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突っ張り棒の修理 [雑感]

 カレンダーなどを吊り下げる為に、数年前突っ張り棒をホームセンターで購入し、今まで問題無く使っていた。
数年前に購入した突っ張り棒
ところが、先日掃除などの為に外し、再び同じ場所に設置しようとして少し力を入れたら「ガガガガッ」と引っ込んでしまい、「突っ張らない棒」になってしまった。「なんだよ、『ツッパリ』っていう割には軟弱な奴だな。」買い直おそうとも思ったが、まず分解してみることにした。

 初めに、細い方の先端にあるキャップを取り外す。
突っ張り棒の細い方のキャップを外す
内部にはバネが入っているようだ。
 次に、太い方の先端にあるキャップを取り外す。
突っ張り棒の太い方のキャップを外す
やはりバネのようなものが見えるが、細い方よりも巻き方が太い。よく見ると、簡単に外れないように、一部カシメてあった。
羽が飛び出さないように一部カシメてある
カシメてある部分をマイナスドライバーで少し戻し、かなり強引にペンチで回しながら引いたら、バネが抜けて来た。
内部のバネを取り出す
バネはキャップに近い部分が太いだけで、他は細い棒の内径よりもわずかに小さいサイズになっている。
 細い棒の外には出ない方の先端近くが一部内側に凹ませてあって、その凹んだ部分がバネに沿って螺旋状に動くという構造になっている。この凹みが浅くなってしまい、少し力を掛けるだけでバネを乗り越えて滑ってしまうのだ。

 原因が分かれば修理は簡単、凹みをもう少し深くすれば良い。まず、細い棒の方も抜く。
細い棒の方を抜く
そして、凹みに大きいマイナスドライバーを当てて、ハンマーで叩く。この部分は薄い金属で、強く叩くと割ってしまう可能性があるので、様子を見ながら少しずつ叩き込んで調整した。後は元通りに組み立てればOK、これで修理は完了...と思ったが、カレンダーを掛けようとしたら「ガガガガッ」と引っ込んでしまった。よーするに「直っていない」のである。(汗)

 改めて分解してみると、凹みがほぼ元に戻ってしまっていた。この部分が全体的に弱くなっているようだ。
 真ん中を一か所叩くだけではなく、周辺も含めて全体的に凹ませるが、中央から少し外れた位置を叩くと、不思議なことに真ん中を中心とした線対称の位置が浮き上がってきてしまう。「ありゃっ、こりゃ不味い」と浮いた部分を叩きこむと、やはり真ん中を中心とした線対称の位置が浮き上がってきてしまう。マイナスドライバーは棒に対して平行になるようにして叩いていたが、何度やってもうまく行かない。
 そこで、マイナスドライバーを小さなものに替え、棒に対して直角になるようにして叩いた。、棒の表面にはかなり傷が付いたけれど、何とか必要な深さまで凹ませることができて、やれやれ...である。傷付いた部分は組み立てれば見えないし、室内で使うからボロボロに錆びてしまうような事にはならないだろう。
 一寸梃子摺ったが、普通に使えるようになってメデタシメデタシ、である。
タグ:突っ張り棒
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Take-Zee

こんにちは!
今日もとても暑いです・・・
いつもながら、なんでも修理なんですね。

by Take-Zee (2014-08-06 11:05) 

Rifle

Take-Zee さん

お金は無いけど時間はあるので、直せるものなら何でも直して使います。
それに、修理していると意外に楽しいですし。(笑)
by Rifle (2014-08-06 20:23) 

tama_photo

まい進してますね、修理に。
何も壊れてないと落ち着かないとか、そんなことありません?(^^
by tama_photo (2014-08-07 19:12) 

Rifle

tama_photo さん

壊れないのが一番ですが、そうなるとブログのネタに困る事態に陥るという新たな問題が浮上して来たりします。(^^;
by Rifle (2014-08-07 21:38) 

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