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今日のお買い物 [電子回路]

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 今日、名古屋で仕入れてきた部品は画像にある通り、ボリュームばかりだ。抵抗も4本あるけど、これは一寸面倒なことになっているので止む得ず購入したものである。

 そもそも、エレキギター用の回路を作成し始めたのは「気が付かない間にOPアンプが随分と溜まっちゃったなー。このまま死蔵するのも勿体無いから、失職中で時間もあることだし、何か作るとするか」と考えたのがきっかけで、手持ちの部品だけで完成させることを原則としていた。だから、わざわざ抵抗やコンデンサを買ってきてまでして作る積りは当初は無かった。
 しかし、廃棄する家電製品から得られる部品だけでは、自由に回路を作成するのには無理があるというのも事実である。実際、ボリューム類はメーカ独自品が殆どで自作で使うものとはかけ離れた値を持つものが多く、直列や並列に接続したりして合成抵抗で誤魔化すにも自ずと限界がある。回路をまともな形で完成させるとなると、やはりそれなりのものを用意しなければならなくなってくるのだ。

 単純な抵抗も合成すれば目的の値は一応得られるが、基板をケチって回路レイアウト上の余裕が無いと複数の抵抗で一つの値を得るというのは場所的に非常に悩ましい場合が多く、また、ユニバーサル基板上で回路図を見ながら半田付けしていると複数の抵抗を合成するというのは(ただでさえ悪い)頭を余計に混乱させる大きな原因にもなる。
 現在ブレッドボード上に造りかけているフェイザーは、移相回路はたかが4段しかないのに、合成抵抗だらけになっているので配線を目で追うだけでも一苦労、それが遠因となって「いつまで経っても回路が動かない」という結果に陥っていたりするから、事態は結構深刻だったりするんだよ、これが... だから、「えぇーいっ、抵抗が1本5円なら、まとめて4本買ってやるー!」という暴挙に出てしまっても仕方ないかなぁ、と。(笑)

 つい最近知ったことなのだが、セラミックコンデンサ(以下、「セラミック」と略す)というものも生産されなくなってきているらしい。一部の部品商から「入手困難になる!」と煽る動きすらあるほどだ。
 拙者自身、セラミックを使うことは滅多に無い。オーディオ関係の回路では先ず使わないし、ギター用やベース用の回路でもやはり使う頻度は非常に少ない。これはセラミックの持つ「高周波領域では優れているが、可聴帯域における特性が余り宜しくない」という特性に起因する部分が大きい。強誘電体を利用する素子は音響特性上の癖が強いことが多いので、敬遠されがちになってしまうのは仕方が無いのかもしれない。
 ノイズ対策で完成基板に後付けするという使い方は結構あったけれど、回路設計の時点で利用を想定することは殆ど無いし、拙者の場合に限って言えば今となっては完成後にあちこちセラミックを半田付けしてノイズをアースに逃がすということもやらなくなってきている。近年はチップ部品が主流となって来ていることもあって、知らない間に需要は大幅に減っていたのかも知れない。

 実は、現在手持ちのセラミックは使うアテも無いので増える一方、部品を入れている箱のかなりの面積を占めるまでになっており、その扱いに困っているという有様。でも、今後入手が難しくなるというのであれば処分するのは一寸勿体無いかな?という気もするし...うーん、参ったナ。(笑)
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