SSブログ

カルペデイムへ [雑感]

 毎年欠かさず諏訪・池のくるみ(踊り場湿原)にあるカルペデイムに通ってるけれど、渋滞を避ける為に8/15のお盆には泊まった事が無い。その日は「諏訪湖祭湖上花火大会」が19時から行われる為、午後の早い時間から道が渋滞し始める。だから、夕方に諏訪市街を通過してカルペデイムへ向かうとどれ位時間がかかるのか全く予想できないので、今までずっと避けていた。
 しかし、妻が「一度も諏訪湖の花火を見たことが無いから見てみたい」と言うし、拙者自身も一度も見たことが無いので、今回は8/15に泊まってみる事に。

 8/15は朝8時に出発する。高速道は渋滞するだろうと思い、国道21経由で国道19に出て、そのまま北上する道を選ぶ。
 今までは江南市・小牧市などを抜けて国道19に出ていたけれど、市の中心街を抜ける為、渋滞気味で時間がかかるのが難点だった。そこで、今回はあえて国道21を使っていきなり土岐市まで進んでから国道19へ入る道を走ってみた。まず、県道183で犬山市へと進み、木曽川を渡って岐阜県側に入り、そのまま国道21へと進む。江南や小牧の市街地と違って、交通量はとても少ないが、雨が強いのが難点と言えば難点だ。
 美濃太田市で国道にそって木曽川を渡り、そのまま道なりに進む。ちなみに、この道はGPZ250Rに乗っていた頃のバイク散歩コースだったから、20年ほど前のこの道の景色はよく覚えている。けれど、東海環状道の可児御嵩ICが出来てからは一変してしまい、昔の面影は殆ど無い。しかもICへと繋がる道が知らないうちに国道に昇格して道幅も3倍以上に太くなって整備され、道の駅「可児ッテ」まで出来ていたのには、一寸驚いた。でも、元々の国道21と合流した辺りからはほぼ昔の風景のまま。何となく安心して進む。
 鬼岩公園周辺は建物が増えたものの、それ以外はあまり変わっていない。ここで大きくカーブするとそれまでの上り坂が下り坂に変わり、土岐ICへと向きを変える。カーブを超えて少し進んだら、「道の駅志野・織部」が出来ていた。建物が新しいので、最近できたらしい。
# 帰宅してから調べたら、2004年4月オープンと判る ...あれ?もう10年も経ってるじゃん...(^^;
道の駅を横目で見ながら走り続け、土岐ICを通り過ぎて国道21に入る。東濃地方の基幹となる国道だけに交通量が多い。しかも、時折激しい雨になるので、運転には少々気を遣う。幸い渋滞することなくスムーズに進み、落合川を渡って上り坂になると人家がどんどん減っていく。
 JR田立駅近くにある「道の駅賤母」で少し休憩し、再び走り出す。雨はやや強く降っている。国道256との交差点を過ぎて南木曽町役場近くの小さな沢を通りかかると、7月9日の台風8号で起きた土砂災害の現場が見える。国道19は7月12日7時から通行できるようになったが、復旧したのは道路だけ、周囲は土石流が残した凄まじい爪痕がそのまま残っていた。

その後も淡々と進むが、時折雨の降り方が激しくなる。よくもまぁこれだけ降る材料が空にあるもんだなーと思う。贄川宿を過ぎると道が下り坂となり、山の高さも徐々に低くなって塩尻の市街地となる。時間は既に12時をだいぶ回っているので、JR塩尻駅近くのファミリーマートに入って昼食にする。持参したおにぎりだけでは足りないので、店内でパンなどを買う。30分ほどしてから再び走り出す。
 塩尻峠を越え、市街地を避けて湖北トンネルを抜け、国道142を進むと段々と霧が濃くなってくる。和田トンネルを抜けてビーナスライン(県道194)に入ると、周囲は真っ白。20m先がぼやけて見えない。でも、以前10mも見えない濃い霧の中を走った事があるので、走るのにはさほど苦労しなかった。矢島湿原周辺は特に霧が濃かったが、林などは木々が霧を遮ってくれるので案外走り易い。車でごった返す霧の駅を過ぎて池のくるみへと向かう道の途中で車を止めた。
霧ヶ峰の風景
霧で遠景は見えない。
霧のかかった霧ヶ峰の風景
道の近くの花に蝶が集まっている。
霧ヶ峰の黄色い花に蝶が集まる
しばし景色を楽しんでから向かうと、カルペデイムには霧に包まれていた。
霧に包まれたヒュッテ・カルペデイム
14時と少し早い時間に到着したので、宿の中でのんびりと過ごす。知恵の輪を手に取ったらなかなか解けず、お風呂を挟んで2時間近くかかってようやく解けた。が、元通りに戻そうとしたら上手く行かず、最初の状態に戻すのにも2時間近くかかってしまった。(笑)
 18時過ぎに夕食となる。まずは魚料理だ。
カルペデイムの夕食(魚料理)
魚も料理次第でこんな井美味しくなるのかと、本当に感心する。次は肉料理だ。
カルペデイムの夕食(肉料理)
こちらも相変わらず美味しい。お腹一杯食べた後はデザートだ。
カルペデイムの夕食後のデザート
食べている最中もかなり強い雨が降り続き、その後も降ったり止んだりを繰り返していたので、花火大会を見に行くのは諦めた。こんなに天候が不安定では、下手すりゃ霧に邪魔されて花火が全く見えなかったかも知れない。
 食後はしばしゆっくりとして、その後はいつもの「おしゃべりタイム。」いつものように、飲みながら夜遅くまで話し込んだ。

