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感電したーぁ? [電子回路]

 妻が夕食を作っている間、2階でガサゴソと部屋の中を片付けていたら、妻が突然「一寸見てくれない?」というので「ん?なんだい?」と言いながら台所へ。
 シンク近くにあるコンセントから魚焼き器の電源を延長コード経由で取っているんだけど、冷蔵庫が間近に置いてある都合上そのまま電源プラグを挿すことが出来ず、直角方向へ向きを変える三又コンセントを付けてそこへプラグを挿している。
 ところが焼き上がって電源プラグを抜こうとしたら「ビリっ!」と手首辺りまで感電したんだそう。しかも、電源プラグは発熱で被覆がクニャクニャになってしまってて、素手では抜こうにも抜けない。更に、三又コンセントも異様に熱い。「ゲッ、こりゃショートしてる!」と直感、ペンチで三又コンセントごと引っこ抜いた。

 手首までビリビリするのを感じたということから30V弱の電圧がリークしていたと考えられるが、幸いなことにビリッと来て直ぐ手を引っ込めたので怪我はせずに済んでいる。恐らくは体に流れた電流も1mA以下だろうから、心配無いだろう。
 冷ましてから、三又コンセントからプラグを抜こう...えーっ、抜けない!?どーなってんのぉ???って感じ。
日立製三又
この三又は15年ほど前に購入した日立製で、画像でも判るように125V10Aという定格である。ハトメでかしめてあるので分解できるようになはっていないが、原因を探る為に破壊して中を調べる。
日立製三又の内部
内部は一見問題無さそうに見えるが、異様に熱くなったということを考えると、どこかでショートかアーク放電をしている筈だから、仔細に眺めて調べる。
日立製三又の内部
矢印の位置のコンセント口のみを使っていたので、他のコンセント口の接点は酸化したままだ。

日立製三又の内部
良く見ると、とても小さいが放電したような痕(赤の矢印で指している所)がある。酸化した周辺の表面とは違い、異様なほどに輝いている。反対側の接点にも同様な痕がある。
日立製三又の内部

 更に、電極が交差している部分にも放電したような痕がある!ではないか。
日立製三又の内部
こりゃぁ結構深刻な状態だ。
 交差した部分にホコリか何かが載って、それが湿り気を含んで軽いショート状態になっていたと考えられる。三又という構造上、中にホコリが入り易いので、調理の際の熱気などで舞ったホコリが入ってしまったのかも知れない。妻や母に依れば、少し前からプラグの抜き差しが硬くて難儀していたというから、かなり前から少しづつ症状が進んでいたのだろう。いずれにしても、これも買い替えですなぁ。トホホ...

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