スーパーシェルパのフロントブレーキスイッチ修理 [バイク]
前回の作業でフロントブレーキのスイッチが動作していないのが分かったので、パーツリストを見てカワサキのパーツ簡易見積もりサイトで確認したら、部品は現行品(27010-0025(I/X)スイツチ,ブレーキ)で入手可能だ。お値段は1千5百円と一寸。
新品を購入しても良いのだけれど、取り寄せになって時間がかかるだろうから「まずは直してみるとするか。」
ハンドル右側を下から見上げると、ブレーキスイッチ(矢印の黒い部品)が見える。
プラスのネジ一本で固定されているだけなので外すのは簡単だけど、随分と錆びている。
真鍮ブラシで錆をできる限り取り去っておいた。
配線が2か所あるので、これを取り外せばスイッチ単体で外せる。
外した部品は小さい。
このスイッチは、ブレーキレバーを触らない状態だと常時スイッチが押された状態となる。テスターで測ってみると、勿論抵抗は無限大である。
スイッチを押さない状態で接点がONになるのだけれど、抵抗値がかなり大きい。
これではスイッチ部分での電圧降下が大き過ぎて、ブレーキランプが点かなくてもおかしくない。
ネジ類が見当たらないので非分解構造みたいだけれど、あえて分解してみる。まず、樹脂カバーの隙間にペーパーナイフをやや強引に押し込む。
慎重にペーパーナイフで抉って、何とか分解できた。
3か所の樹脂の突起を溶かして接着してあったみたいだ。接点を見ると、汚れで真っ黒。
内部部品は嵌め込まれているだけなので、簡単に取り出せる。
接点をNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。下の部分が真っ黒に見えるけれど、これは光線の具合だ。
もう一方の接点も取り出すと、こちらも全体的に黒く汚れている。
こちらも、接点となるところを磨く。
後は元通りに組み立てるだけだ。
ON時の抵抗値はまだ大きいが、以前の1/3ほどになっている。
接点を磨き直したり、あれこれやってみたりしたけれど、抵抗値は変わらなかった。
熱融着の部分を剥がしてしまったので、組み立てても一寸した事で直ぐに蓋が外れてしまうけれど、ネジで固定するから支障は無い。配線を元通りに戻し、ブレーキレバーに固定すれば、作業は完了である。
早速動作を確認する。エンジンをかけて...リャリャリャッ!ブレーキランプが点きっ放しじゃん。(汗)よく見ると、ブレーキレバーに遊びがあって、その遊びのお陰でスイッチがきちんと押されていないと判る。
ブレーキレバーの根元にある調節ネジを締め込んで遊びを少なくする。
これで、ブレーキレバーを握った時だけブレーキランプが点くようになった。
このスイッチは防水構造ではない為、時間が経つと内部に侵入した水分・ゴミ・排ガス成分などで接点が劣化するのは避けられそうにない。
幸い、単純な構造なので、接点の清掃は案外簡単だ。また不具合が出るようになったら、その時に掃除すれば良いだろう。
これで走行に支障の無い状態となった。目出度しメデタシ、である。
新品を購入しても良いのだけれど、取り寄せになって時間がかかるだろうから「まずは直してみるとするか。」
ハンドル右側を下から見上げると、ブレーキスイッチ(矢印の黒い部品)が見える。
プラスのネジ一本で固定されているだけなので外すのは簡単だけど、随分と錆びている。
真鍮ブラシで錆をできる限り取り去っておいた。
配線が2か所あるので、これを取り外せばスイッチ単体で外せる。
外した部品は小さい。
このスイッチは、ブレーキレバーを触らない状態だと常時スイッチが押された状態となる。テスターで測ってみると、勿論抵抗は無限大である。
スイッチを押さない状態で接点がONになるのだけれど、抵抗値がかなり大きい。
これではスイッチ部分での電圧降下が大き過ぎて、ブレーキランプが点かなくてもおかしくない。
ネジ類が見当たらないので非分解構造みたいだけれど、あえて分解してみる。まず、樹脂カバーの隙間にペーパーナイフをやや強引に押し込む。
慎重にペーパーナイフで抉って、何とか分解できた。
3か所の樹脂の突起を溶かして接着してあったみたいだ。接点を見ると、汚れで真っ黒。
内部部品は嵌め込まれているだけなので、簡単に取り出せる。
接点をNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。下の部分が真っ黒に見えるけれど、これは光線の具合だ。
もう一方の接点も取り出すと、こちらも全体的に黒く汚れている。
こちらも、接点となるところを磨く。
後は元通りに組み立てるだけだ。
ON時の抵抗値はまだ大きいが、以前の1/3ほどになっている。
接点を磨き直したり、あれこれやってみたりしたけれど、抵抗値は変わらなかった。
熱融着の部分を剥がしてしまったので、組み立てても一寸した事で直ぐに蓋が外れてしまうけれど、ネジで固定するから支障は無い。配線を元通りに戻し、ブレーキレバーに固定すれば、作業は完了である。
早速動作を確認する。エンジンをかけて...リャリャリャッ!ブレーキランプが点きっ放しじゃん。(汗)よく見ると、ブレーキレバーに遊びがあって、その遊びのお陰でスイッチがきちんと押されていないと判る。
ブレーキレバーの根元にある調節ネジを締め込んで遊びを少なくする。
これで、ブレーキレバーを握った時だけブレーキランプが点くようになった。
このスイッチは防水構造ではない為、時間が経つと内部に侵入した水分・ゴミ・排ガス成分などで接点が劣化するのは避けられそうにない。
幸い、単純な構造なので、接点の清掃は案外簡単だ。また不具合が出るようになったら、その時に掃除すれば良いだろう。
これで走行に支障の無い状態となった。目出度しメデタシ、である。
メデタシめでたしー
by みうさぎ (2022-02-17 10:31)
みうさぎさん
簡単に直りました。という事は、また簡単に点かなくなるのかも?(笑)
by Rifle (2022-02-17 12:02)
見事なトラブルシューターぶりです♪
アナログなパーツは、ばらして調整できるのが美点ですね。
ブラックボックスだとこうはいかないかと。
by 黒顔羊 (2022-02-18 18:34)
黒顔羊さん
昭和のバイクはシンプルですから、今回のようなマイナー・トラブルなら何とか直せる事が多いです。
現行モデルはインジェクションだし、回路もブラックボックスになってきているので、故障したら素人じゃお手上げでしょうねぇ。
by Rifle (2022-02-18 18:47)