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360モデナでマリンドーム能生へ(その2) [フェラーリ]

前回からの続き)

 マリンドーム能生・本館の横に「かにや横丁」があって、蟹を売るお店が9軒並んでいるんだけど、開いているお店は端の一ヶ所だけ。閉めてるお店には「8/27から9/2まで休漁」という張り紙がしてある。しかし、夏休み最終の土日という一番の書き入れ時にわざわざ休むというのは極めて考え難い。コロナ蔓延第七波というだけではなく、何やら大人の事情がありそうな気配である。
 例年なら税別1千円から3千円位までの蟹が並んでいるのに、今年は税別2千円が最低価格になっている。預かった予算では人数分には到底足りない。「こりゃアカンやんけ!」慌ててK社長に連絡、直ぐにK社長がすっ飛んできた。
 その場で協議、予算をもう少し増やした上で交渉する事になった。
 客の列に並んで待つ事しばし。拙者達の2組前に並んでいた客の子連れの夫婦が交渉し始めた。
子連れの夫婦 :「2千円二つと3千円を一つ。」
店のオバチャン:「はいはい。」
子連れの夫婦 :「ねぇ、少しオマケしてよ。」
店のオバチャン:「いや、サービスは出来んでね、これだけ。」
子連れの夫婦 :「えぇーっ、何にも無し?もぅちょっと何とかしてよ。」
店のオバチャン:「しゃぁない、これだけよ。(2千円1杯を足の取れた3千円と交換)」
因みに、店の壁には「サービスの良いお店!」という大きな貼り紙が出ている。(滝汗)
 しばらくして我々の番が回って来た。
調達係の拙者 :「2千円のを最低でも15杯くらい欲しいんだけど。」
店のオバチャン:「そんな沢山は出せんわ。何人で食べるんだね?」
調達係の拙者 :「18人。一人一杯は欲しいから、何とかしてよ。」
店のオバチャン:「そんなに出したら無くなっちゃうで、やっぱ出せんわ。
         4千円のを3千5百円にしとくから二人で一つにしといて。」
調達係の拙者 :「そんなんじゃ足りんから、もっと出してよ。」
店のオバチャン:「うーん...(2千円5杯を、足の少し取れた4千円3杯&3千円2杯と交換
         税金分は負けとくでね。」
全部で12杯とだいぶショボいけれど、何とか交渉成立。トレイにタオル・蟹用ハサミ・蟹用スプーンを入れて貰い、テントへ。
 1時間ほど待っていたら、昼食を食べ終えた参加者の皆さんが続々と登場、序に岩ガキも登場。
仕入れた岩ガキと蟹
他にもイカ焼き等が頼んであって焼き上がり待ちだそうだが、とりあえず拙者と妻は先に岩ガキを頂いた。
岩ガキ
サイズがデカいだけでなく、味わいも濃厚。レモンを絞って掛けてあるんだけど、そのレモンの味すら飛んでしまうほどカキの味が濃い。大きいので一口では入り切らず、三口で食べ切った。
 お次はいよいよ蟹を食べる。とりあえずトレイに2杯受け取って妻と食べる。久し振りなので、食べ方を殆ど忘れていたけれど、妻の食べ方を見ながら硬い殻と格闘する。
# だから、蟹の画像は撮影出来ず。A(^^;)
ようやく1杯食べ終わったと思ったら、K社長が「余っちゃったから食べてよ」と更に2杯追加。再び蟹との格闘が始まる。(笑)
 全部食べ終わって「ふーぅ、お腹一杯になったな」と言いながら振り返ったら...ありゃ?誰も居ないじゃん。(汗)皆さんとっくに食べ終わって売店へ行かれているようだ。蟹の殻を満載したトレイをお店に返却して手を洗うが、蟹の臭いが取れない。「まぁ、何度も手を洗わなきゃダメだろうな。」

 手を二回洗ったら蟹の臭いがだいぶ減ったので、本館にあるお店へ。本館隣には「能水商店」という店が出来ていた。新潟海洋の高校生が開発に参加した物を販売するアンテナショップらしい。
 いつもなら和菓子屋が出店で出ていて毎回(母用に)お土産で買っているのだけれど、今回は全く出ていない。「こりゃぁお土産無しか?」あちこち見て回り、日本酒カップ酒セットだけを買った。
# 一寸割高だったけどね。
 14時近くになったので、次は新井PAに集まる事を確認して走り出す。

 相変わらず北陸道は交通量がとても少ない。数台固まって走る車列をたまに見かける程度で、本当に車の数が少なく、ストレスなく走行できる。
 上越JCTで上信越道に入ると交通量が少し増えるが、大した事は無い。そのまま進んで新井PAに到着。
新井PA

