SSブログ

えっ、また消える?? [雑感]

 先日直したデジタル温度計(株式会社ソアーのTX-100)は、妻が「お風呂場で使っていたら、また消えちゃった」と言って持ってきた。
表示が消えている
ところが、5分ほどすると復活する。
表示が復活
どうも湯気で表示が消えちゃうみたいだ。

 僅かな水分で配線の何処かがショートして表示が出なくなるというのは直ぐ分かるのだが、問題は何処がショートしているのか???である。「怪しいのは、ハンダの残渣だな。」
 湿度が高いと、ハンダ付けで残った残渣(フラックス)に含まれる成分と相まって絶縁抵抗値が低くなってしまう事があるのだ。
 精密ドライバーのマイナスと古歯ブラシで徹底的に残渣を取り除く。
残渣を取り除いた状態
15倍のルーペで基板の配線をなめるように見回したが、どこにも残っていない。「これで良いだろう。」

 元通り組み立てて、試しに隙間から息を吹きかけてみたら...「ありゃーぁ、消えちゃうじゃん。(滝汗)」原因は残渣だけではないようだが、ハンダパターン面での配線間の距離は結構あって、湯気程度の水分ではショートしない筈。だけど、何故かショートしてしまう...「じゃぁ、物理的に防水すれば良いんじゃ?」

 グルーガンを出して来て、ハンダ付けの個所全てをグルーで覆う。
ハンダ部をグルーで覆ったところ
液晶側もぐるりとグルーを流し込んだ。
周囲にグルーを流し込んだところ
そのお陰で、グルーが邪魔して組み立ててもきちんと閉まらなくなってしまった。
グルーの厚みで隙間が出来ちゃった
まぁ、動作には影響しないので気にしない気にしない。(笑)

 改めてあちこちの方向から息を吹きかけてみたが、表示が消える事は無く、普通に動いている。これでもう大丈夫だろう。目出度しメデタシ、である。
nice!(24)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 24

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。