ケアナケアとDS liteなどの修理

　少し前の話になるが、子供が使っているニンテンドーDS liteはかなり前からタッチパネルの反応が時々おかしかった。

そこで、オークションに出ていた補修部品を入手した。

ネット上に修理手順を解説したサイトが数多くあるので、そちらを見ながら分解する。

そして、パネルを入れ替えた。

元通り組み立て、動作をチェックするとちゃんと反応するので、修理完了としたのだった。
　ところが、暫くして今度は電源が入らなくなってしまった。電源スイッチの操作時の感触が異様に軽いので、ここが怪しい。
　そこで、再びオークションに出ていた補修部品を入手し、早速蓋を開ける。

電源スイッチのプラスチックの部分が折れて無くなっている。これではスイッチが入らないのは当り前である。
　早速交換しようとしたが、スイッチ周辺に背の高い部品があって円錐状のコテ先を当てるだけの空間しか無い。これではハンダを鎔かしてもハンダ吸取り器の口先が入らず、部品を外すことができない。一寸だけ悪あがきして、スイッチを分解してから再挑戦したが、ハンダを吸い取れないというのが致命傷でどうやっても外せない。「これ以上基板にコテを当て続けるのは危ないなぁ...やっぱウィック（ハンダ吸い取り線）を使わないと無理か」と思い、作業はここで中断した。ウィックを買ってきてから作業を続けよう。それまでは分解したままの状態で机上保存である。

　次はケアナケアだ。
　入手してから2年近くが経過し、きちんと充電しても直ぐに停まってしまうようになった。もう充電池の寿命が尽きているので交換が必要である。製造元のリコーエレメックスに依頼するのが一番簡単だけど、費用も時間もかかるので自分で交換する。
　使われているのはタブ付単三型ニッケル水素電池を10本直列にしたものである。はじめはタブ付の電池を探して自分で作る積りだったが、名古屋･大須のお店を回ってもちょうど良い容量のものが見つからない。そこでネット上を探し回ったら、類似品が見つかったので早速取り寄せた。送料も含めて3400円ほどだった。

左が本体に内蔵されていた正規品で容量は1100mAh、右が取り寄せたもので1200mAhだ。コネクタの形状が違うだけでサイズは同じ。だから、コネクタの部分だけを切り取って新しい方へ移植する。
　流れる電流がやや大きいので、ハンダ付けするのではなく、分解して配線を入れ替えようと考えた。

しかし、ピンは固くカシメられていて配線を外して入れ替えることが出来ない。仕方がないので配線をハンダ付けして入れ替えた。

これを本体に入れて元通り蓋をすればOKである。
　早速充電してみたら、容量が少し多いのでいつもより1時間近く余分にかかって充電が完了した。実際に使ってみると、本来の水圧になっており、直ぐ停まってしまうことも無い。これでケアナケアは作業完了である。

　次は、廃物利用である。
　普段使っているデジタルテスタのリード線が、経年変化で根元から切れ掛かっていた。

切れ掛かっている部分を切断し、部品の足の余りをハンダ付けしてブレッドボードなどに挿して使えるように改造する。

# 「改造」というほど大げさなものじゃないですけど、ネ。
テスタには、勿論新しいリード線を用意した。これでOK。

　最後は、オークションで入手したソーラーチャージコントローラだ。充電電流が4Aまでの安価なものである。

太陽電池側にはシガープラグを取り付けてあるので、そのまま使えるようにシガーソケットを、そしてバッテリー側にはワニ口クリップを付ける。

ドライバーで配線を固定するだけなので、とっても簡単である。念の為に動作確認すると、ちゃんと充電を示すグリーンのLEDが点灯する。

これでOKだ。


　ウィックを購入しないと作業を続けられないし、他にも一寸した欲しい部品があるので、近いうちに名古屋へ出向いて購入する積りである。ただ、名古屋方面へ出掛けるとなると、車だと駐車代がかかるし、バイクで行くと寒いし盗難にも注意しなければならないしで、なかなか厄介なんだよね...。

タグ：ケアナケア ソーラーコントローラー DS修理

コメント 2

ケアナケアの電池は１２Ｖなんですね。
電池が手に入らないため、困ってます。
ちなみにどちらで購入されたんでしょう？！
自分も探してはいるのですが、見つからず・・・。
10本直列につなげて自作するしかないかなぁ。
by たかぽん (2013-02-25 23:42) 

たかぽん さま

購入先は「デンシ電気店 ヤフーショップ」です。
今も在庫があるみたいですよ。
by Rifle (2013-02-26 14:05)