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パラメトリックイコライザーの音造り [音楽]

 かなりくたびれたFenderUSAのStratocaster(よーするに普通のストラト)を使って、昨日完成した試作回路の音出しをして見た。結論から言うと「こりゃぁ面白い[exclamation]」という感じだが、同時に「奥が深いぞ...」とも感じた。

 作用する周波数帯や帯域幅を一寸いじるだけで、普通のストラトが「ジャリジャリのストラト」になったり、「腰の弱い変てこなストラト」になったりするのが面白く、子供のように散々ボリゥムのツマミをあちこち回して30分以上も遊んでしまった。(笑)
 頭では「特定の周波数帯域を減衰させたり増強させたりするんだから、音が周波数域の強弱で変わって当たり前」と判っては居るんだが、実際に動作を自分の手で確かめて見ると、案外「頭では解ったと思っていても、やっぱ実際の体験には敵わんなー」と改めて深く感じ入る。

 実は、今回何をさて置いても先にパラメトリックイコライザーを試作したのには理由がある。
 高校時代、本物のStratocasterには手が出ず(当然だナ)、Fender Japanが出していたSquire銘の廉価版コピーモデルを使っていた(そういう人も結構多いのでは...?)。このギターは安いのに非常に造りが良く、音も自分にとっては実に素直で良い感じで気に入っていたのだが、メインはベースだったこともあり、大学入学後に金銭的に苦しくなって手放してしまった。
 その後15年以上経って、段々とそのギターの音が恋しくなり、色々なストラトを試奏したりしているが当時の音に巡り合えていない。既に試奏したストラトやテレキャスは30本以上にもなったが、未だに納得できるものが見つからないので、「ひょっとしたらイコライザーで音を加工したら似たような音って出せるかな?」と思い始めたのだ。
 もっとセッティングを煮詰めればより近付けることは出来るかも知れないが、30分ほど触った程度では多少似た感じにはなるものの、やはりソックリとまでは行かない。実際に使い込むには現在の状態では無理なので、やはりきちんと基板にまとめなければと思う。

 ちなみに、このイコライザーはカットだけでなく勿論ブーストも出来るが、本来イコライザーはカットする方向で使うべきと考えている。オーディオ用も同じだが、ブースト方向で使うとどうしてもノイズも一緒にブーストしてしまうからだ。ギター用なので中心周波数は70Hzから7kHzまでとなっているが、ちょこっと回路の定数をいじればベース用にもなりそうだ。
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