Manfrotto405ギアヘッドの修理（その１：カーッと熱いっ！） [カメラ]
子供の使っている三脚は中古で仕入れた為か、雲台は「（構図を決めて）パン棒を締め込むと微妙にズレて使い難い」と言う。拙者も同様に随分と苦労したので、その不満はよく分かる。そこで、少し前の話になるのだけれど、マンフロットのギア雲台405を中古で安く仕入れた。ギア式なら微調整は簡単だ。
勿論安いのには理由があって、「特定の位置になると動きが重い」のだ。特に、上下に動かすノブは全体的にかなり固くて、手で動かすのが一寸嫌になるほどである。
幸い、マンフロットは部品単位で発注できるので「なーに、何とか直せるでしょ。まずは分解してみよう」と軽い気持ちで作業を始めた。
# 実は、これが大きな間違いだったんだけど(^^;)...(--;)...(/_;)。
三か所あるシールそれぞれの下に六角ネジが隠れている。
アーレンキー（六角レンチ）でネジを外すと、アルミ合金製らしきウォームホイール（斜歯歯車）を外せる。
外したウォームホイールとかみ合うウォーム（ネジ歯車）側はグリスの色が灰色になっている。
削られた合金の粉がグリスに混ざったらしい。
ウォームホイールは、ウォームとは接触しない部分はまぁまぁ綺麗だが、
接触する部分は、やはり灰色になったグリスがベットリと付いている。
パン棒の部分は、合成ゴムカバーの下にイモネジが2か所ある。
画像では分からないけれど、左側のイモネジから1cmほど離れた2か所に非常に浅い傷のようなものがある。誰かが分解しようとしたのだろうか？
ウォーム側はねじ込んであるだけで、簡単に外せた。
見た感じでは部品に問題は無さそうなので、とりあえず元に戻そうと組み立てる。イモネジを軽く締め込んだら「パキッ」という嫌な音が。
イモネジの周辺が割れてしまった。割れた位置は浅い傷があった場所と同じだった。
割れた部分を取り外すには、大きなマイナスネジを緩めれば良い。
ところが、このマイナスネジが固いのなんの！！！！！って。全身がカーッと熱くなる位に両腕の力一杯で回しても、ほんの少ししか動かない。（滝汗）
見た感じではネジロック剤は使って無さそうだ。それに、そもそもネジロックなんか使ったら分解できないよねぇ。（笑）そうなると、何かが原因で異様に固いという話になるのだけれど、その原因が分からない。
仕方ないので、とりあえず少しずつでも良いから緩める事にして、どの部品を発注するかを考える。
マイナスネジが外せるのであれば、交換部品は割れた樹脂部品だけだ。ネジを隠すシールは剥がすと再貼り付けが難しそうなので、こちらも同時に頼む方が良さそう。
「でも、マイナスネジが外せなかったらどーなる？？？」あれこれ考えた末に、マイナスネジも含めたパン棒ごとの部品を取り寄せる事にした。
カメラのキタムラで部品を発注したのは昨年の10月末。ところが、コロナ蔓延に伴う物流ルート混乱のせいなのか部品が届かず、受け取ったのは今年一月に入ってからだった。
店員さんによると、シール部品は直ぐ来たそうだが、パン棒の部分が全然来なかったんだそうな。
さて、届いた分を使って早速修理しようとしたが、上手く行かない。「(。´・ω・)ん？待てよ.........そっか、パン棒を分解しないと、ウォームギアをかみ合わせるバネの調整ができないじゃん！」結局パン棒の部分を、何が何でも分解しなきゃならん！という事か。トホホ...。
（続く）
幸い、マンフロットは部品単位で発注できるので「なーに、何とか直せるでしょ。まずは分解してみよう」と軽い気持ちで作業を始めた。
# 実は、これが大きな間違いだったんだけど(^^;)...(--;)...(/_;)。
三か所あるシールそれぞれの下に六角ネジが隠れている。
六角レンチ（または六角棒スパナ）を何故「アーレンキー」と呼ぶのかと思ったら、米国工具メーカ「Allen Manufacturing Company」が発明したから、らしい。
ウォームホイールは、ウォームとは接触しない部分はまぁまぁ綺麗だが、
ウォーム側はねじ込んであるだけで、簡単に外せた。
見た感じではネジロック剤は使って無さそうだ。それに、そもそもネジロックなんか使ったら分解できないよねぇ。（笑）そうなると、何かが原因で異様に固いという話になるのだけれど、その原因が分からない。
仕方ないので、とりあえず少しずつでも良いから緩める事にして、どの部品を発注するかを考える。
マイナスネジが外せるのであれば、交換部品は割れた樹脂部品だけだ。ネジを隠すシールは剥がすと再貼り付けが難しそうなので、こちらも同時に頼む方が良さそう。
「でも、マイナスネジが外せなかったらどーなる？？？」あれこれ考えた末に、マイナスネジも含めたパン棒ごとの部品を取り寄せる事にした。
カメラのキタムラで部品を発注したのは昨年の10月末。ところが、コロナ蔓延に伴う物流ルート混乱のせいなのか部品が届かず、受け取ったのは今年一月に入ってからだった。
さて、届いた分を使って早速修理しようとしたが、上手く行かない。「(。´・ω・)ん？待てよ.........そっか、パン棒を分解しないと、ウォームギアをかみ合わせるバネの調整ができないじゃん！」結局パン棒の部分を、何が何でも分解しなきゃならん！という事か。トホホ...。
（続く）
いやぁ、なつかしい。マンフロット使ってましたから。
私も一時期ギヤ式雲台でした。しかし重量バランスが悪く（ようするに頭デッカチ）中判カメラの使用も激減したので、軽いボール雲台に替えたのでした。しかしそれも一昨年、ボール雲台ごとオクに出してしまいました。値段は思ったほど伸びず、あれを落札した人はラッキーだったなぁ。
直るといいですね。
by tama (2022-02-20 10:15)
マンフロット、私も昔、愛用していました。
Mamiya 645 Proを使っていたころですね。
デザインはオシャレですが、頑丈で頼りがいのある機材でした。
機械部品の名前の由来ってよくわからないものが多いです。
イモネジのイモって、何？
とかね。(;・∀・)
by 黒顔羊 (2022-02-20 13:34)
tamaさん
使用機材はあまり軽くないので、それなりの雲台でないとブレちゃって使えないんですよねー。
オクは欲しい人が見ているか否かで値段が思いっきり違うのので、本当に博打です。
by Rifle (2022-02-20 13:41)
黒顔羊さん
マンフロットは頑丈なのは良いけれど重いのはかなわんですが、軽いと強度が落ちてしまうので、まぁ仕方ないです。
イモネジの「イモ」は見た目が「イモムシに似てるから」だそうです。
by Rifle (2022-02-20 13:46)