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ヤマハV50の修理(その1) [音楽]

 だいぶ前に子供が仕入れて来たヤマハのデジタルシンセサイザーV50は、古い(1989年製)製品だけに「高音域が抜けてこない」と言う。
ヤマハV50
動作そのものに不具合は無いそうなので、単にアナログ回路部の劣化だろう。まずは分解してみる事に。

 本体裏側を見ると、ネジが見える。
本体裏側
右下の膨らんだ部分は、放熱用の穴?らしい。
放熱用の穴?
ネジを外すと、内部の基板が見えて来る。
内部にある基板
メイン基板の左側に電解コンデンサが集中していて、他はICチップばかりが並んでいる。
メイン基板
この外見から、左下にアナログ回路、それ以外はデジタル回路である事が判る。単三電池ボックスは、元々はCR2032が取り付けられた。
 ヘッドフォン出力部は、カバーが上に被さっている。
ヘッドフォン出力部
ネジ数本を外してカバーを外すと、ここの基板にも電解コンデンサが一つ使われていた。
電解コンデンサが見える
左側の茶色い板の下は3.5インチのFDD(フロッピーディスクドライブ)だ。
 手持ちのコンデンサがあったので、早速取り換えておく。
取り換えた電解コンデンサ
メイン基板の下はボタンが並んでいる基板だが、そちらには電解コンデンサなど劣化しやすい部品は使われていないみたいだ。
下はボタン部の基板
電源部の基板を外してみると、こちらにも電解コンデンサが並んでいる。
電源部
この時代にしては珍しくスイッチング電源でなくて普通のトランスを使った単純な電源回路になっている。
 本体背面にある入出力端子を支える基板は、ほぼジャックのみが並んでいた。
ジャック基板
メイン基板や電源基板に使われている電解コンデンサを全て調べて記録したら、元通りに組み立てておく。

 これで必要なコンデンサが判ったので、他の修理品用と合わせて部品発注した。見る限りでは苦労しそうな所は無いから、作業も大した事無いと思うね・・・。

(続く)
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