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当選と年賀状 [雑感]

 賀状の枚数が多い為か、ほぼ毎年切手シートが当っていて、今年も当たった。
当たった切手シート
今回は2枚だった。ただ、こんなに当たるのは恐らく今年までだ。
 賀状は深く考える事無く今まで出し続けていたが、枚数が多いと印刷の手間とコストが馬鹿にならず、特に費用面で重荷となってきた。
 デジタル全盛になる以前は、フィルムで撮影したコマを持ち込んでカメラのキタムラ等で賀状に写真印刷して貰っていた。初めのうちは枚数も少なかったから、特段何も感じなかった。

 年数が経つに連れて賀状の枚数が増えて行き、知らず知らずのうちに拙者の分だけでも50枚を超えるようになっていった。そうなると流石に費用が嵩む。
「どうしよう?」なんて考えているうちにプリンタで写真印刷が出来るようになってきたので、自宅で印刷するようになった。以後、家族の分も含めて全て自宅で印刷していたが、教員だった父の分だけでも400枚以上あって毎回大変だった。
# それでも、宛名を手書きしていた頃に比べりゃ遥かに楽になったけどな。
 父が亡くなって枚数がグッと減ったものの、それでもまだ多い状態が続いていた。趣味関係が多いけれど、在学時代の知人とか、ネット上の知り合いとか、仕事上の付き合いを超えて個人的な付き合いになった人とか、いつの間にか更に増えていた。

 しかし、賀状を出す相手の殆どは実際に会う機会が無い。特に趣味関係は、相手が既にその趣味を辞めてしまっていたり、或いは、拙者とは違う方向へ進んで行ったり
# 他にも、時間的感覚や金銭的感覚が拙者と全く噛み合わんかったり...
といった事から、時間と共に会う回数が減って行き、現在は賀状のやり取りだけとなっている。

 ...そういえば、NEC在籍時代に受講を強制されていた「階層別社員研修」で、モーレツ社員型の講師がやって来て
# 確かその講師は「ヒノクチ」と名乗っていた。
「過去に面会したお客様には、担当を外れようが何しようが毎年必ず年賀状を手書きで出せっ!取引会社名で来る年賀状なんて誰もまともに読まないっ!社員個人の心掛けが全てだっ!感謝の心を込めて書けっっ!!」と怒鳴り散らしていたっけ。
# しかも、トイレ休憩すら取らせず3時間以上ぶっ続けでな。
更に、この講師は「私の息子も既に社会人で、毎年年賀状を700枚以上書いて出させている」なんて言ってたなぁ。
 まぁ確かに一理あるとは思うけれど、営業に作業時間を金で縛られていて、しかも安い給料に抑えられている技術者達に「自腹で賀状を出せ」と言い放った時点で、拙者は「あ、やっぱりこの講師ピント外してる。」(呆)
# 自己陶酔型の講師には有り勝ちな話。
今から思えば、あの講師は高度経済成長期に若い時代を過ごして「昭和の感覚」から抜けられずに居たのかも知れない。
# でもォ、そんな講師をォわざわざァ呼ぶ会社ってェ...。(以下自粛)

 中には「何で拙者に???」と意図が分からないのもある。仲が良かった訳でもないし(もっとハッキリ言えば仲は良くなかったし)、趣味が合った訳でもないし、恐らく今後も会う事は無いのに、何故か毎年必ず賀状が来るのである。
 「一体、何期待してんの!?」と勘繰りたくなってしまう。相手は惰性で出しているだけなのかも知れないが、疑問が疑問を作り出してしまうのである。
# 拙者の知識が欲しいという相手は一定数存在するだろうし。
 そうやって勘繰ったりするのは非常に後ろめたく感じるのだけれど、実際にそう感じてしまう場合も少なくないのだから仕方が無い。
# 過去の経緯とか、賀状の内容から、ね。
拙者の方が考え過ぎなのかも知れないが。
# そもそも、Give&Takeの関係なら出すのを辞めようとは思わないし。

 業者に依頼する写真印刷よりは安いとは言え、枚数が多いとプリンタのインク代も嵩んでしまう。年賀葉書も含めると馬鹿にならない額になってくるのである。(職業欄上は一応)無職だから猶更である。「こんなに費用掛けて意味あるんか?」と、毎年プリンタで印刷する度に疑問に感じるようになった。

 今まで出していた相手の殆どが、ここ数年間会った事も無いし連絡を取った事も無く、10年以上、いや20年以上賀状のやり取りのみという人も多い。
 拙者の側からは非常に言い出し辛いのだけれど、何年も音信不通で済んでしまうのなら「無理して年賀状のお付き合いをする必要は無い」のではないだろうか。相手はこちらの連絡先を知っているんだし、その気になればいつでも連絡できるのだから、賀状に固執する理由は見当たらない。

 熟考の末、今まで通りに出すのは今年まで、来年からは基本的に「ネット環境で連絡できない人」だけと決めた。だから、今年の賀状に来年以降廃止の旨を認(したた)めた。
 継続するのは、当方が是非出したいと考える極一部の方と高齢な親戚のみとなる。そうなると枚数は激減して、来年の予定枚数は10枚にも満たない。万円単位の大幅な費用を節約できる。

 しかしながら、今まで欠かさず出していた賀状を止めるというのは大変な勇気が必要で、気が小さい拙者などはどうしても後ろめたい気持ちが残ってしまう。
# 時間が解決してくれると思うけどな。
 皆さんは如何だろうか。
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コメント 6

middrinn

年賀状とnice!は似てるような(^_^;) 小生は一度も会ったことなくて
顔も知らない方(研究室後輩)と何故か十年以上も添え書きして年賀状
遣り取り(^_^;) 来年から止めると通知されるとショックですよ(-ω-、)
by middrinn (2019-03-07 07:46) 

Rifle

middrinnさん
確かに、受け取る側はショックかも。拙者も初めの頃は賀状廃止の連絡を受けると「えっ!?」と思いましたが、廃止連絡が毎年続くようになって「じゃぁ拙者も」って。(^^;)
by Rifle (2019-03-07 07:59) 

tama

毎年4~5種類のパターンを作り、その人に合うものをチョイスして出します。3年前までは母の分も作っていました。
でも退職してから発行枚数?は徐々に減り、去年は100枚を切りました。裏面に一言コメントを添え、宛名はあえて手書きです。パソコンの字が好きになれないのです。好きでやってますから、苦になることはないですね。
by tama (2019-03-07 09:13) 

Rifle

tamaさん
好きなら良いんですが、毎年印刷していると気が滅入っちゃうんですよねぇ。特に、相手の意図が透けて見えちゃったりしてると、ね。
by Rifle (2019-03-07 12:39) 

Take-Zee

こんにちは!
止めたいもののひとつですね!
年賀状、プリンター印刷された味気ないもの。
でも、先方から来るとまた返信で・・
悪循環ですね!

by Take-Zee (2019-03-07 15:23) 

Rifle

Take-Zeeさん
そうそう、先方から来ると出さない訳には行かないですし。
何処かで思い切らないと、何時まで経っても終わらないですね。
by Rifle (2019-03-07 18:19) 

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