電動鉛筆削りのレストア

　自宅1階で使っていた電池式鉛筆削りの調子が悪くなってきた。具体的には電池を押さえる蓋の爪が折れてしまい、蓋を押さえながらでないと削れないし、削った表面がガサガサになってしまって、少々使い難い。「2階に使っていない鉛筆削りがあるから、それを使おう」。
　ところが、いざ使おうとしたら、遠くから見ている分には何とも感じないものの、手に取ろうとすると「バッチイな、これ。」

三菱鉛筆株式会社の「三菱電動シャープナーES-20型」という製品で、1973年製だ。小学3年の時に親父が買って来たもので、10年ほど使わないまま2階の窓際に置いてあった。日光が当たっていた為か、透明だった上側の樹脂は劣化して濁ってしまっている。、

本体後ろに張ってあるシールは印刷が消えて真っ白。

鉛筆の差込口のメッキも錆びている。

更に、その上にうっすらと砂埃が乗っているので、触るとザラザラする。とてもじゃないけど、このままだと「使おう」という気にはなれない。

　まず、全体を紙フキンで拭き取る。

紙フキンは飲食店で出されたものを使わずに持ち帰って使っている。一寸した掃除にとても便利だが、飲食店に入らないとタダで手に入らないので、我が家では貴重品である。
　メッキはNEVERDULLで磨く。左半分が磨く前、右半分が磨いた後である。

錆でメッキが剥がれた部分は傷で残っちゃうけれど、それ以外はそこそこ綺麗になる。
　表面のしつこい汚れは万能クリーナーで落とすが、強く擦ると劣化した樹脂の表面も削れてくる。

色がまだらになってしまったが、気にしない事にする。
　ツマミを抜いたら、日光が当たらない部分はとても綺麗。購入当時はこんなに綺麗だったのね。

　電源ケーブルも万能クリーナーで汚れを落とす。プラグの部分を見たら、かなり錆びていた。

金属部に全く艶が無いほど錆びていてNEVERDULLでは手に負えず、マイナスドライバーで錆をこそげ落とした。

　本体全体を2000番のサンドペーパーで磨いて、劣化した表面を削り取る。

濁って見えなかった内部の表示が見えるようになった。このままでも良いけれど、せっかくなので液体コンパウンドで仕上げる。左半分が磨く前、右半分が磨いた後である。

全体を磨き終わったら作業は終了である。

随分と綺麗になった。今後は1階で活躍して貰う予定である。

タグ：三菱鉛筆 電動シャープナー 鉛筆削り 電動 ネバーダル サンドペーパー コンパウンド

コメント 6

この星みたいなマークに見覚えがあります◎
凄くキレイになりましたね～☆
by TERU (2014-08-15 00:28) 

TERU さん

室内にあったからか、一寸手を掛けるだけでそこそこ綺麗になりました。
でも、近づくと結構手が抜いてあることが分かっちゃうんですけどね。（笑）
by Rifle (2014-08-15 07:02) 

ほっ、すっきりきれいになりましたね。
これでまた、しばらくは活躍してくれますね。
by 駅員3 (2014-08-15 07:58) 

何回やってもエラー表示が出ます。
たくさんコメント入っていたらゴメンナサイ!!

ほっ、すっきりきれいになりましたね。
これでまた、しばらくは活躍してくれますね。
by 駅員3 (2014-08-15 08:01) 

お暑、ございます！
鉛筆削りなんて・・・もう50年も使っていません。
なつかしく拝見しました。

by Take-Zee (2014-08-16 09:27) 

駅員3 さん
見た目はだいぶ綺麗になりました。これで当分は大丈夫そうです。

Take-Zee さん
最近は見かけなくなりましたね。やっぱり「昭和の製品」ですかねぇ。
by Rifle (2014-08-16 21:30)