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チョークバッグのベルトを手入れする [雑感]

 2年ほど前、以前から欲しかったDegner花山のバッグが格安で売りに出されているのを発見!即決で購入した。京都デグナー社の花山シリーズのチョークバッグ(柄は京桜)である。
デグナー花山・チョークバッグ京桜
本当はもう一回り大きいホルスターバッグの方を探していたのだけれど、新品は高くて手が出ないし、中古は滅多に出て来ない。そんな時に、やや使い込まれた中古とはいえ定価の1/5!という安さに目が眩んで思わず買ってしまったのである。(笑)
 全体を軽くサドルソープで洗い、ミンクオイルを薄く塗りこんでから使っていた。

 最近まで全く気が付いていなかったのだが、たまたまネット上のブログで同じ製品を使っている人が居て、その画像を見て唖然!(@@;)ベルトの裏側がツルツルではないか!!
 新品の状態を知らないので「外側から見えない部分って、こんな程度の仕上げなのか」と思っていた。しかし、実際にはきちんと処理されていたのだった。
 「こりゃアカンがな!」慌ててベルトを外し、改めてサドルソープで洗ってから水で軽く湿らせ、ミンクオイルを塗り込んだ。
使ったミンクオイル
ベルト先端の裏面は体に直接触れないので痛みは少ないけれど、それでも表面は薄くひび割れたような状態になっている。
塗り込んだ革ベルト裏側
ベルト中間部の裏面は直接服に触れる事が多く、夏は汗を吸った服に押し付けられたりしていた為、だいぶ傷んで表面がザラザラしている。
ざらついている革ベルト裏面
因みに、既にミンクオイルを3回塗り込んだ後で、この状態である。
 慌てて塗り込んだので最初の画像を撮り忘れてしまったけれどA(^^;)、最も酷くザラザラになっていた部分はミンクオイルを5回塗り込んで、ようやくこの状態にまで回復した。
5回ミンクオイルを塗り込んだ後
この後さらに2回塗り込んだけれど、状態はほぼ変わらないので「オイルは内部まで浸透した」と判断、仕上げにWet Proof(ウェットプルーフ)を軽く塗り込んだ。
ウェットプルーフ
一度酷く傷んでしまった革は、何をどうやっても元のようなツルツルの状態までには戻せないけれど、普段使いに支障の無い程度にはなった。
ウェットプルーフを塗り込んだ後
因みに、使ったWet Proofはミンクオイルと同時に購入した物だけど、使用量が極端に少ないので殆ど減っていない。
乾燥で亀裂が入っている
長年の保管で溶剤が抜けて亀裂が入っちゃってるけれど、使ってみた感じは新品時と変わらない気がする。
 Wet Proofは革製ブーツ(特に登山靴)には定番の製品で知名度も抜群だったけれど、製造元の豪Kiwi社は交代した経営者がこの製品を廃番にしてしまったようだ。現在では後継品として米Atsko社のSNO SEAL(スノーシール)を使う人が多いみたい。
# ドライヤーなどで温める必要があって、一寸面倒だけどな。
 塗り込んで一日放置して乾燥定着させたら、こんな感じとなった。
定着後
まだざらついているけれど、塗る前の毛羽立った状態からすれば遥かに良くなった。

 完璧な復旧にはならなかったけれど、実用上は問題無く使える状態になった。目出度しメデタシ、である。
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みうさぎ

黒地に薄桜模様可愛い素敵!
by みうさぎ (2022-09-24 11:11) 

Rifle

みうさぎさん
以前から狙ってたけど、中古が出て来なくて3年以上待ちました。(笑)
でも、待った甲斐がありました。
お値段が極端に安かった事もあって状態はそれなりですが、これから少しずつ手入れしていこうと思います。
by Rifle (2022-09-25 13:40) 

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