テールランプの取り付け(その5:とりあえず本体完成編) [自転車]
前回までで必要な部品は全て揃ったので、いよいよ本体の作成に取り掛かる。いつもなら作っている時間は楽しいんだけど、今回は軽い気持ちで入れたデカい蓄電用コンデンサをどうやって収めるのかで頭が痛い。最終的な回路は次の通り。
直流でも交流でも使えるようにダイオードブリッジ(点線で囲んだ部分)を入れた。普通はシリコンダイオードを使うけれど、流れる電流は恐らくは数mAだろうから、少しでも電圧降下を少なくする為にゲルマニウムダイオードとした。また、ある程度走ってから止まっても少しの間は点滅するように4700μFのコンデンサを入れた。とても単純な回路で、トランジスタはPNPとNPNを間違えない限りどんな品番でも動く筈(ダーリントンやダイオード入りなどの特殊な物を除く)だが、ON抵抗(FETでは良く話題に上るね)の低いトランジスタの方が明るく点滅する。
まずは基板作成から始める。とはいっても、回路図は確定しているので、部品を並べてハンダ付けするだけ。
全体の高さを抑える為、手前のダイオードとコンデンサ(黒い円筒状のもの)は寝かせて基板に密着させてからハンダ付けした。
次に、いよいよテールランプ本体の加工に取り掛かる。本体についている物を全て外す。
そして、邪魔になる部分を削って行くのだが、全体の強度が落ちてしまうと使い物にならないので、時々部品を当てて具合を見ながら慎重に削る。
一番大きな電解コンデンサは、初めのうちは縦に収める積りだったが、そうすると基板の入れる場所が足りず、途中から横の位置に変更した為、変な削り具合になってしまったが、見える部分じゃないから問題無い。
LEDを5個点けるだけの電力は無さそうなので、1個だけにして残り4個は全て取り外した。LEDを支える基板がコンデンサに当って収まらないので、半分に切断する。
基板をどうやって入れるかで大いに悩み、あっちこっち散々こねくり回しながら配線する。
基板を収める位置と配線に梃子摺り、2時間ほどかけて何とか配線し終えた。
基板上のコンデンサが「あと少しなのになぁ」という微妙に大きいサイズで、あっちこっちを少しずつ削りながら何とか収めた。
これで本体は完成である。
フロントランプの端子へ接続する配線は切替スイッチだった所から出したが(画像左)、そのままでは水や虫が入り込むかも知れないのでグルーガンで塞いでおく(画像右)。
「さぁ、これでOK...ん、待てよ?自転車にどうやって取り付けるんだ...??」このテールランプは自転車のフレームやシートポストに取り付ける為の固定用リングが付属しているが、今回は後ろの荷台に付けたカゴに付けるから、付属のリングでは無理だ。色々考えた末、電池ボックスの蓋に穴を空け、そこにタイラップを通して固定することに。早速蓋の横に穴を空ける。
ここにタイラップを通す。
隙間から雨などが入らないよう、こちらもグルーガンでしっかり塞ぐ。
一旦取り外すとタイラップも入れ替えなければならなくなるが、滅多に外すことは無いので、このままでも構わない。
念の為に、再度動作確認をしておく。電源は乾電池2本(3V)である。圧縮率を上げて容量を節約しているので画像は荒いが、動きは判るでしょ!?
