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dbx mc-6のオーバーホール(その2) [音楽]

前回からの続き)

 先日、久し振りに部品を発注する機会があったので、懸案だった電解コンデンサも一緒に発注。一年近く経っちゃったけれど、続きの作業を進める事に。

 部品待ちだったのは、主に整流回路のコンデンサだ。
清流回路の電解コンデンサ
取り外したら、右上の1本に液漏れした痕があった。
右上の一本に液漏れした痕が
用意したコンデンサ(左)は電源用の汎用品。
新品(左)は電源用
オーディオ用は大き過ぎて、基板のスペースに収まりきらないのだ。未交換だった電解コンデンサ全てを交換して作業完了である。
交換作業が終了した基板
 因みにこの機種のACアダプターのは、AC(交流)出力である。国内の製品では見かけないタイプで、一寸珍しい。
ACアダプターはAC出力
本体上側面にあるACアダプターの口には「AC」とは明記されていないが、電圧と電流が表示されている。
本体側の表示
電流値まで書いてあるのは珍しい。
 基板を見ると、JRC(日本無線)製の三端子レギュレータ7815A(+15V)と7015A(-15V)が載っているので、±15Vで動く事が分かる。
JRC製三端子レギュレータ
近くに整流用ダイオードが4本あるので、ここで直流化しているようだ。回路の動作電圧が高い為、DC(直流)出力にするとACアダプターのサイズが大きくなる事を懸念してAC出力にしたのかも知れない。
 この整流回路を取り除けば一般的なDC出力のACアダプターが使えるようになる。けれど、+15Vと-15Vの両方が必要で、汎用ACアダプターで賄うのは一寸無理。やはり専用アダプターを使うのが正解のようだ。
 後は元通り組み立てて完成である。
組み立て終わったところ

 随分と時間が掛かってしまったけれど、ようやくオーバーホール作業が完了した。これで、当分の間は何もしなくて大丈夫。目出度しメデタシ、である。

(完)
タグ:mc-6
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