テスタロッサで相模湖へ（その２：嬉しくない誕生日プレゼント） [フェラーリ]
（前回からの続き）
次の目的地であり、昼食の場所でもある「丸太小屋レストラン びんずる」には11時半少し前に到着、仕事の都合で直接此処へ来るというテスタロッサを待ちながら、しばし談笑する。
暫くして、真っ黒なテスタロッサが静かに入ってくる。
ホイールがセンターロックではないから後期型だ。とても綺麗な固体で、見ていてうっとりする位。マフラーは純正のままらしくてとても静かで、談笑中に駐車場に入ってきたのに気が付かなかったほど。
12時前に全員が揃ったので、早速レストランへ。
左の白い建物は売店で、レストランは中央やや右に木の後ろに見えている丸太小屋である。ここで「イタリアンワイン・ポークソテー」とやや長い名前の豚肉（と言っちゃぁ身も蓋も無いわな...^^;）をオーダーした。
お値段と比べても、肉は柔らかく味付けもしっかりしているので、まぁまぁお得な方かな？という感じ。関東圏という立地を考えると、ひょっとしたらかなりお得なのかも知れない。実際、我々が入店して以後も来客が絶えず、待ち行列が出来ていた。
のんびり食事をしてから出発し、最後の目的地「オギノパン」へと向かう。
国道412沿いにあるオギノパンへは14時頃に到着。色々なパンが売られているが、やはりここに来たら丹沢あんぱんは外せない。（笑）早速2種類を購入する。
# 撮影し忘れたので画像は無い。いや、美味しかったもんで、ついつい食べちゃって...。
今日のツーリングはここでお開き、ここからはそれぞれの方向に向かって帰る。来た道を戻って相模湖ＩＣに向かうが、朝の激しい渋滞は無く、すんなりと進んでしまったので少々拍子抜けだ。
我々6台は談合坂ＳＡに入ってここで解団式（？）を行い、それぞれ帰途に着く。相変わらず天気が良くて、暑い位である。
一寸休憩してから、自宅に向けて走り出す。
初めのうちは順調だったが、電光表示板に「火災渋滞 韮崎－須玉 1km」という、嫌な表示が。「火災渋滞って何だよ?」と思いながらも走り続けると、韮崎ＩＣ手前から渋滞に巻き込まれる。ガヤルドのオーナーはＩＣで降りて行ったみたいだが、拙者はまだ道のりが長いので高速道を降りる訳には行かず、仕方なく渋滞の中をノロノロと進む。「うーん、ラジエータファンの片方が動かないんだけど大丈夫かなー？」という漠然とした不安が鎌首をもたげてくる。
渋滞は完全に止まって20秒ほどすると1mから2mほど進むというのを繰り返すので、エンジンを止めて水温上昇を避けるという手段が使えない。しかも、フェラーリはどれもアイドリングが1000rpmと高いので、水温が上がるのが早い。渋滞に巻き込まれて少し経っただけでも水温計の針はグングンと上昇し、5分ほどで水温計の針が真ん中よりも右側、即ち高温側へ振れてしまう。こうなるとオーバーヒートと背中合わせなので、針の動きを見張りながら渋滞と戦う羽目になり、必要以上に神経をすり減らしてしまう。
韮崎ＩＣを少し過ぎた所で真っ黒に焼け爛れたマイクロバスを見かけたので、どうやらこれが渋滞の原因のようだ。ノロノロ動いているのでデジカメで撮影するなんて事は、マニュアルトランスミッションのテスタロッサを転がしている状態では残念ながら出来なかった。
渋滞を抜けて走り出すが、随分と走っても水温計の針がなかなか落ちない。「どーなっちゃったんだろーなー？？」と思いながらも、渋滞でかかった時間を取り戻すべく、やや速い速度で巡航する。
諏訪南ＩＣ手前から不思議と車の数が減って単独走行状態になり、上り坂になることからスロットルペダルを少々深く踏み込んでいたら、ＩＣから白い怪しげな雰囲気タップリのクラウンが入って来るのが見えた。「んー？？？何か非常に怪しい雰囲気満載のクラウンだなー...ゲッ、ひょっとして覆面パト！？」と1秒後に勘付いた頃には、既に覆面側は計測済みだったようで、「そこの赤い車、後に続いて下さい！」というお達しが...。![[ふらふら]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/144.gif)
そのまま中央道原ＰＡに誘導され、「中央道は制限速度80km/hなんですよ。少々早くて113km/hで走行されていましたよね」だって。「少々早い」んだったら、わざわざ捕まえる必要は無いだろっ！？そもそも、制限速度が低過ぎるんだっつーのっ！！！！「高速道」って言う名前を使うんだったら、最低でも150km/h程度は出せるようにしてくれよなー。
