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富士フィルムX20を止めてキヤノンG16を買う(その2) [カメラ]

前回からの続き)

 ポジフィルムで夜明け前の風景を撮影する際に富士フィルムX20で露出の具合を見ようと、マニュアル露出(M)にしてシャッター速度と絞りを設定して撮影しようとした。すると、背面の液晶画面にはバーグラフが表示され、カメラが計算した露出と現在の設定との差が表示される。ここまではどのメーカでもほぼ同じ。
 しかーしっ、画面を見ながらシャッター速度を変えると...アレ?何で画面の明るさが変わらんの???...シャッター速度や絞り値を変えると、それに連動して画面の表示も明るくなったり暗くなったりするのが普通なのに、X20は何をやっても全く表示が変わらないのである。ちなみに、撮影した画像は勿論、設定した露出の状態で写っている。

 「そんな馬鹿な!」と、早速購入したキタムラに持ち込んだ。店長も「えーっ?...そんな動作は普通では考えられないですね。店頭に在庫がありますから、そちらと比較して見ましょう。」
 X20を2台並べてあーでもないこーでもないと言いながら色々チェックしたが、やはりマニュアル露出では画面表示の明るさは常に一定。ところが、プログラム露出(P)だと、露出補正に連動して明るくなったり暗くなったりする。どーなってんのぉ???
 店長曰く「富士は操作面に力を入れた、とあれだけ宣伝しているのに、こんな所がこのような表示になってしまうというのは何とも不思議ですねー、一寸信じられないです...デジタルカメラのマニュアル露出は、露出を変えたら画面表示も連動して変わるのが当り前ですから、これは富士フィルムに連絡しなきゃいけませんねぇ。」と、とても驚いた様子だった。
 悩んだ挙句に購入したX20ではあったが、これでは使い物にならないので、やむを得ず返品。(泣)改めてキヤノンG16を発注せざるを得なかったのである。
 発注したのは1/12だったが、キャッシュバックキャンペーンのお陰なのか在庫が無くて5日ほど待たされた。
手元に来たキヤノンPowerShot G16
G16が手元にやってきてからは専らそちらを使っていて、目出度くS100はお役御免となった。
 S100と同じキヤノンだし、以前G12を長い間使っていた事もあって、使い勝手の面では何も変わらない。違いを感じるのは、ピント合わせにかかる時間がだいぶ短くなったという程度だ。
G16で撮影した夜景
 相変わらずお散歩写真で露出計代わりに使っているけれど、マニュアル露出でそのまま使うのではなく、カスタムモードに登録して使い勝手を良くしている。具体的には、モードダイヤルの「C1」に次の設定をしてある。
  • マニュアル露出
  • ISOは400
  • シャッター速度は1/15s
  • 絞りはF2.8
  • 35mm判の40mm相当にズーミング
こうしておけば、電源を入れるとローライ35クラシックやコンタックスS2b+テッサー45mmとほぼ同じ状態になるので、ノブを弄ってズーミングでイライラする必要が無い。G12にもこのカスタム登録機能はあったらしいが、使った事は無かったなぁ。
 その後T2を手放し、今はローライ35クラシックがメインのお散歩カメラなので、露出補正ダイアルは重要では無くなっている。だから、今改めて機種の選定すると、結果は違ってくるかも知れない。
G16で撮影した夜景

 ようやくデジカメを新調できたので、これで数年は何も心配は要らないだろう。ただ、X20ほどではないにしてもサイズはかなり大きいので、今まで使っていたPORTERのポーチには収まらない。ポーチも買い直さなきゃ駄目か...

(完)
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