非常に少なく、駐車場はガラガラ。ちなみに、休憩したのは、ここと道の駅日義木曽駒高原の２回だ。
　5分ほどで国道19の北上を再開、淡々と車を走らせるが、金曜だからか妙にトラックが多い。前を走るトラックが登坂車線に入る度に追い抜いても、少し進むと再びトラックが前方に現れるという具合。国道19は上り下りが多く、上りに差し掛かる度にトラックは速度が落ちるので、時間が掛かる割には距離を稼げず、塩尻市に入ったのは12時近くだった。
　国道20沿いのコンビニで早めの軽い昼食を済ませ、元町の交差点から県道40で一気に霧ヶ峰へと向かう。この辺りは標高が1500m以上と高く、木々の葉が色づき始めている。

ビーナスラインの霧の駅に着いたら12時半をだいぶ過ぎていた。ここからカルペデイムはほんの数分だ。

　カルペデイムではコーヒーとお菓子をご馳走になりながら1時間ほどおしゃべり。気持ちの良い天気で窓から見える池のくるみをボーっと眺めていると、本当に天国のよう。「このまま泊まりたいなー」なんて...「いかんいかん、今日は日帰りで荷物を引き取りに来たんだから」と荷物を車に積み込み、オーナー夫妻に見送られながら、後ろ髪を引かれる思いでカルペデイムを後にした。
　来た道をそのまま戻るが、景色が良いので途中で車を停め、「念の為に」と持って来たコンタックスT2にポジフィルムを詰めて少し撮影する。

ここへは20年以上通っているけれど、池のくるみが秋に赤くなるとは知らなかった。

ススキが日に照らされて綺麗だ。

もう秋の空になっていて、夏の頃よりも高い感じがする。

　元町の交差点から国道20に入ると、まだ15時なのに交通量が多い。岡谷ICを通り過ぎるまではやや渋滞気味、ICを過ぎて少し進むと段々と車の数が減って走り易くなる。国道19と国道20が接続する高出の交差点で見慣れないものが視界に飛び込んできた。

葡萄畑への肥料だろうか？
　塩尻市街を抜けると信号が殆ど無く、午前と同様トラックの後ろについて淡々と進む。16時過ぎ、道の駅木曽ならかわが見えて来たので、そのまま入って車を止める。勿論、カフェ・ユーライフに寄る為である。

本当はゆっくりお茶したいところだが、夕方になると道が混むので、ここで家族分のムンッキを買ってから直ぐに走り出す。

　淡々と車を走らせるが、この道の景色が好きだからか、不思議と飽きることはない。この道は他に逃げ道が無いせいか警官が頻繁に張り込んでいることが多く、下手な運転は出来ないのでのんびりと進むことにしている。
　ノンストップでそのまま走り、17時半過ぎに中津川市街に差し掛かる。いつもなら中津川ICから高速道を使うけれど、今回は急ぐ必要は無いし、通行料の節約も兼ねて、そのまま国道19を走り続ける。
　国道363との交差点辺りから交通量がグッと増え、頻繁に赤信号で停められるようになる。ここからは、市街地に入る度に道が混み、町の中心部を過ぎると少し流れが良くなった...と思ったら、また市街地で道が混む、というのを繰り返すようになり、結局岐阜県を出るまでずーっとこの状態が続く。

　愛知県に入って国道19に別れを告げ、県道178で小牧市街方向へと進む。時間は既に19時を少し過ぎているが、交通量は意外なほど多い。そのまま小牧市と江南市を通り抜け、19時45分に無事自宅に到着。早速品物を降ろす。

この画像だけだと何が何だか分からないかも知れないが、実はこの夏にカルペデイムに泊まった際、TVゲームの話で子供が「プレイステーション３でGT5（自動車を運転するゲーム）をやってる」と話したらオーナーのクマさんが「プレイステーション２の頃に買ったハンドルセットとシート、それを固定する台も自分で作ったけれど、使ってないから誰か引き取ってくれると嬉しいな」と仰って息子がすかさず「欲しい！です」と即答、譲っていただくことになった。でも、その時はフル乗車で荷物が積めず、後日引取ることになっていたのだ。

　今回国道メインで走ってみて、改めて「自宅からカルペデイムまで、だいたい5時間」ということが判った。但し、朝の通勤は一斉に車で動き出すこともあってか混雑の度合いが激しいので、朝の通勤時間帯だけは市街地を高速道で迂回する方が良さそうだ。
　普段使いのA170は、自宅周辺を走るだけだと燃費が10km/L前後まで落ちていて「新車の頃は12km/L弱だったのに、随分と落ちたな」と思っていたが、国道19を淡々と50km/hから60km/hで走っていると15km/Lほど走るので、A170のエンジンには大して問題は無さそうだ。

　子供は小遣いを貯めて買う積りだったハンドルセットもシートも支えの台も一度に手に入って大喜び、妻や母もムンッキにニコニコ。拙者も初秋の信州を見るのは久し振りで、日帰りだったけれど一寸撮影旅行に行ったような気分でニコニコだった。