# 今の状態じゃ、どう考えても「中速道」だぜぇ...(--;)。
まぁ、進化の止まってしまった（過去完了形）昭和型組織の代表格でもある警察に何を言っても始まらないので、謂われるがままに署名をして、ありがたく「2万5千円」の反則金納付書を受け取った。ちなみに、この日は拙者の誕生日、非常に嬉しくない誕生日プレゼントを、よりによって警察から戴いてしまった。![[もうやだ～（悲しい顔）]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
序に、いつも疑問だったことを警官に質問してみた。「電光表示板に出る渋滞や事故の情報って、どうやって収集してるの？」答えは「通行車からの通報が情報源です」。警官の説明によれば、ノロノロ走っているのをよく見かける「道路パトロール車」という黄色の車両が定期的に路上を走行していて、そこからの情報提供がメインということらしい。言い換えれば、事故のような突発的な現象については、情報収集がリアルタイムには出来ないので、かなりの時間差が発生する事は避けられないということのようだ。電光常時板の情報と実際の状況がチグハグで「何でぇ？」と思うことも多かったが、コレで疑問が氷解した。
その後は意気消沈の状態で淡々と進む。すると、中央道川岸のバス停で、先ほどの覆面クラウンが停まって獲物を狙っていた。「覆面パトは、一旦捕まえた獲物から複数回の違反切符を切る為に、前方で待ち伏せしていることが多い」と聞いたことがあるが、まさしくその通り！であった。いやーぁ、危ない危ない。（笑）
制限速度前後で淡々と進んでいたら、伊那ＩＣを過ぎた辺りで電光表示板に「渋滞1km 土岐ＩＣ－土岐ＪＣＴ」と表示されているではないか。「やっぱ、この時間は渋滞は避けられんのだなー」なんて考えながら走っていたら、次の電光表示板では渋滞が3kmに増えているではないか。「ゲゲッ、3kmの渋滞なんて一体どんだけ時間が掛かるんだよ！？」幸い、この区間は国道19がほぼ併走しているので、いざとなればそちらに逃げることが出来る。「渋滞の状況によっては国道に下りようか」と考えながら進む。
ところが、土岐ＩＣ近くまで行くと、渋滞どころか交通量が少なく、とてもスムーズに進んでいるではないか。「あぁ、やっぱ表示板はリアルタイムじゃないんだな」と改めて認識した次第。しかし、次の電光表示板には「小牧東－小牧ＪＣＴ 渋滞7km」と出ている。「えーっ、7km！？」表示されている情報以外には何も判らないので何とも言えないが、交通集中による渋滞では考え難い長さなので、恐らく事故だろう。
小牧東ＩＣで降りても良いが、自宅まで1時間ほどかかってしまう。「10km遠回りだけど、東海環状道を使おう」。土岐ＪＣＴから中央道を離れて東海環状道に入り、淡々と進む。この道は大半が一車線区間なので遅い車が居たりすると時間を喰ってしまう為、普段はあまり使わない。案の定、60km/h前後で走る軽トラックが先頭を走って蓋をしていて、時間が掛かる割にはちっとも先に進まない。（滝汗）
しかし、一車線では抜くことが出来ず、そのまま金魚の糞の如く連なって走る以外に方法が無い。大人しく進んで関ＪＣＴから東海北陸道に入って南下し、一宮木曽川ＩＣで降りる。ＩＣ近くのスタンドで給油。燃費は7.5km/Lほど。渋滞でかなりガソリンを使ったと思うので、まぁこんなもんでしょう。自宅には20時前に到着した。
出発前から消えなかった、漠然とした「嫌な予感」は、結果としては見事に「的中」してしまった。しかし、裏を返せば、拙者には予言能力があるということになる...のかなー？？？？（笑）
次の目的地であり、昼食の場所でもある「丸太小屋レストラン びんずる」には11時半少し前に到着、仕事の都合で直接此処へ来るというテスタロッサを待ちながら、しばし談笑する。
暫くして、真っ黒なテスタロッサが静かに入ってくる。
12時前に全員が揃ったので、早速レストランへ。
のんびり食事をしてから出発し、最後の目的地「オギノパン」へと向かう。
国道412沿いにあるオギノパンへは14時頃に到着。色々なパンが売られているが、やはりここに来たら丹沢あんぱんは外せない。（笑）早速2種類を購入する。
