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フェイザーとOPアンプ [音楽]

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 昨日ギター用フェイザーの仮組みが完成した。
 この回路は「誰でも作れるギター・エフェクター2 らくらく開眼編」(リーットーミュージック刊)に掲載されているもので、移相回路が2つ、IntensyもResonance(Feedbak)も無しというシンプルな構成になっていて、MXRのPhase45とほぼ同一だ。
# ちなみに、この回路図にはOPアンプの知識が少しでもある人なら直ぐ分る誤植があり、出版元に連絡しておいた。
 出て来るのは「スピーカを回転させたような音」には違いないが、拙者には「少々ゆるい効き目のトレモロ」のようにも感じられる。Intensyが無いので効き具合を調整することは出来ず、常にフルに効いた状態になる。Resonanceを付けて見るとどうなるんだろう?...即席でResonance回路を追加してみると、「かかり具合がちったぁエグくなったかなー?」という程度だった。まぁ、移相回路は2つだけだし、いい加減な回路定数でやっただけだから、これが全てという訳ぢゃないけどねー。
 音の揺れ具合を制御しているLFOは最速にしても10Hz程度なので、ロックなオルガニスト達がレズリー・スピーカを使うような用途にはちぃと...いや、かなり苦しいと思う。レズリーを最高速でブン回した時に出て来るヴィブラートによるディストーション効果は最低でも20Hz以上でなければ得られないと考えられる。

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 MXRのPhase45にはTL072が使われているそうだが、TL082、4558、LM324Nが手元にあったので入れ替えて見た。LM324Nはクワッドタイプだが、ブレッドボード上に回路を組んであるので配線をちょこっと変えるだけで使える。
 結果は...「大差無いナ」というのが正直なところ。確かにICによって効き具合は変わるけれど、聴き比べて初めて判る程度の違いでしかない。4558や324はTr入力、TLシリーズはFET入力だが、フェイザーで使う限りにおいては入力部の違いは音に対しては余り影響を与えないようだ。

 さて、次は余ってる基板の上に載せ換えようか、それともこのままバラすかだな...。
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