 夜中は激しい雨が長時間降っていたが、16日の朝7時半頃に起きると雨は小降りになっていた。外は相変わらず霧がかかっている。
朝霧に煙る踊り場湿原
霧ヶ峰と言うだけあって、霧タップリだなぁ。
 8時過ぎに朝食となる。
カルペデイムの朝食
相変わらず美味しいのはいつもの通りだ。食後のデザートも勿論付く。
カルペデイムの朝食後のデザート
食後も本を読んだりしてのんびりと過ごし、10時過ぎに荷物をまとめて出発した。

 ビーナスラインの霧の駅に寄って土産物を買ってから県道40で諏訪市街へと向かう。雨はほとんど降っていない。国道20に入ると渋滞気味で、遅々として進まない。あまりに進まないので、少し遠回りになるけれど県道185に入り、下諏訪町役場の近くを通って国道20に入ったら、とてもスムーズに進んだ。「道の駅小坂田公園」で小休憩した後、塩尻の街を抜けて中央本線を超えると、段々と山が深くなってくるのと同時に雨も降りが強くなって行く。
 淡々と進んで、土砂降りの中を「道の駅木曽ならかわ」に入る。既に13時近いので、いつもの「フィンランドカフェ ユーライフ」に入って昼食にする。各自思い思いの品を選んだ。母と母の姉はムンッキ、
ユーライフのムンッキ
妻はホットサンドとキャベツスープのセット、
ユーライフのホットサンドとキャベツスープのセット
拙者はナポリタンのパスタセット、
ユーライフのナポリタン・パスタ
子供はオリジナルの北欧風アリアのパスタと、
ユーライフ・オリジナルの北欧風アリアのスパゲッティ
マロンケーキを頼んだ。
ユーライフ・オリジナルのマロンケーキ
食べている間ずっと激しい雨が降り続き、食べ終わって木曽くらしの工芸館を一通り見終わってもまだ降っていた。

 1時間ほどで再び走り出すが、相変わらず強い雨が降り続く。長野県から岐阜県に入る頃は特に降り方が酷く、その状態がしばらく続く。通りかかれば必ず寄っている「道の駅 日義木曽駒高原」に入って、自分たち用の土産を買う。
道の駅日義で購入した土産の数々
相変わらず強い雨が降り続く中を走り出す。
 国道256との交差まで降り続いた雨は徐々に弱くなり、JR坂下駅近くを抜ける頃には雨は止んで青空も見えた。中津川の市街地を通って明智鉄道の下をくぐった直後から渋滞になり、JR釜戸駅を過ぎる頃までの間ノロノロ運転で1時間近くロスしてしまう。渋滞している間に再び雲行きが怪しくなったと思ったら、案の定大粒の雨がフロントガラスを叩きつける。しかし、その勢いは続かず、10分程度で弱い雨に変わった。
 国道19が2車線になる区間は快適そのもので、淡々と進む。土岐市に入って少し進んだら国道21へと進む。「道の駅 志野・織部」で小休憩をしてから走り出し、昨日来た道をそのまま進む。時折雨は降るものの強い降りにはならなかったが、木曽川の流れはいつもと違って恐ろしさを感じるほどの勢いだった。
 国道41との交差を過ぎると木曽川と並走する状態になるが、川の水が冷たいのか、川霧が立ち込めていた。初めて見る珍しい風景で、路肩に車を止めて携帯電話やデジカメで撮影している人を多く見かけた。
 その後も淡々と進み、自宅近くのスーパーで食材を買い込んで、19時少し前に無事自宅に到着。これで今回の旅行も無事お開きとなった。

 今回は市街地を避けて岐阜県東濃部の道を選んだが、これは大正解!交通量は少ないし、信号も少ないので、快適に進められる。これからはこの経路を使おう。
 それから、早速買って来た日本酒を飲み比べてみた。
 「中乗(なかのり)さん」と「木曽のかけはし」は何度飲み比べてても差が全く分からない。拙者の舌はかなり鈍感らしい。(苦笑)
 「中乗さん」「七笑」「木曽路」を比べてみると、なんとなく違うのは分かるけれど、その差は僅かで、言葉に表現できない。強いて言えば、「七笑」がわずかに辛口?という程度だ。これじゃぁ利酒師にはなれないなー。(笑)
nice!(17)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 17

コメント 2

ブルル

花火が観れなくて少し残念でしたね!
しかし食事が美味そうですなぁw
by ブルル (2014-08-19 16:42) 

Rifle

ブルル さん

マジでカルペデイムの食事は美味いですよ。
花火大会は毎年やってるし、夏の期間は短時間ながらも毎日花火を上げているみたいなので、それを見るという手もありそうです。
by Rifle (2014-08-19 18:05) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました