振り子時計の簡単な修理

　今年6月に復活させた振り子時計は正常に動いてはいるものの、一点気になっていた部分があった。

6時の少し上にある表示窓は、本来はゼンマイが緩んでくると赤くなるのだが、外れているのか初めから赤いままなのだ。

「時計のメカの部分じゃないから、簡単に直せるのでは？」と思い、分解してみることに。

　まず、振り子を外す。振り子は単に引っ掛けてあるだけだ。

文字盤を外すので、針も外す。

文字盤のネジを抜くと内部の機械部分が見える。

左側のゼンマイが0分と30分の時報音を鳴らす動力で、右側が時計を動かす動力になっている。
　右側のゼンマイの軸をよく見ると細い棒があって（青い矢印）、

その棒はゼンマイが緩んで戻る際に隣の歯車を少しずつ回す。隣の歯車には棒があって、それが赤い表示のカムを支えている。反時計回りに歯車が回ると赤いカムがバネの力で徐々に左側に押される。ある程度赤いカムが左側に動くと、表示窓から赤く見えるという仕組みになっている。
　ばらした時には隣の歯車とゼンマイ軸の細い棒が噛み合っていなかった。だから動かなかったのだ。恐らく、外した時か何かの振動でずれてしまったんだろう。

位置を調整してから元通りに組み立てれば完成である。

　調整してから時間が経っていないので表示窓は未だ白い。25日ほど経てば赤くなる筈だから、それまで気長に待つとしよう。（笑）

タグ：振り子時計 ゼンマイ

コメント 4

修理の成果はまだ先ですねっ
仕上げはごろうじろ～
母親がジーコジーコ　巻いていたことが
思い出されるなぁ
（＾◇＾）

by みうさぎ (2017-08-25 10:38) 

みうさぎさん
そうそう！巻くと「ジーコジーコ」って音です。
かなりの回数回さないと巻き上げが終わらないので、手がヘロヘロになります。（笑）
by Rifle (2017-08-25 11:59) 

30日も持つ掛け時計があるんですね。うちのポンコツは何日持つのかなぁ。しょっちゅう巻いていたような記憶があります。
動いているときは「コチコチ」がけっこううるさくて、眠れないという理由で止めました。もっと静かだったら修理してもいいんですけど・・・。

by tama (2017-08-27 14:57) 

tamaさん
機械式は音が結構大きいんで、気になる人はかなりのストレスになるでしょうね。ちなみに、コチコチ音はグリスアップでかなり小さくなりますよ。
by Rifle (2017-08-27 21:20)