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KORG D888がやって来た [音楽]

 我が家には、自分でオーバーホールしたD32XDD16XDがあるけれど、どちらも一階で各機材に接続した状態となっているので、二階の部屋で使おうとすると配線を全て外さねばならず、かなり面倒な作業となってしまう。
 しかも、どちらも10kg超えの重量級なので、運ぶのも大変。だから「二階で一寸だけ使いたい」というだけの為に一々動かそうという気にはならない。

 実は、そういった目的の為も含めて、D32XD・D16XDを手に入れる前にBOSSのMicroBRを中古で入手して二階で使っていた時期があった。
 機能や音質はとても良かったけれど、無理な小型化が災いして操作が複雑で使い勝手が良くない。何かする度にメニューを毎回出してあちこちのボタンを何度も押すのが面倒で、徐々に使わなくなってしまった。それで随分前に手放してしまったのである。
 しかし、録音できる機材が全くないというのは何かと不便で「やっぱり何か欲しいなぁ」と思っていた。

 先日いつものようにネット上を漁っていたら、KORGのD888が安く出ているのを見つけた。
 D888は2006年に発売された機種で、D32XDやD16XDの下位機種に当たる。8chミキサーに録音機能を付けたような感じで、オートフェーダー機能は無いし録音部も16bit/44.1kHzで上位機種の24bitに比べるとやや見劣りするけれど、8ch同時録音できるし一寸した録音に使うには十分な性能だ。
 「機能は正常」という話だったし、状態も悪く無さそうだったので、自宅へ取り寄せた。
KORGのD888
入出力端子はほぼ全部が上面にあるので、機材の周囲に隙間を空けておく必要が無い。狭い場所で使うには好都合だ。
 前面一番手前に一つだけあるジャックはフットスイッチ用。
前面のジャックはフットスイッチ用
 背面にはUSB、MIDI OUT、S/P DIFがあるだけだ。
背面
電源を入れて、動作を軽くチェックしたけれど、問題は何も無かった。

 これで長年の懸案(?)だった録音機材が手に入った。「一寸した録音」という用途には少々大袈裟過ぎるよーな気がしないでもないけれど、安価に入手できたのだから良しとしよう。
 ただ、製造から15年近く経過している機材なので、使われている電解コンデンサは劣化が進んでいるだろうし、接点の表面も酸化が進んでいる筈。
 他にもオーバーホールする機材があるので、まとめて部品を発注してそのうちにオーバーホールしようと考えている。
タグ:MTR D888 KORG
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