キャノンPowerShot G1XとGシリーズ

　拙者にとっての「カメラ」は例外なく「フィルムカメラ」で、デジカメはBlogやオークション出品用である。但し、現在使っているキャノンG12はマニュアル露出が出来るので、ポラ代わりの露出計としても利用している。

この画像はG12をセルフポートレイト撮影させたものだが、酷使しているせいかレンズに埃がだいぶ入っているようで、画像のあちこちに白くぼやけた斑点が出ている。
　このG12は発売されて間もない頃に購入したもので、使い始めて1年以上になる。今までなら1年も経てばGシリーズの新機種が発表されていたから「おかしいな、G12の後継機が何故出ない？」と思っていたし、「ひょっとして、タイの洪水の関係で発表を遅らせてる？」とも思っていた。

　ところが、さきほどキャノンヨーロッパのサイトで「G1X」なる新機種が発表されているのを発見！しかし、何故「G13」でなくて「G1X」なの？と思ったら、G12よりも一寸高級にしたから名前を変えたみたい。
　Gシリーズをリセットする意味で一桁の「１」にしたんだろうけど、「G1」ってCONTAXレンジファインダー機の名前だよな...だから、余計な混乱を避ける為にわざわざ後ろに「X」を付けたのかなー？なんて勘繰ってしまう。
　仕様の細かな点については触れられていないので判らないが、サイズはG12よりもやや大きくなっているものの、外観はいかにもG12の後継という感じだし、光学ファインダーやストロボ・シューもあるので、使い勝手はG12とそんなに変わらないだろう。ただ、予定価格がかなり高め（現地価格は日本円にして6万5千円ほど）なので、単純な後継とは言えないのかも知れない。

　初めて手にしたデジカメは、型遅れとなってキタムラでたたき売りされていたリコーのコンパクトデジカメDC-3だった。当時はまだBlogというものが無く、手作業でHTMLを編集して自分のサイトを作っていて、掲載する画像は全てフィルムやプリントをスキャンしていたが、画像を掲載する事が多くなって「こりゃデジカメが要るな」と思い、一番安かったDC-3を購入した。
　以後、数年毎に買い換えているが、PowerShot G9を購入して以後はもっぱらキャノンのデジカメを買い替えて使っている。キャノンGシリーズはマニュアル露出が可能だし、ストロボ･シューがあって市販のストロボが使えるというのが大きな利点だが、一寸したメモ代わりに持ち歩くと少々嵩張るのが玉に瑕。

　今のG12は実によく出来ているとは思うが、やはりその大きさと重さが気になって「後継機ならもうちっと小型軽量になるんでは？」と少し期待していたので、正直言ってG1Xは「うーん...」という感じ。重さは少し軽くなっているけれど、サイズは殆ど変わらないし、何よりお値段が良過ぎる！(笑)国内での販売価格がもっと安けりゃ良いけど、出始めは高値安定だろうし、値がある程度下がるまで待つなら、いっそのことシュー無しでもOKにしてS100とか別メーカのデジカメで良いかも？という気がしないでもない。

　マァ直ぐに買い換えが必要という訳ではないので、国内発表されれば詳しい情報も出てくるだろうから急ぐ必要は全く無いけれど、それでも一寸気になるナ。(笑)

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