# 撮影し忘れたので画像は無い。いや、美味しかったもんで、ついつい食べちゃって...。
今日のツーリングはここでお開き、ここからはそれぞれの方向に向かって帰る。来た道を戻って相模湖ＩＣに向かうが、朝の激しい渋滞は無く、すんなりと進んでしまったので少々拍子抜けだ。
我々6台は談合坂ＳＡに入ってここで解団式（？）を行い、それぞれ帰途に着く。相変わらず天気が良くて、暑い位である。
初めのうちは順調だったが、電光表示板に「火災渋滞 韮崎－須玉 1km」という、嫌な表示が。「火災渋滞って何だよ?」と思いながらも走り続けると、韮崎ＩＣ手前から渋滞に巻き込まれる。ガヤルドのオーナーはＩＣで降りて行ったみたいだが、拙者はまだ道のりが長いので高速道を降りる訳には行かず、仕方なく渋滞の中をノロノロと進む。「うーん、ラジエータファンの片方が動かないんだけど大丈夫かなー？」という漠然とした不安が鎌首をもたげてくる。
渋滞は完全に止まって20秒ほどすると1mから2mほど進むというのを繰り返すので、エンジンを止めて水温上昇を避けるという手段が使えない。しかも、フェラーリはどれもアイドリングが1000rpmと高いので、水温が上がるのが早い。渋滞に巻き込まれて少し経っただけでも水温計の針はグングンと上昇し、5分ほどで水温計の針が真ん中よりも右側、即ち高温側へ振れてしまう。こうなるとオーバーヒートと背中合わせなので、針の動きを見張りながら渋滞と戦う羽目になり、必要以上に神経をすり減らしてしまう。
韮崎ＩＣを少し過ぎた所で真っ黒に焼け爛れたマイクロバスを見かけたので、どうやらこれが渋滞の原因のようだ。ノロノロ動いているのでデジカメで撮影するなんて事は、マニュアルトランスミッションのテスタロッサを転がしている状態では残念ながら出来なかった。
渋滞を抜けて走り出すが、随分と走っても水温計の針がなかなか落ちない。「どーなっちゃったんだろーなー？？」と思いながらも、渋滞でかかった時間を取り戻すべく、やや速い速度で巡航する。
諏訪南ＩＣ手前から不思議と車の数が減って単独走行状態になり、上り坂になることからスロットルペダルを少々深く踏み込んでいたら、ＩＣから白い怪しげな雰囲気タップリのクラウンが入って来るのが見えた。「んー？？？何か非常に怪しい雰囲気満載のクラウンだなー...ゲッ、ひょっとして覆面パト！？」と1秒後に勘付いた頃には、既に覆面側は計測済みだったようで、「そこの赤い車、後に続いて下さい！」というお達しが...。
そのまま中央道原ＰＡに誘導され、「中央道は制限速度80km/hなんですよ。少々早くて113km/hで走行されていましたよね」だって。「少々早い」んだったら、わざわざ捕まえる必要は無いだろっ！？そもそも、制限速度が低過ぎるんだっつーのっ！！！！「高速道」って言う名前を使うんだったら、最低でも150km/h程度は出せるようにしてくれよなー。
# 今の状態じゃ、どう考えても「中速道」だぜぇ...(--;)。
まぁ、進化の止まってしまった（過去完了形）昭和型組織の代表格でもある警察に何を言っても始まらないので、謂われるがままに署名をして、ありがたく「2万5千円」の反則金納付書を受け取った。ちなみに、この日は拙者の誕生日、非常に嬉しくない誕生日プレゼントを、よりによって警察から戴いてしまった。
序に、いつも疑問だったことを警官に質問してみた。「電光表示板に出る渋滞や事故の情報って、どうやって収集してるの？」答えは「通行車からの通報が情報源です」。警官の説明によれば、ノロノロ走っているのをよく見かける「道路パトロール車」という黄色の車両が定期的に路上を走行していて、そこからの情報提供がメインということらしい。言い換えれば、事故のような突発的な現象については、情報収集がリアルタイムには出来ないので、かなりの時間差が発生する事は避けられないということのようだ。電光常時板の情報と実際の状況がチグハグで「何でぇ？」と思うことも多かったが、コレで疑問が氷解した。
その後は意気消沈の状態で淡々と進む。すると、中央道川岸のバス停で、先ほどの覆面クラウンが停まって獲物を狙っていた。「覆面パトは、一旦捕まえた獲物から複数回の違反切符を切る為に、前方で待ち伏せしていることが多い」と聞いたことがあるが、まさしくその通り！であった。いやーぁ、危ない危ない。（笑）
