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瑞牆山・竜門峡で撮影会(その3:作品添削講評教室) [カメラ]

 撮影会ではその場その場で三輪先生から指導して戴くが、更に一歩進めて、同じ場所を撮影した参加者が集まり、各自の作品を先生から指導して戴く教室が相模原市内で12/2に開かれたので、日帰りで参加した。
 当日は交通費節約の為にバイクで行く積りだったが、前日の夕方にネット上の天気予報を見たら午後から雨または霙だったので、A170で出かける事にした。

 2日は朝7時半に自宅を出てA170に給油してから一宮木曽川ICに入る。一宮JCTと小牧JCTを通り抜けて中央道に入って淡々と走っていると、電光表示板に「勝沼-大月JCT 事故渋滞」と出ている。「あれ?何で渋滞の距離が出ないの?」
 ところが、次の電光表示板では「勝沼-大月JCT 事故通行止」に変わっていた。「ありゃー、大きな事故でもあったのかなー...となると、国道20は車で溢れちゃうよなぁ」と思いながら進むと、恵那山トンネルに入る前の電光表示板は「勝沼-大月JCT 災害通行止」になっているではないか。「おいおい、災害ってなんだよ?[がく~(落胆した顔)]山の斜面でも崩れたか?」

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 その後の電光表示板は全て内容が同じだし、どういう災害かも分らないので、10時過ぎに諏訪湖SAで休憩した序に、ハイウェイコンシェルジュに尋ねてみた。すると「勝沼と大月の間にあるトンネルで崩落事故がありまして、上りは一宮御坂から大月JCT、下りは勝沼から大月JCTが通行止めになっております。」知らないうちに勝沼より一つ手前の一宮御坂ICから通行止となっていた。
 「こりゃー行きも帰りも渋滞しそうだな。じゃぁ先に給油しておこう。」SA内のスタンドで給油し満タンにしてから走り出す。

 11時前に一宮御坂ICから国道20へと出る。「ありゃ、普通に流れてるじゃん」と思いながら東進すると、勝沼IC入口まであと300m弱という所で停まってしまう。「ゲッ、ここから渋滞してる?[がく~(落胆した顔)]」ほぼ1分毎に数m進むというのを数回繰り返しているので「こりゃ、前方の信号が元で刻んでるな」と直感する。前方を見下ろす所まで来ると、遥か彼方まで車がビッチリ並んでいるのが見える。「うわぁ、こりゃー動かんわ[ふらふら]」。停まっている間に地図を眺め、「県道34と県道38を使って先回りしよう。」
 県道38から国道20に入るとスムーズに流れ...たのは1分弱だけで、直ぐにまた1分間隔で刻むように進む。「こりゃJR甲斐大和の駅を超えるまで駄目かもなー」と思ったら、全くその通りで駅を超えたら40km/h前後で流れ出した。「やれやれ、ようやく渋滞から抜け出たな」と思っていたら、トンネルを出て少し進んだ所でまた停まってしまう。「ありゃぁ、また渋滞してるなぁ。大月ICまで他に逃げ道が無いから仕方ないなぁ。」そのまま渋滞に付き合っていると、どんどんと時間が過ぎて行く。「うーん、こりゃ開始時間に間に合わないかも?[がく~(落胆した顔)]」ちなみに、添削教室は13時開始だから、あと1時間一寸しかない。

 通常なら、一宮御坂ICから大月ICまで20分程度なのに、通行止めと渋滞のお陰で大月ICへ入ったのは12時をだいぶ回った頃だった。幸い、そこから先は実にスムーズに進み、高尾山ICを12時半過ぎに出て県道47(通称:町田街道)を橋本駅方向へと進む。首都圏だけあって家の数も交通量も多い。JR相原駅近くで踏切に引っかかった。
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昼間の時間帯なのに電車にかなり多くの乗客が居る。やっぱ人口が多いんだなぁ。
 橋本駅北口第1自動車駐車場には12時57分に到着、添削教室は隣に建つ緑区役所の6階セミナールームだから何とか間に合った。[わーい(嬉しい顔)]ちなみに、この第1駐車場は幅1.9mまでという制限があるので、テスタロッサは駐車できない。[ふらふら]

 添削教室は、まず参加者が持ち寄った作品を一人13分程度を目安に添削指導があり、全員の分が終了したら撮影会全般をまとめて三輪先生の作品を見ながら説明を受け、最後に質疑応答がある。
 三輪先生は以前から「マンツーマンでアドバイスと通信添削でのアドバイスでは 結構大きな違いがある」と仰っていたけれど、これほど違うとは思いも寄らなかった。例え遠くても、参加する価値は十分過ぎるほどあると思う。
 通信添削で指導を受ける場合と、撮影したフィルムを見ながら指導を受ける場合とでは、どちらも文字に置き換えれば同じ内容で殆ど差が無い。しかし、フィルムを見ながら実際に説明を受けるのは、自分で文字を読みながら考えるのとでは大違い、実際に見ながら指導を受ける方が圧倒的に解り易い。
 それに、同じ場所で撮影した他の方々の作品とそれに対する説明も一緒に聴く事が出来る。「おぉ、こういう構図もあるのか!」「かなりオーバーな露出なのに良い作品になるねぇ」「えーっ、あの場所が立派な作品になっちゃうのぉ!?」等々、自分だけでは恐らく気が付かないような点も数多く自分の目で直接確かめられる。
 写真に対する理解を深める為の解り易い材料を大量に得ることが出来、更に、自分には無い視点をも知る事ができる。正直言って「しまったなー、もっと早くから参加していれば良かったなぁ」と素直に感じた。

