懐かしのラジカセ:ソニー「エナジー99」CFS-99のオーバーホール(その1) [音楽]
半年ほど前に手に入れたソニーのラジカセ・エナジー99(CFS-99)は一応音は出るというものの、音が籠るのが難点。
しかも、時々だがFMラジオにすると左の音が出たり出なかったり。そんな状態なので、それなりに安かった。
そのまま使っていたのだけれど、少し手を入れたBOSE・AW-1と比べると、かなり見劣りする音になってしまっているのが気になって仕方がない。「ウーム...せめて電解コンデンサくらいは交換してみようか。」そうなると、まずは部品発注の為に分解する羽目になる。(溜息)
ジャンク扱いだけあって、スピーカ右下側が凹んでいる。(汗)
ツイーターの横に六角の穴があるのだけれど、どの六角レンチもサイズが合わない。
「何で合わんの?」と不思議だったが、この部分は後回しにして分解に取り掛かる。
背面にあるネジを全て緩める。矢印の刻印のある場所だけを緩めればOKだ。
これでフロントのスピーカー部を引き抜ける筈なのに、何処かに引っかかって抜けない...と思ったら、カセット部の透明な窓が邪魔していた。
イジェクトボタンを押して外に出した状態にしたら、透明な部分を手で持ち上げれば簡単に外せる。
スピーカー部を持ち上げると、内部の基板が見えてくる。
スピーカの配線は長さがギリギリなので、引っ張って断線させないように注意する。
スピーカの裏側を見るとネジ止めされている。前面の六角穴はダミーだったのね。(汗)
一番右のラジオ部は、ノイズ対策の金属板で覆われている。
金属板を外すと基板が見える。
画像では判り辛いと思うんだけど、FM/AM・IF検波ICのKB4419とFM復調ICのHA11227が載っている。IFTらしきコイルがかなり離れた位置に散在しているけど、どういう実装設計になっているんだろう?拙者の頭では一寸付いていけないなぁ。
# 「元々解ってないだろっ!」って話もありますけどね、エエ。(^^;)...(--;)...(/_;)
中央に居座っているカセットテープ部を取り出す前に、あちこちに溜まってる埃を取る。
固定しているネジ四ヶ所を外し、配線全てを外すと、カセットテープ部が一つの塊となって取り外せる。
その下にある基板は部品面が裏側になっている。部品がカセットテープのメカにぶつかるのを避ける為だろう。
この基板はカセットテープに関する回路になっているらしい。
左の基板は電源回路とパワーアンプ部が収まっている。電源部の部品はサイズが大きい為か、やはりパターン面がスピーカ側になっている。
裏に配線がある為、このままの状態では基板単体で外せない。一旦全体を眺めると、白い樹脂フレームに基板が取付られているようだ。
フレームを固定する長いネジ3本を緩めたら、ごっそり全体が取り外せた。
上部に鎮座しているコントロール部は基板が三枚に分かれていて、所々に電解コンデンサが使われている。
カセットテープ部も含めて、使われているコンデンサ全てを調べ上げる。電源部は、案の定液漏れを起こしている物が大半だった。
調べ終わったら部品を発注する。コンデンサだけでも4千円弱の費用となった。結構な金額になっちゃったなー(汗)...。
(続く)
しかも、時々だがFMラジオにすると左の音が出たり出なかったり。そんな状態なので、それなりに安かった。
そのまま使っていたのだけれど、少し手を入れたBOSE・AW-1と比べると、かなり見劣りする音になってしまっているのが気になって仕方がない。「ウーム...せめて電解コンデンサくらいは交換してみようか。」そうなると、まずは部品発注の為に分解する羽目になる。(溜息)
ジャンク扱いだけあって、スピーカ右下側が凹んでいる。(汗)
ツイーターの横に六角の穴があるのだけれど、どの六角レンチもサイズが合わない。
「何で合わんの?」と不思議だったが、この部分は後回しにして分解に取り掛かる。
背面にあるネジを全て緩める。矢印の刻印のある場所だけを緩めればOKだ。
これでフロントのスピーカー部を引き抜ける筈なのに、何処かに引っかかって抜けない...と思ったら、カセット部の透明な窓が邪魔していた。
イジェクトボタンを押して外に出した状態にしたら、透明な部分を手で持ち上げれば簡単に外せる。
スピーカー部を持ち上げると、内部の基板が見えてくる。
スピーカの配線は長さがギリギリなので、引っ張って断線させないように注意する。
スピーカの裏側を見るとネジ止めされている。前面の六角穴はダミーだったのね。(汗)
一番右のラジオ部は、ノイズ対策の金属板で覆われている。
金属板を外すと基板が見える。
画像では判り辛いと思うんだけど、FM/AM・IF検波ICのKB4419とFM復調ICのHA11227が載っている。IFTらしきコイルがかなり離れた位置に散在しているけど、どういう実装設計になっているんだろう?拙者の頭では一寸付いていけないなぁ。
# 「元々解ってないだろっ!」って話もありますけどね、エエ。(^^;)...(--;)...(/_;)
中央に居座っているカセットテープ部を取り出す前に、あちこちに溜まってる埃を取る。
固定しているネジ四ヶ所を外し、配線全てを外すと、カセットテープ部が一つの塊となって取り外せる。
その下にある基板は部品面が裏側になっている。部品がカセットテープのメカにぶつかるのを避ける為だろう。
この基板はカセットテープに関する回路になっているらしい。
左の基板は電源回路とパワーアンプ部が収まっている。電源部の部品はサイズが大きい為か、やはりパターン面がスピーカ側になっている。
裏に配線がある為、このままの状態では基板単体で外せない。一旦全体を眺めると、白い樹脂フレームに基板が取付られているようだ。
フレームを固定する長いネジ3本を緩めたら、ごっそり全体が取り外せた。
上部に鎮座しているコントロール部は基板が三枚に分かれていて、所々に電解コンデンサが使われている。
カセットテープ部も含めて、使われているコンデンサ全てを調べ上げる。電源部は、案の定液漏れを起こしている物が大半だった。
調べ終わったら部品を発注する。コンデンサだけでも4千円弱の費用となった。結構な金額になっちゃったなー(汗)...。
(続く)
2023-10-26 01:00
nice!(24)
コメント(4)
頑張った甲斐があったねっ
直って良かったよん
by みうさぎ (2023-10-26 15:24)
みうさぎさん
調べるだけでも結構な手間がかかって大変でした。
分解できても戻せないなんて事になったりすると余計に厄介ですから、分解中は画像を撮りまくりました。
by Rifle (2023-10-26 17:29)
可動部とかは壊れないいないみたいですが
コンデサだけでも4000円もするとは
結構、高い修理になりそうですね
by 歳三君 (2023-10-28 21:43)
歳三君さん
汎用品なら2500円強で済みますが、オーディオグレード品は単価が高いんで、個数が嵩むと費用も高くなっちゃうんです。
音質を優先する限りは、この程度の出費は仕方ないですねぇ。
by Rifle (2023-10-29 21:00)