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真空ドライボックスの修理 [カメラ]

 以前、カメラ保管用に真空(というより減圧)式ドライボックスを購入したことをこのブログでも取り上げたが、そのドライボックスの様子がどうもおかしい。
カメラ保管に使っているVacuum Anti-Moisture Dry Box
具体的には、ポンプで内部の空気を抜いている時に突然「スコンっ」と全く手応えの無い状態になってしまう時があるのだ。どこかが一時的に外れているような感じだが、外からは分らないので暫くそのまま使っていたが、今日機材を出し入れした際「序に一寸調べてみるか」と蓋を取り外した。
 まず、取っ手を固定している4つのボルトを外す。
Vacuum Anti-Moisture Dry Boxの蓋を外した状態
4本の樹脂製ポンプで中の空気を抜く仕掛けになっている。更にポンプの部分を外す。
Vacuum Anti-Moisture Dry Boxの吸引ポンプ部分
良く見ると、ポンプを固定する樹脂の固定金具が割れてしまっている(緑の矢印)。
Vacuum Anti-Moisture Dry Boxの吸引ポンプの破損部分
薄い樹脂で固定する構造になっているけれど、ポンプは実際に動かす部分だし、内部の気圧が落ちてくるとポンプ全体に掛かる力もかなり強くなる筈。金属の金具ならこの程度の厚みでも十分だが、樹脂では無理だ。
 原因は、ポンプをしっかり固定できていない為に、蓋にあるワンウェイバルブとポンプ取り付け部が密着せず、周囲の空気を吸ってしまう時があるからと分かった。単に密着できていないだけだから、ポンプを蓋本体にしっかり取り付ければ良さそう。

 以前通学用MTBモドキにマジ軽ロボを取り付ける際に使っていた金属金具を流用し、適当な長さの木ネジで固定する。
ポンプ部分を金属金具で固定
後は元通り組み立てて作業完了。早速減圧してみると、途中でスカスカになる事は一度もなくスンナリと減圧できた。

 このドライボックスは購入してから半年近く経つ。密閉性を蓋とケース本体の間に挟まるシリコンゴムのようなパッキンに頼っているのと、吸引するポンプも簡易な作りで気圧差にきちんと耐えられる程の剛性は無さそうで、3週間ほど経つとケース内の気圧が外と余り変わらない状態になってしまう。この辺が国産の真空ケースとは大きく違う所だ。
# 価格も国産とは桁違いの安さだから仕方ないんでしょうが。
どうせなら国産と同じように吸引ポンプとケースを別々にして、せめてケースの密閉性をもっと上げれば良いのになーと思う。
 今のところ、この製品に匹敵する物は国内には見当たらないが、もっとカッチリした物をどこか国内のメーカが安く作ってくれませんかねぇ?


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