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LEDデスクスタンドの修理 [電子回路]

 6年ほど前に購入したLEDの卓上灯は主に子供が使っている。
スワン電器の卓上LEDライト
スワン電器のLEX-951という製品である。
スワン電器の卓上LEDライトLEX-951
先日「30分位経つと突然切れるし、アームがちゃんと止まらない」というので、まずは確認してみる。
 30分ほど点けたまま放置したけれど消えることは無く、一見問題無さそう。だが、この位置以外ではLEDライト部がお辞儀をしてしまい、どうもうまく固定できない。まずはバラシて見ることに。

 アームを卓上ベースから引き抜き、ライトを固定する樹脂製金具の中心にあるネジを外す。
卓上LEDライトのライト部分
ライト部を自由に動かせるように、接点は円周状になっている。
ライトとアームの接点は円周状
よく見ると、接点は緩い凹凸がある。
接点には緩い凹凸ができている
通常はネジで圧着されているから、この程度なら問題は無い。LEDの部分を見て「ん?黒いゴミが付いている」と思ったら、LEDセルが一つ死んでいるようだ。
LEDセルの一つが死んでいる
同じLEDが他にも2つあるけれど、どちらも奇麗で問題無さそう。
問題無い方のLEDは奇麗
ライト部分はネジがロックタイト等で固定されているらしく、手持ちの工具では緩めることができなかった。ある程度時間が経つと消えてしまうとはいうものの、時間を置けば普通に使えるので、内部に温度ヒューズかポリスイッチ等が入っているのかも知れない。

 「アームが固定できないというのは、ネジが緩んだのか?」と思い、アーム部を分解してみる。
LEDスタンドライトのアーム部
ネジらしきものは見当たらないが、真ん中の黒い樹脂は蓋のように見える。ここを先の細い物で突いたら、案の定下にネジがあった。
樹脂の蓋を取るとネジが見える
ネジを外すと、部品がバラバラになるのと同時に、黒い樹脂のような細かい粉末が沢山出てきた。
アーム部を分解したところ
バラした部品を見ると、電蝕でも起こしたのか接点が汚れている。
部品の接点が汚れている
NeverDull(ネバーダル)で磨き上げる。
NeverDullで磨き上げたところ
フレーム側にも接点の部分はやや汚れている...ということは、アームが配線そのものということになる。道理で配線が見当たらない訳だ。
アーム側接点も少し汚れている
アーム可動部3か所ともバラシて清掃してから組み立て直せば完成である。
修理が終わったLEDデスクライト
一寸使ってみたが、アームは手を放した位置でかっちりと停まるようになった。どうやら樹脂同士が擦れて細かい粉になり、それが潤滑剤となってアームをきちんと固定できなかったらしい。

 LED部分は分解できなかったので今後の動作は未知数だが、まずはこのまま使って様子を見よう。
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