TLM220R不動(その6:無事復活!) [バイク]
(前回からの続き)
だいぶ時間が経ってしまったけれど(滝汗)、ずーっと何もしていなかった訳ではなくて、出来る作業をちょびちょび進めていたのである。
前回のテストでイグニッションコイルも怪しいと分かった為、イグニッションコイルをどうするか検討していた。
ガソリンで動くバイクなのだから、点火に必要な電圧は多分同じような値の筈。但し、4ストと2ストの違いがあるので、何でも使えるとは限らない。そうなると、例えば排気量は小さいけれど同じ2ストのNSR50用であれば、社外品も多く市販されている。
また、NSR50用という製品を良く見ると、大抵はモンキーやゴリラ等との共用部品である事が多い。ただ、コイル部の形状が違うので、取り付けには難儀しそう。
「うーん、どうしようかな?」と思っていたら、ネット上に「動作車両からの取り外し」というTLR220R用イグニッションコイルの中古品が売りに出されているのを発見!早速自宅へ送って貰った。
念の為にデジタルテスターで測定したけれど、全てサービスマニュアル上の値の範囲内だった。
取り外した方を同様にテスターで測定する。一次側の抵抗値はとても低い。
サービスマニュアル上の値と少し違うけれど、この程度は誤差の範囲内だ。
二次側を測定すると、やたらと抵抗値が大きい。
サービスマニュアル上の値とはかけ離れていて、誤差の範囲から大きく外れている。
二次側のコイルが経年劣化(又は消耗?)でダメになっているようだ。
分解したCDIは抵抗・サイリスタ・高耐圧コンデンサだけ元の部品をそのまま使い、コンデンサ類とトランジスタは全て新品を使って組み直した。
このままでは水分などでショートしてしまうので、グルーガンを使って防水する事に。
安物のグルーガンだからなのか、トリガーを引いた時に出て来る量が一定でない為、凸凹になってしまった。
グルーのスティックを10本以上使って、何とか回路全体にグルーが行き渡った。
何ともみっともない仕上がりになってしまったのを見かねてか、子供の友人Tさんがヒートガンで温め直して綺麗にしてくれた。
うーん、美しい。(笑)お陰様で、あちこちにあったピンホールも塞がって大助かり。
# Tさん、有難う御座いました。
因みに、基板の複製も同時進行で作ってあったんだけれど、欲しい電圧のツェナーダイオードがなかなか見つからなくて部品待ちの状態。ダイオードさえ手に入れば直ぐ作成完了となる。
早速車体に取り付け、点火するかどうかをテスト。結果は「OK!」
車体を元通りに組み立てて、子供達が近くの空き地で走らせてみた。「ん?何だか低速が弱いよ。」再びタンクを下ろし、キャブレターを取り外して見たら...あ、スロージェットが詰まってるじゃん。(汗)2カ月以上動かしてなかった為、キャブ内部でガソリンが劣化してジェットが詰まってしまったようだ。
キャブ・クリーナーで清掃して綺麗にし、元通り組み立てたら再度テスト走行。今度は「OK!」
このTLR220Rは、入手した時点でリアは新品のタイヤになっていたのだけれど、フロント側はそのままだった。なので、最近になってサイドウォールに亀裂が複数入ってしまった。今すぐ交換が必要と言う状態までには至っていないのだけれど、近いうちにフロント・タイヤの交換は避けられそうにないなー。
# またお金が出て行くのか...(T^T)。
随分と時間が掛かってしまったけれど、ようやく復活させる事が出来た。目出度しメデタシ、である。
(完)
だいぶ時間が経ってしまったけれど(滝汗)、ずーっと何もしていなかった訳ではなくて、出来る作業をちょびちょび進めていたのである。
前回のテストでイグニッションコイルも怪しいと分かった為、イグニッションコイルをどうするか検討していた。
ガソリンで動くバイクなのだから、点火に必要な電圧は多分同じような値の筈。但し、4ストと2ストの違いがあるので、何でも使えるとは限らない。そうなると、例えば排気量は小さいけれど同じ2ストのNSR50用であれば、社外品も多く市販されている。
また、NSR50用という製品を良く見ると、大抵はモンキーやゴリラ等との共用部品である事が多い。ただ、コイル部の形状が違うので、取り付けには難儀しそう。
「うーん、どうしようかな?」と思っていたら、ネット上に「動作車両からの取り外し」というTLR220R用イグニッションコイルの中古品が売りに出されているのを発見!早速自宅へ送って貰った。
念の為にデジタルテスターで測定したけれど、全てサービスマニュアル上の値の範囲内だった。
取り外した方を同様にテスターで測定する。一次側の抵抗値はとても低い。
サービスマニュアル上の値と少し違うけれど、この程度は誤差の範囲内だ。
二次側を測定すると、やたらと抵抗値が大きい。
サービスマニュアル上の値とはかけ離れていて、誤差の範囲から大きく外れている。
二次側のコイルが経年劣化(又は消耗?)でダメになっているようだ。
分解したCDIは抵抗・サイリスタ・高耐圧コンデンサだけ元の部品をそのまま使い、コンデンサ類とトランジスタは全て新品を使って組み直した。
このままでは水分などでショートしてしまうので、グルーガンを使って防水する事に。
安物のグルーガンだからなのか、トリガーを引いた時に出て来る量が一定でない為、凸凹になってしまった。
グルーのスティックを10本以上使って、何とか回路全体にグルーが行き渡った。
何ともみっともない仕上がりになってしまったのを見かねてか、子供の友人Tさんがヒートガンで温め直して綺麗にしてくれた。
うーん、美しい。(笑)お陰様で、あちこちにあったピンホールも塞がって大助かり。
# Tさん、有難う御座いました。
因みに、基板の複製も同時進行で作ってあったんだけれど、欲しい電圧のツェナーダイオードがなかなか見つからなくて部品待ちの状態。ダイオードさえ手に入れば直ぐ作成完了となる。
早速車体に取り付け、点火するかどうかをテスト。結果は「OK!」
車体を元通りに組み立てて、子供達が近くの空き地で走らせてみた。「ん?何だか低速が弱いよ。」再びタンクを下ろし、キャブレターを取り外して見たら...あ、スロージェットが詰まってるじゃん。(汗)2カ月以上動かしてなかった為、キャブ内部でガソリンが劣化してジェットが詰まってしまったようだ。
キャブ・クリーナーで清掃して綺麗にし、元通り組み立てたら再度テスト走行。今度は「OK!」
このTLR220Rは、入手した時点でリアは新品のタイヤになっていたのだけれど、フロント側はそのままだった。なので、最近になってサイドウォールに亀裂が複数入ってしまった。今すぐ交換が必要と言う状態までには至っていないのだけれど、近いうちにフロント・タイヤの交換は避けられそうにないなー。
# またお金が出て行くのか...(T^T)。
随分と時間が掛かってしまったけれど、ようやく復活させる事が出来た。目出度しメデタシ、である。
(完)
僕のグルーガンもそんな感じです。
ヒートガンを使うと綺麗になるんですね♪
by てんてん (2023-02-22 22:23)
てんてんさん
手元にあるグルーガンはW数の少なくて、微妙な操作を受け付けてくれないんですね。ネットで見ると50Wとかの高価格帯ならスムーズらしいです。
頻繁に使う訳ではないんで、当面は「使い難い!」って言いながら使い続けると思います。(汗)
ヒートガンで綺麗になるというのはT君から教えて貰いました。仕事で使う時があるとかで、作業もとても上手でした。
by Rifle (2023-02-22 23:00)