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本棚整理の為の読書 - 積読整理 [雑感]

 今使っている本棚は4段で扉付きの古いもので、元々は親父が結婚前に購入したものだそうな。当時幾らだったかは既に聞く方法が無くなってしまったが、結構しっかりした造りである。
 そして、親父が生前に各棚に板を継ぎ足して、前後に2冊本を置けるようにして使っていたので、拙者もそのままの状態で使っていた。だから、本来の収納冊数のほぼ倍が入っていた訳だ。更に、本棚の上にも本立てを置いてびっしり本を入れている。
 以前から「二階に重い本棚がのは家にとっても良くないだろうし、地震なんかあったら総崩れだろうなー」とは思っていたのだが、本を整理したくても置く場所が無い状態が続いていたのでそのままになっていた。

 東日本大震災があったから、という訳ではないが、部屋の中を片付けてようやく本を分類整理するだけの場所ができたので、先日いよいよ本の整理に着手。
 とりあえず全ての本を出し、継ぎ足した棚板も外して本棚を空にする。
 そして、「手放したら絶対に後で後悔する」と思う本と、当面どうしても必要な本のみを本棚に入れる。本棚に入れるかどうか迷った本や、読んだ筈なのに中身を思い出せない本は本棚には入れないことにして整理し終わると...うひーぃ、たったこれだけかい。(笑)
整理後の本棚
しかも、本棚に入らない、即ち絶対必要という訳ではない方に分類された本の半分近くが「積読(つんどく)」状態、要するに「読もうと思って購入したのに読んでいない」のだ。自分のことながらも、これには少々呆れてしまった。(赤面)

 今の時点で半分以上が部屋の床に山積みになっていて、一つ一つ手にとって吟味しているが、読んでみないと判断の付かない本が多く、処分すると決めた本はたったの25冊ほどしかない。
 この3日間で3冊を読み直したので、ちょいとその感想なんぞを備忘録も兼ねて記しておこうと思う。どれも1冊あたり半日弱かけて読み切った。

バカの壁
ベストセラーになった養老孟司氏の「バカの壁」である。
 読んでいる最中にあちこちで「ん、ん、んーっ???」と引っかかるが、「ゲッ!」と思ったのは「特殊相対性理論」が出てきた箇所だった。皆既日食の際、本来なら見えない筈のものが見えたというのを例に挙げているんだけど、「へぇ?特殊相対性理論って、ガリレイ系のみじゃなかったっけ?日食の話ってニュートン力学への反証の筈なんだけどなー???」と思って調べたら、やっぱりそうだった。どーせなら「一般相対性理論」と書けば、まだ救われたと思うんだけど。
 でっ、読み終わっての感想は「まぁ、話のネタにはなるわな」。
 ただ、誰にでも分かり易いようにという配慮からなのか、説明が極端に端折ってあったり、一見正しそうでも実はそうでなかったりする部分もあるので、この本の内容が全て正しいと思い込んでしまうと危ないぞよ。

 お次は安田佳生氏の「千円札は拾うな」である。
千円札は拾うな
「おぉ、なーるほど」と共感する部分が多い。だけど、全てには共感できないなぁ。そういえば、確か彼が社長をしているワイキューブって民事再生法の適用申請したんぢゃなかったっけ?
 読後の感想は「分かる人が読めば得られるものは多いだろうね」。
 少なくとも、会社を起こし成功を収めた人の経験に基づくものばかりだから、自分なり取捨選択して利用すれば良いと思う。この本が出版されてからだいぶ経っているので、「これが今の時代」だと思い込んでしまうと一寸怪しい部分があるかも知れないので、その点をお忘れなく。

 最後は、堀田力氏の「おごるな上司!」である。
おごるな上司!
「うんうん、そうだよなぁ」と、あちこちで一人頷いてしまう。前々職では面接官もしていたし、前職では管理職だったから、余計に共感してしまうのかも知れない。でも、この本で出てくる「悪い例」は、まるで前職で拙者が見聞したことの丸写しみたいで、共感するだけはなく複雑な心境にもなってしまう。
 読後の感想は「組織に属する人なら一度読んでみると良いかもヨ」。
 ただ、内容がそのまま読者の職場に通用するとは限らないので、読者自身がしっかりと咀嚼する必要がありそう。

 とりあえずは3冊片付けたが、仕分けるべき本はまだ50冊以上ある。中には読み終えるのに一週間近く掛かりそうな分厚い本も結構あるから、当分の間、床の上の「積読」は解消されないだろうナ(^^;)...(--;)...
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