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多段フェイザーは難しい? [音楽]

IMG_1297.JPG 組み上がったPhase90もどきの音が結構面白かったんで「移相回路を12段位に増やしたらどうなるん?」と思っていたが、今日ジャンク部品の箱を漁っていたらLM324とLA6324、2SK170が出て来た。念の為に2SK170のIdssを測定して見ると、驚いたことにPhase90もどきに使っている2SK68Aと全く同じ値、更に8本全ての値が揃っているではないか。LA6324はLM324のコピーみたいなもんだし...「よっし、12段フェイザーを組んぢゃえ!」
 一時間弱で8段分の移相回路追加が完了。でっ、音を出すと...アリャ?音が揺れないゾ???LFOが止まってるのか?...色々と調べて見るが、LFOの出力は正常。でも、音は揺れずにそのまま出て来る。LFOが駆動するFETが4個から12個になったんで、負荷が増えてドライブし切れなくなったのかと思ってLFO出力をオシロスコープで見ても問題無し。使っているのはJFETだから、理論上は電流が流れないし実際にも漏れ電流程度だろうから、高インピーダンス出力のLFOでも問題無いと思うんだけど...何をどうやっても上手く動かない。

 そこで「他の回路はどうしているんだろう?」とネット上で12段のフェイザーを探し回ったが、残念ながらFETを使った回路図は見当たらなかった。ネットに出てる12段フェイザーはどれもキーボード出力を前提にしたものばかり、しかもトランスコンダクタンスアンプを使っていて、普通のOPアンプを使っている回路は皆無。LFOもOPアンプ2つを使うものしか出ていない。「ウーム...ひょっとして、12段フェイザーはOPアンプ+FETという単純な構成では無理なの?」という気がしてきた。こりゃ検討が必要ですナ...。
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