SSブログ

Kawasaki ZEPHYRχをちょいと試乗 [バイク]

 車検を取る為の整備で我が家のヤードみたいな場所に持ち込まれたのが、カワサキが1996年に発売したZEPHYRχ(読み方は「ゼファー・カイ」)である。
# 「χ」はギリシャ文字だよん。
カワサキ・ゼファー・カイ
子供の知り合いが持ち込んだ。

 元となったバイクは、1989年4月に発売され、400ccクラスのネイキッドバイクとしてデビューしたZEPHYR(ゼファー)だ。
 当時はレーサーレプリカ全盛期で、毎年モデルチェンジして高性能化へ鎬を削っていた時代、モデルチェンジの度に車両価格も鰻登りだった。
 そこへあえて400cc空冷4気筒DOHC2バルブエンジン、しかも自主規制最高馬力59psに対して46psと控え目な出力、レプリカには必須だったカウルすらないという出で立ちで発売されたモデルである。
 因みに、ネイキッド(カウルを持たないバイクと言う意味)モデルはこのZEPYERが始祖とされているらしい。

 距離は4万km弱走ってある。
総走行は4万km弱
古い車両にありがちなシートの破れは無い。
シートは奇麗
前方から見る姿はオーソドックスそのものって感じ。
前方から
マフラーは集合管を右に出すタイプ。
マフラーは右側のみ
エンジンは空冷だが、夏の渋滞など熱的に厳しい事を想定しているのか、オイルクーラーが取付られている。
オイルクーラー付き
リア・サスペンションは、これまたオーソドックスな二本サス。
リアは二本サス
リアブレーキはディスクだ。
リアはディスク・ブレーキ
サイドカバーには左右両方に印刷でモデル名が入っている。
サイドカバーにモデル名
奇を衒ったような部分は無く、全体的に極めてオーソドックスな手法で纏められている。一部純正パーツではない部分もあるけれど、見た目は無改造ノーマル車両と殆ど変わらない。
 せっかくのチャンスなので、整備が一通り終わった所で自宅周辺を10分ほど試乗させて貰った。

 まず、乗って驚いたのは「ヨンヒャクなのに低速トルクが太い!」事。トップ・スローは2000rpmで50km/h前後。車の後ろを追走してもストレスは感じない。20代の頃にKawasaki・GPZ400R(1985年発売)に10年乗っていたけれど、それと比べても走り出しも一定速度の巡航もかなり楽だ。
 コーナーを責めるような走り方はしていないので
# いや「出来ない」と言う方が正確・・・だねぇ。(滝汗)
はっきりした事は言えないものの、市街地をクルージングした範囲ではハンドルの切れ方はごく自然な感じ。リーンウィズで走れば殆ど何も意識せずに曲がれる。クイックでもなければハンドル操作に重さを感じる事も無い。
 絶対的な性能はリッタークラスのバイクには敵わないが、ツーリングであれば過不足を感じる事はまず無いだろう。ただ、カウルが無いので80km/h以上の速度になると風圧が気になるかも知れない。

 久し振りに国産のヨンヒャクに乗ったけれど、想像以上に走り易くて驚いた。
 30年近く前のバイクだけれど、現在でも十二分に通用すると思う。現行のヨンヒャクならもっと性能は上がっているんだろうねー。今からヨンヒャクに乗る人達が一寸羨ましいかも。(笑)
nice!(16)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 16

コメント 2

てんてん

お~GPZ400Rに乗ってたんですね♪
僕はGPZ400に乗ってました。
権田二毛作が乗ってたやつです^^;
by てんてん (2024-03-16 00:04) 

Rifle

てんてんさん
おぉGPZ400でしたか。久し振りに聞く車名で懐かしいです。
今だと凄いお値段が付いてますねー。
by Rifle (2024-03-16 08:53) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。