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もっと、やらかしたーぁ!・・・かも!?(その3:再整理と悩み) [カメラ]

前回からの続き)

 昨年秋にCONTAX(コンタックス) T2Blackが我が家にやってきたのは記事に書いた。
コンタックスT2チタンブラック
しかし、コロナウィルス蔓延のお陰で持ち出す機会は殆ど無い。

 現在はRolleicord(ローライコード)やHasselblad(国内ではハッセルブラッド、本来の発音はハッセルブラート)ばかり使っていて、35mmフィルムの使用本数は極端に少ない。
 特に、昨年使ったブローニー判(中判)はポジ・モノクロ合わせて15本以上なのに対して、35mmフィルムはモノクロ1本だけ。でも、現在手元にある35mmフィルムカメラはCONTAX S2b・Rollei35S・Rollei B35・CONTAX T2と、4台もある。ブローニー判はRolleicordとHasselbladの2台だけだから、殆ど使わない機材が2倍もあるのだ。

 何時持ち出しても直ぐ撮影できる状態を保ちたいので、どのカメラも定期的にシャッターを切っている。でも、撮影しないのにシャッターだけ切るなんて、消耗を早める為にやってるような気がしてしまう。
 コロナウィルスが収束した後どうなるかは判らないが、今の状態から鑑みると、35mmフィルムカメラの出番は今と同様殆ど無さそう。「使われずに仕舞い込まれたままなんて、カメラが可哀想だなぁ」とも思ってしまう。

 更に、CONTAX T2はかなり無理して購入した為、費用面の問題は残ったまま。未だに穴埋め出来る目途すら立っていなかった。何とか穴埋めしないと、将来のフィルム購入にも差し障る可能性もある。
 半年近く散々迷っていたのだけれど、やっぱり「カメラは使われてこそ価値がある」と思うので、手放す事にした。
 特にS2bのカメラシステムは揃えるのに散々苦労しただけに「これだけは手放したくない」と思っていたし、昨年末の振り返り記事でもそう書いたけれど、死蔵するだけでは持ってる意味が無い。20年もの間使い続けて愛着もあり、本当に「断腸の思い」だった。
手放したS2bの35mmフィルムカメラ・システム
悲しかったけれど、これで一応穴埋めする事が出来た。

 が、話はそれで終わりにはならなかった。別件でネット上をあちこち探し回っていた時、Rollei35Classicが随分とお安く売りに出ているのを偶然見つけてしまったのである。(滝汗)安い理由は「(印刷されている)Classicの文字が消えかかっている」「付属品が無い」「しばらく使っていないし、フィルムを詰めての動作確認もしていない」の3点。しかし、不具合もメカ不調も無いそうだし、レンズも奇麗。
 「ようやく費用補填が出来てホッとしたばかりなのに、またRollei35?しかも値の殆ど落ちない35Classicをよりによって買うなんて、いくら何でも節操が無さ過ぎる」と。しかし同時に、この個体は珍しく状態が良いので「買い逃したら後で後悔するだろうなー」とも。
 これまた2週間ほど迷ったが、色々調べるうちに「35SとB35の両方を手放せば、金額面は何とかなりそう」と気が付き、結局購入してしまった。
ローライ35クラシック
S2b一式を手放した反動が出てしまったのかも知れない。(滝汗)
 だから、35SとB35は手放した。
ローライ335S
ローライB35シルバー
これで、35mmフィルムカメラはT2と35Classicの2台のみとなった。

 35Classicを手に入れた理由は、他にもある。
 T2は電子制御なので、制御部が故障すると修理するのはほぼ不可能。35Classicは機械制御だから、普通に使っている分には簡単には壊れないし、問題が起きたとしても修理できる可能性はT2よりも遥かに高い。
 それに、T2は高価なリチウム電池CR123Aが必要だが、35Classicは内蔵露出計を使わなければ電源不要というのが大きな魅力。それが、今までRollei35シリーズを使い続けている根本的な理由でもある。
 35Classicは1991年発売の古いカメラだけど、 B35は1969年、35Sは1974年だから、もっと古い。特にB35系列は内部に樹脂部品が使われている為、経年劣化による故障が増えてくる可能性もある。今後も長く使い続けたいから、少しでも新しい方が良い。
 ...何だか35Classic購入を正当化する為に理由を後付けしているよーな気がしないでもないが(滝汗)、少なくともデジカメよりは遥かに長く使えるという事は確かだと思う。

 現在、Hasselbladのシステム一式は大型防湿ケースに入れている。
ハッセルブラッド一式を入れた大型防湿ケース
Rolleicordや35mmカメラは小型防湿ケースに入れていた。けれど、S2b一式を手放したので、入ってるのは3台だけになった。
ケースにはカメラが3台だけ
「たった3台だけの為に防湿ケース1つを使うなんて一寸大袈裟だなぁ。」今後フィルムカメラ機材は、減る事はあっても増える事は無さそう。だから、「後々の為に」小型防湿ケースを取っておく必要は無さそうだ。
 大型防湿ケースはCF500mmを寝かせて入れているので、その上の空間が遊んでいる。「じゃぁ、段ボールで台を作って上に乗せよう。」たまたま手元にあった段ボールを加工して台を作った。
段ボールの置台
これをCF500mmの上から被せ、その上にRolleicord・CONTAX T2・Rollei35Classicを置けばケース一つに収まる。
撮影機材は一つのケースに収まった

 費用面の穴埋めが、結果的にはカメラ機材の再整理に繋がってしまった。今でもS2bを失った事が寂しいけれど、機材が減った事でケース一つに全てが収まるようになった。ちなみに、小型カメラケースは子供が使う事となった。

 昨年末の振り返り記事では、Rolleiflex2.8シリーズをもう一台欲しいと書いた。35㎜もブローニー判も2台づつあるのは「モノクロとポジを同時に使う為」だ。
 しかし、Hasselbladならフィルムバックを入れ替えれば良いので、2種類のフィルムを使いたければHasselbladの1台だけで良い、とも言える。徒歩や車での移動なら問題無い。そう考えると二眼レフRolleicordの存在価値が薄くなる。
 しかし、バイクとなるとそう簡単には行かないのである。Hasselbladは重量級ブローニー判一眼レフでシャッターの振動が大きい。だから、一寸暗くなるだけでも手振れを起こす可能性があって、三脚が欲しくなってくる。重い機材に加えて三脚も、となると、バイクでは相当厳しい。
 その点、二眼レフはそんなに重くないし、シャッターのショックも小さくてかなり遅いシャッター速度まで三脚を使わなくても済む。だからこそ「もう一台Rolleiflexを」と考えたのである。RolleicordとRolleiflexの2台なら多少嵩張るだけで大した事は無い。

 けれど、現状では撮影に出るのは難しいし、この状態は当分続きそう。
 以前は「購入費をどう捻出するか決めてないし、まぁ焦ってRolleiflexを探さなくても」と思っていたが「カメラ機材を再整理したし、もう増やすのは止めよう」と思う時もある。ただ、バイクでの移動が難しくなるというのはかなりの痛手だ。
 ブローニー判カメラの悩みは、簡単には尽きそうにないな。(汗)

(たぶん、完)
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みうさぎ

うふふっ節操がない。肝に命じておきます。遠出出来るようなったら写真楽しみにしてます。
by みうさぎ (2021-05-24 13:17) 

Rifle

みうさぎさん
今は撮影に行くのは憚られますけど、
コロナウィルスが収まったら撮影しまくろうと思います。
それまでの間、必要以上に機材を増やさないよう心せねば。(^^;;;
by Rifle (2021-05-24 19:12) 

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