 17時で添削教室は終了、その後は懇親会に突入となっている。しかし、今回は日帰りの予定で来ているので宿も押さえていないし、夕方からの雨が雪になって翌日凍結でもしたら帰るのが大変だ。だから、後ろ髪を引かれながらも会場を後にする。
 17時15分頃に駐車場を出て、来た道を戻る。雨がだいぶ降ったようで、路面のあちこちに水溜りが出来ていた。30分ほど走って高尾山ICから中央道に入るが、崩落事故の影響なのか交通量は少ない。しかも、かなり強い雨が降っている。事故の通行止めが現時点でどうなっているのかが解からないので、談合坂SAに入ってコンシェルジュに訊いてみた。
 すると「大規模な崩落で、復旧の目処は未だ立っておりません。通行止めは大月JCTと勝沼ICの区間ですが、手前の大月ICは降りる車で1.7kmの渋滞になっていまして、国道20も渋滞となっています。河口湖方面は問題なく通行できます」という返事だった。「うーん、ICも渋滞かぁ。まぁ、仕方ないわなぁ。」とりあえず、遅くなって23時頃になりそうだという連絡を自宅に入れる。
 SAの建物はクリスマスの飾りつけで華やかだが、利用者が少ないので一寸寂しい感じがする。
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 SAを出て大月IC近くまで来ると「大月IC 2km」という表示板の手前から既に並んでいる。「えーっ、1.7kmじゃなかったんんかい[がく~(落胆した顔)]...そっか、帰宅する時間だから渋滞が伸びてるんだなー。」そのまま渋滞の最後尾に付くが、5分で進んだのは60mほど。「このままだとICを出るのに1時間以上かかりそうだなぁ[もうやだ~(悲しい顔)]。」地図を見ると、都留ICから県道705・県道712を使うとJR初狩駅に出られるが、この辺でも恐らく国道20は渋滞しているだろう。もっと先の河口湖ICを降りて国道137を使えば一宮御坂ICへ出られる。「よし、河口湖経由で帰ろう。」
 並んでいる列を抜けて河口湖方面へと進むと、降っているのにガラスを叩く雨粒の音がしない。メータに出る気温表示はマイナス0.5度だ。「うわっ、これって雪か。[がく~(落胆した顔)]路面凍結しなけりゃ良いけどなー」と思いながら、やや速度を落としてひた走る。

 河口湖ICを降りると辺りは雪で真っ白。幸い路面は凍結していないが、既に19時なので更に気温は下がるだろうし、ノーマルタイヤのA170ではいつスリップしてもおかしくないので、慎重に進む。国道137に入る頃には雪の降り方が激しくなり、路面まで白い部分が出来ているではないか。[がく~(落胆した顔)]「こりゃー下手すると通行止めになっちゃわないかなぁ」と不安になるが、栃木ナンバーの対向車が時々走ってくるので「多分大丈夫だろう。駄目だったら戻れば良いや」とそのまま進む事にする。
 河口湖周辺は煌びやかなクリスマス電飾のホテルが並んで綺麗だが、そんな景色を愛でる余裕はなく、慎重に慎重に走ってトンネルに到達する。「ここまで来れば、恐らく後は下りばかりの筈だから、何とか辿り着けそうだ」と思いながら進む。トンネルを出て笛吹市側に出ると、気温は4度あって雪ではなく雨が降っている。「おぉ!助かった、雪じゃないぞ。[わーい(嬉しい顔)]」渋滞することなく、そのまま順調に走って一宮御坂ICには19時45分前に着く。

 ICから中央道に入ると、交通量は極端に少ない。電光表示板には「低速車走行中」という表示が出ている。「低速車って何かやってるのかな?」と思いながら走っていたら、全貌に黄色く塗られた大型車両が見えてくる。近づくと、凍結防止剤(塩カル)を撒いていた。「なるほど、それで走行中だったのね」と納得する。中央道では計4台の低速車が凍結防止剤を撒いていた。
 「そういえば、中央道は小淵沢ICから諏訪南ICの間に標高1000mを超えている区間があったんでは?」案の定、小淵沢ICのかなり手前から雨が雪に変わり、電光表示板は「凍結注意」の表示ばかりになる。メータ内の気温計は0度だ。「凍結防止剤を撒いてあるだろうから、零度なら凍ることは無いだろう」とは思ったが、更に慎重に走る。
 諏訪湖SA辺りから雨に変わり、飯田IC手前から雨は止む。そのままノンストップで走り、22時半少し前に小牧ICで降りる。そのまま走り続けて自宅近くのスタンドで給油し、自宅には22時45分頃に到着した。

 中央道の笹子トンネル崩落事故が無ければ往復で725kmほどだが、今回は事故箇所を迂回したので750km強の距離となった。今まで感覚として何となく「遠いなぁ」と思っていたが、実際に走ってみると「遠いというほどの距離でもないなー」。添削教室で得られるものの大きさを考えると、毎回通うのは苦にならない。これからは極力参加する積りである...あっ、A170は塩カルを一杯浴びている筈だから洗車しなきゃネ。
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たくや

大変な時に行かれたんですね~
ご無事で戻れてよかったです。
by たくや (2012-12-07 12:03) 

Rifle

たくや さん

もう少し早く出発していたら、本当に危なかったです。生きてて良かった。(汗)
by Rifle (2012-12-07 16:53) 

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