古い部品の選定 [電子回路]
部品箱の整理をしていて「そういえば、中古のコンデンサって本当にまだ使えるのか?」と気になり、デジタルテスタの容量計測機能を使って片っ端から容量を測定する。
すると、部品に印刷された値よりもプラス側に大きく外れていて使えそうにないものが随分と多い。画像に写っているのが使えそうにないコンデンサで、その殆どが基板から取り外して25年以上経っているものばかりである。
特にセラミックコンデンサはKランク(誤差が±10%以内)と印刷されているのに、実測値が2割以上狂っているものが殆どを占め、4割以上狂っているものもかなりある。中には「これって、本当は"124G"(Gランクの誤差は±2%以内)と印刷すべき部品に"104K"って印刷してない?」と思うなものも多かった。
これだけ狂っているとデジタルテスタの計測誤差の範囲を軽く超えてしまうので、実際の値が狂っているのだと言える。
不思議な事に、実測値が印刷された値と大きく違う部品は計測中に値がふらついて落ち着かず、誤差範囲内のものは測定値がピタッと一定になって安定している。大きく狂っているものは電気的に不安定になっているらしい。
ケミカルコンデンサ(電解コンデンサ)は電解液蒸発などで「容量抜け」が起きることもあるが、それ以外のコンデンサは経年変化が少ないとされている。しかし、中古の部品とは言え、手持ちの約半数が「容量抜け」ならぬ「容量増え」なので、ひょっとしたら部品製造の時点で今回計測された値だったのかも知れない。
電解コンデンサ以外のコンデンサはフィルター回路に使うことが多いので、1割ならまだしも2割以上も違うとなると設計値との差が大きくて動作に影響してしまうし、計測中の値がふらつくというのもおかしいので、値が大きく違うものは全て廃棄することにした。
これでコンデンサの部品在庫が半数ほど無くなってしまうが、それでもギター用のコンパクトなエフェクター程度の回路なら当分在庫を心配する必要は無さそうだ。(笑)
すると、部品に印刷された値よりもプラス側に大きく外れていて使えそうにないものが随分と多い。画像に写っているのが使えそうにないコンデンサで、その殆どが基板から取り外して25年以上経っているものばかりである。
特にセラミックコンデンサはKランク(誤差が±10%以内)と印刷されているのに、実測値が2割以上狂っているものが殆どを占め、4割以上狂っているものもかなりある。中には「これって、本当は"124G"(Gランクの誤差は±2%以内)と印刷すべき部品に"104K"って印刷してない?」と思うなものも多かった。
これだけ狂っているとデジタルテスタの計測誤差の範囲を軽く超えてしまうので、実際の値が狂っているのだと言える。
不思議な事に、実測値が印刷された値と大きく違う部品は計測中に値がふらついて落ち着かず、誤差範囲内のものは測定値がピタッと一定になって安定している。大きく狂っているものは電気的に不安定になっているらしい。
ケミカルコンデンサ(電解コンデンサ)は電解液蒸発などで「容量抜け」が起きることもあるが、それ以外のコンデンサは経年変化が少ないとされている。しかし、中古の部品とは言え、手持ちの約半数が「容量抜け」ならぬ「容量増え」なので、ひょっとしたら部品製造の時点で今回計測された値だったのかも知れない。
電解コンデンサ以外のコンデンサはフィルター回路に使うことが多いので、1割ならまだしも2割以上も違うとなると設計値との差が大きくて動作に影響してしまうし、計測中の値がふらつくというのもおかしいので、値が大きく違うものは全て廃棄することにした。
これでコンデンサの部品在庫が半数ほど無くなってしまうが、それでもギター用のコンパクトなエフェクター程度の回路なら当分在庫を心配する必要は無さそうだ。(笑)
コメント 0