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多段フェイザーは難しい? その2 [音楽]

 Phase90もどきに移相回路を単純に追加しただけでは動かないので、込み入った配線を全てやり直して整理し、まずは移相回路4段毎に動作をチェックした。すると問題無く動いてしまう。オリジナルのMXRは741等を使っているけれど、恐らくトランジスタ入力のOPアンプなら回路そのものは動作する筈だから、当然と言えば当然である。

 「それぢゃぁ」と重ねて8段にしたら前日と違って動くには動くがLFOからの波形のピーク(出力電圧が高くなる所)付近では発振してしまう。発振時の音程からして4kHz辺りと思われたが、オシロスコープで見ると波形が歪んで激しく動くので、高周波成分も結構大量に含まれているようだ。スミスチャートなんぞを使ってきちんと解析すれば良いのだろうが、大学時代に高周波関係の単位を取らなかったんで使い方が判らないんだよなー。(苦笑)現在は移相回路4段までしか正常に動作しない状態で止まっている。

 ネット上を彷徨っていたら「12段フェイザーは前8段の移相回路だけをLFOで揺らして、残り4段は固定である」という記述を見つけた。拙者はてっきり全段をLFOで揺すっていると思い込んでいたから一寸驚いた。ただ、その記述はアナログキーボード用回路だったから、ギターやベース用にそのまま当て嵌めて良いのかどうかは判らない。
 また、かなり古いがRolandジェットフェイザーAP-7は8段だと判ったので、ネットを掻き回して回路図を手に入れた。が、この回路は18V仕様だし、LFOはOPアンプ2個使うタイプなので、単純に9V仕様に置き換えて動くかどうかは不明。まずチャレンジして見るという手もあるけれど、手持ちの部品だけでは足りないんだよなぁ...。
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