新井PA

新井PA

新井PA

新井PA
ここは道の駅あらいが隣にあって、徒歩で行けるようになっている。ここでお土産を買っている参加者も。
 少し休んだら、次は姨捨SAに集まる事を確認してから走り出す。

 先ほどよりもやや交通量が多くなっているものの、走行に支障が出るほどではない。一列に並んでSAを出発したけれど、進むに連れて徐々に数台毎のグループになってゆく。
 遅い車を適当に抜かしながら進む。妙高高原では何度も雨が降ったけれど、ザーッと降ると直ぐ止んで降り続く事は無い。高原から離れるに連れて空も明るくなり、雨とは無縁になる。

 姨捨SAに全台集合、妻は売店で和菓子類をお土産に買っていた。ここでしばし談笑する。Oさんのアバルト595コンペティツィオーネは既に給油警告灯が点いてしまったとか。このSAにスタンドは無いので、ここからはそろりそろりと燃費を気にしながら走る事になるらしい。
# 大丈夫だったのかなー?
一旦ここで解散、有志だけ次は梓川SAに集まる事となった。我々は遠方という事もあり、そのまま帰る事に。ただ、911は走行距離からして帰る途中で給油警告灯が点くかも知れないので、子供曰く「(警告灯が)点いたら、伊那IC出て直ぐの所にある出光のスタンドで給油する」と。
# 使っているカードが出光なので。(^^;)
 次々と皆さん出発、我々も一緒に出発する。

 交通量はだいぶ増えていて、追越車線をユックリ走っている車も時折出現するようになってきた。相変わらず数台のグループになって走っていて、遅い車を誰かが抜くと、その後ろにくっ付いて走るという状態が続く。
 地元が信州の参加者は次々と梓川SAに吸い込まれていったが、我々はそのまま走り続ける。
 岡谷JCT手前から交通量がグッと増え、JCTで中央道に入ると交通量は激増。遅い車を抜くにも一寸タイミングを計る必要があるほどだ。子供の乗る911は伊那ICを降りて行った。
 「そういえば、こっちもそろそろ給油?」360モデナの燃料計を見ると...「うわぁ!いつの間に...もう半分になってるじゃん!」でも、この燃料計は初めのうちは全然動かず途中からぐんぐん減るという感じだから、直ぐ警告灯が点くという訳でもない。燃料計を気にしながら走っていたら、かなりの距離を走らないとメモリ一つが減らない。「これなら自宅まで給油しなくて済みそう。」速度を少し抑えて燃費を伸ばす走りに切り替える。
 飯田ICを超えてしばらく走ると工事区間に入るけれど、名古屋方向の車線は2車線分確保されているので渋滞するような事も無く、順調に進む。恵那山トンネルは一車線のみの状態なので、前方に遅い車が居るとお手上げだが、まぁ仕方あるまいな。
 何事も無く走って小牧東ICで降り、朝来た道を戻る。自宅近くのスタンドで給油し、自宅へは19時過ぎに無事到着。本日の走行距離は756.6km、燃費は8.4km/L。SLOWDOWN」が出る不具合を修理してからは、燃費が良くなって8km/L以下になる事は無くなった。

 3年振りの蟹は美味しかったが、お値段が上がっているのには驚いた。ウクライナ紛争で漁船を動かす燃料も急騰しているだろうし、コロナ蔓延で先が見えない状態だから仕方ないのかも知れない。
 でも、これだけ値段が上がってしまうと、例え年一回の贅沢だとしても一寸考えてしまう。ウクライナもコロナも収まって値段が元に戻る事を祈るばかりである。

(完)
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みうさぎ

蟹さんで黙々と食べる食べる
蟹さんも値上がりかぁ
年に1回とは言えお値段が上昇すると
悩んじゃうね。

by みうさぎ (2022-09-02 19:02) 

Rifle

みうさぎさん
そうなんですよー!年一回だから贅沢しても...と思いたいんですが、お値段が2倍となると流石に...ねぇ。(--;)
by Rifle (2022-09-02 19:45) 

tama

カニはもう何年も食べてないなぁ。スーパーにはワタリガニが1杯千円程度、ズワイなどの大型は冷凍されて1パック3千円程度です。
カニはおいしい分、においが強烈ですよね。いつもは入浴後に夕食ですが、もし夕食にカニを食べるなら食後に入浴ですね。
by tama (2022-09-03 11:05) 

Rifle

tamaさん
えっ、一杯千円?そりゃ安い! こちらでは3千円以下は見た事無いです。
臭いは本当にしつこくて、消えるまで1日半ほど掛かりました。
by Rifle (2022-09-03 13:03) 

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