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テールランプの取り付け(その3:動作チェック編) [自転車]

 前回の回路を実際の自転車に接続する前に、LEDフロントライトのテールライト用端子の出力を測定する。
テールライト用端子のアップ
見ての通り、端子には「+」と「-」という表示がある。ハブダイナモの出力は交流だから「え?中で整流してるの??」と思ったが、その出力をオシロスコープで見ると、単にダイナモの出力をそのまま出していると判る。
テールライト用端子の出力波形
メータ表示が11km/hの時では、ピークtoピークの電圧がおよそ15.5V、周波数は16Hzほど(1/62m)である。速度を変えると周波数は変わるが、電圧は殆ど変化しない。
 このまま電源として使っても良いが、停まってもしばらくの間LEDを光らせようとするとコンデンサに蓄電する必要があり、交流だと少々面倒なので、手持ちのゲルマニウムダイオードでダイオードブリッジを組んで整流する。
ダイオードブリッジ整流後の波形
ところが、整流後の波形を見ると、全波整流なのに何故か半波整流の波形になってしまっている。[がく~(落胆した顔)]「あれぇ?接続間違えたか??それともダイオードが死んでる!?」と思ったが、配線に間違いは無い。念の為にダイオードを色々変えてみたり、更には部品箱にあったW02というダイオードブリッジを使ったりしてみたが、どうやってもこの波形しか出てこない。
 この時のテールライト用端子側の波形も似たような形になっているので、ひょっとしたらLEDフロントライト内部の回路と干渉しているのかも知れないが、動作に支障は無いのでこのまま使う。

 停まった時の電源として、手持ちの電気二重層コンデンサを流用することを考えたが、耐圧が5.5Vなので直列にして11Vまで耐えられるようにする。コンデンサを直接にすると容量は半分になってしまうが、元々が0.47Fもあるから半分になっても問題は無い。
電気二重層コンデンサ0.47F5,5V
実際にダイオードブリッジ出力側に接続してみると、タイヤの動きが停まってから2回ほどLEDが点滅してお仕舞いになってしまう「あれ?もっと長い間電流を流さないと充電しないのかな!?」と思い、かなりの時間タイヤを回しても、停めるとやはり2回点滅して消えてしまう。これでは取り付ける意味が無い。コンデンサが劣化していて、実際の容量が少なくなっているらしい。
 大きな容量のコンデンサは残念ながら他に手持ちが無い。やっぱ買ってくるか...
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