制限速度前後で淡々と進んでいたら、伊那ＩＣを過ぎた辺りで電光表示板に「渋滞1km 土岐ＩＣ－土岐ＪＣＴ」と表示されているではないか。「やっぱ、この時間は渋滞は避けられんのだなー」なんて考えながら走っていたら、次の電光表示板では渋滞が3kmに増えているではないか。「ゲゲッ、3kmの渋滞なんて一体どんだけ時間が掛かるんだよ！？」幸い、この区間は国道19がほぼ併走しているので、いざとなればそちらに逃げることが出来る。「渋滞の状況によっては国道に下りようか」と考えながら進む。
ところが、土岐ＩＣ近くまで行くと、渋滞どころか交通量が少なく、とてもスムーズに進んでいるではないか。「あぁ、やっぱ表示板はリアルタイムじゃないんだな」と改めて認識した次第。しかし、次の電光表示板には「小牧東－小牧ＪＣＴ 渋滞7km」と出ている。「えーっ、7km！？」表示されている情報以外には何も判らないので何とも言えないが、交通集中による渋滞では考え難い長さなので、恐らく事故だろう。
小牧東ＩＣで降りても良いが、自宅まで1時間ほどかかってしまう。「10km遠回りだけど、東海環状道を使おう」。土岐ＪＣＴから中央道を離れて東海環状道に入り、淡々と進む。この道は大半が一車線区間なので遅い車が居たりすると時間を喰ってしまう為、普段はあまり使わない。案の定、60km/h前後で走る軽トラックが先頭を走って蓋をしていて、時間が掛かる割にはちっとも先に進まない。（滝汗）
しかし、一車線では抜くことが出来ず、そのまま金魚の糞の如く連なって走る以外に方法が無い。大人しく進んで関ＪＣＴから東海北陸道に入って南下し、一宮木曽川ＩＣで降りる。ＩＣ近くのスタンドで給油。燃費は7.5km/Lほど。渋滞でかなりガソリンを使ったと思うので、まぁこんなもんでしょう。自宅には20時前に到着した。
出発前から消えなかった、漠然とした「嫌な予感」は、結果としては見事に「的中」してしまった。しかし、裏を返せば、拙者には予言能力があるということになる...のかなー？？？？（笑）
久々にやられましたね。
ゴールド免許までの道のりは遠いですなぁ････（笑）
by ブルル (2012-11-18 11:05)
ブルル さん
そう、ゴールドは遥か彼方へ...と。（笑）
まぁ、当分は大人しくしています。
by Rifle (2012-11-18 11:46)
「嬉しくない誕生日プレゼント」でしたね！
ラジエタートラブルでなくてよかった？
その２、ドキドキして読ませて頂きました。
by MyR-Life (2012-11-18 13:01)
MyR-Life さん
確かに、ラジエータのファンが割れて飛び散ったりしたら、反則金どころでは済まなかったですねぇ。（汗）
いつもお読み頂きまして有難う御座います。
by Rifle (2012-11-18 15:07)
渋滞情報を見て 一般道を走ったら 渋滞は解消していた－
ということも ありそうですね
by ハマコウ (2012-11-18 18:58)
ハマコウ さん
そうですね、情報にタイムラグがあるので避けられないこともあると思います。監視カメラを増やすとか何とか方法はありそうなもんですけどねぇ。
by Rifle (2012-11-18 19:45)
お誕生日おめでとうございます。
中央道が80km/hとは知りませんでした（汗）
お互い気を付けて走りましょう～
by たくや (2012-11-18 21:05)
たくや さん
暖かいお言葉有難う御座います。ホント、お互い気を付けましょうねー。
中央道は法規上「高速道路」じゃないので、制限速度が80km/hらしいですが、昭和中期の法律をろくろく見直しせず、小手先の改正だけして使っているというのもおかしいですよねぇ。
by Rifle (2012-11-19 06:36)
きゃん～お誕生日おめでとう～♪～☆彡～
２万５千の特別キップまで～頂いて～((+_+))
イタイ１日の〆になりましたねぇ
そこの赤い車～止まりなさい～キャハ～
思わず～笑っちまった～<(_ _)>
キャハ～
Rifleさまのお車だったのねぇ
キャア～カッコ良いじゃん～
キップは～
by みうさぎ (2012-11-19 08:33)
みうさぎ さん
暖かいお言葉有難う御座います。本当に痛い！青切符でした。(/_;)
原PAでは周囲の視線がいつもの倍くらい強くに感じられました。
覆面に捕まったフェラーリなんて、格好のネタですもんねぇ。(^^;)
by Rifle (2012-11-19 09:34)