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
後は自転車本体に配線して取り付ければ完成なんだけど、生憎「爆弾低気圧」が日本付近を通過中とかで、朝から強い風が吹き荒れ、時折雨も激しく降るような天気。明日午前中まではこの状態らしいので、続きは明日の午後からかなぁ...。
直流でも交流でも使えるようにダイオードブリッジ(点線で囲んだ部分)を入れた。普通はシリコンダイオードを使うけれど、流れる電流は恐らくは数mAだろうから、少しでも電圧降下を少なくする為にゲルマニウムダイオードとした。また、ある程度走ってから止まっても少しの間は点滅するように4700μFのコンデンサを入れた。とても単純な回路で、トランジスタはPNPとNPNを間違えない限りどんな品番でも動く筈(ダーリントンやダイオード入りなどの特殊な物を除く)だが、ON抵抗(FETでは良く話題に上るね)の低いトランジスタの方が明るく点滅する。
まずは基板作成から始める。とはいっても、回路図は確定しているので、部品を並べてハンダ付けするだけ。
全体の高さを抑える為、手前のダイオードとコンデンサ(黒い円筒状のもの)は寝かせて基板に密着させてからハンダ付けした。
次に、いよいよテールランプ本体の加工に取り掛かる。本体についている物を全て外す。
そして、邪魔になる部分を削って行くのだが、全体の強度が落ちてしまうと使い物にならないので、時々部品を当てて具合を見ながら慎重に削る。
一番大きな電解コンデンサは、初めのうちは縦に収める積りだったが、そうすると基板の入れる場所が足りず、途中から横の位置に変更した為、変な削り具合になってしまったが、見える部分じゃないから問題無い。
LEDを5個点けるだけの電力は無さそうなので、1個だけにして残り4個は全て取り外した。LEDを支える基板がコンデンサに当って収まらないので、半分に切断する。
基板をどうやって入れるかで大いに悩み、あっちこっち散々こねくり回しながら配線する。
基板を収める位置と配線に梃子摺り、2時間ほどかけて何とか配線し終えた。
基板上のコンデンサが「あと少しなのになぁ」という微妙に大きいサイズで、あっちこっちを少しずつ削りながら何とか収めた。
これで本体は完成である。
フロントランプの端子へ接続する配線は切替スイッチだった所から出したが(画像左)、そのままでは水や虫が入り込むかも知れないのでグルーガンで塞いでおく(画像右)。
「さぁ、これでOK...ん、待てよ?自転車にどうやって取り付けるんだ...??」このテールランプは自転車のフレームやシートポストに取り付ける為の固定用リングが付属しているが、今回は後ろの荷台に付けたカゴに付けるから、付属のリングでは無理だ。色々考えた末、電池ボックスの蓋に穴を空け、そこにタイラップを通して固定することに。早速蓋の横に穴を空ける。
ここにタイラップを通す。
隙間から雨などが入らないよう、こちらもグルーガンでしっかり塞ぐ。
一旦取り外すとタイラップも入れ替えなければならなくなるが、滅多に外すことは無いので、このままでも構わない。
念の為に、再度動作確認をしておく。電源は乾電池2本(3V)である。圧縮率を上げて容量を節約しているので画像は荒いが、動きは判るでしょ!?
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
後は自転車本体に配線して取り付ければ完成なんだけど、生憎「爆弾低気圧」が日本付近を通過中とかで、朝から強い風が吹き荒れ、時折雨も激しく降るような天気。明日午前中まではこの状態らしいので、続きは明日の午後からかなぁ...。
ん~素晴らしい~良くわかんないけど~
凄いなぁ~(^◇^)
by みうさぎ (2013-04-07 00:06)
みうさぎ さま
お言葉有難う御座います!
事前にサイズとかを考えておけば、ここまで苦労しなかったでしょうが、相変わらずの行き当たりばったりの性格なもんで...。(^^;)
by Rifle (2013-04-07 09:02)
そっか~ 防水加工は、しっかりやればグルーガンでも大丈夫ですよね~
今まで専用の防水シリコンを買ってました^^;
by てんてん (2013-04-07 10:39)
はじめまして。
でも、いきなり私の苦手な世界でした。
できる人もいないと、駄目ですよね。尊敬します。
by emiemi40 (2013-04-07 11:07)
てんてん さま
専用のシリコンがやはり一番安心ですが、引っ張られる方向に力が掛からなければグルーでもなんとか実用になります。ただ、耐久性や耐熱性はシリコンよりも劣るので、時々点検する方が良いかも知れませんね。
emiemi40 さま
電子工学科を一応出たので、この程度は出来ないと・・・と言ってる割には回路設計はもうできないんです、すっかり忘れちゃってて。(滝汗)「もう一度勉強し直さなきゃ」とは思っているんですけど。(笑)
by Rifle (2013-04-07 11:37)
フロントよりテールランプの方が実用的で視認性が高まって安全ですね
いつも見事なお手並みです!
by たくや (2013-04-08 10:56)
たくや さま
行き当たりばったりで作成した割には何とか収まりました。(笑)
by Rifle (2013-04-08 12:08)
電気関連をきっちり自分でいじくれる人って尊敬します(^∇^)
何しろ目には見えないものですからね。
電気回線図を見て電気の流れをイメージできるのは、音符を見てメロディを脳内で聴いているような感じに思えちゃいます。
by トプ・ガバチョ (2013-04-09 21:46)
トプ・ガバチョ さま
大学で一通り勉強したんで、まぁ苦戦しながらも何とかなっています。
回路図を眺めて直ぐに動作が判るようになりたいです。(笑)
by Rifle (2013-04-09 23:05)