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マイ自転車 [自転車]

 今年6月下旬に子供が中学校からの帰宅中に交通事故に遭い、せっかく通学用に改造した自転車が2ヶ月でパーになってしまった。フロント・サスペンションに大きなダメージを受けて修理不能となり、仕方なく廃棄せざるを得なかった。
 事故の直ぐ後から自転車通学再開に向けて、自分が普段使いにしていたMTBモドキの自転車を通学用に改造する作業をしていたが、8月末近くになってドクターから「リハビリも兼ねて自転車通学を開始しても良い」というお言葉を頂いたので、9月1日(土)の始業式から自転車通学を開始することになった。

 しかし、拙者の自転車を転用してしまったので、今度は自分が乗る自転車が無い。いつも本を購入している書店は自宅から7.5kmほど離れており、往復するにはママチャリ(いわゆる、普通の自転車)ではかなり苦しい距離である。転用することを決めた7月上旬から「自分用の自転車を探さなきゃ」とあちこち回っていたが、これだ!という決定打を見つかられずに居た。

 自転車探しと言えば、まず浮かんでくるのが全国チェーン店の「サイクルベースあさひ」であるが、以前子供の通学用自転車のセンタースタンドを相談に行った際に複数の店員と話してみて「店員全員がメカニックって宣伝してるけど、皆ずぶの素人じゃん」と感じたので、価格を調べる以外では足を運ぶ事は無かった。他には、アピタのショッピングモールとか、
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イーオンのショッピングモールなど、
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あちこち回って店員の話を聞いたが、どうも今一つピンと来ない。
 そんな時、別件で立ち寄ったオフハウス・尾西店にクロスバイクの中古が出ているのを見つけ、以後それが頭を離れなかった。

 そして始業式が目前に迫った8月30日、子供が「通学用に改造した自転車で一寸走ってみたい」と言い出したが、拙者が追走する自転車が無い。そこで、「まだオフハウスにあるかな?」と午前中にすっ飛んで見に行ったら、まだ売れずに残っていたので即決で購入した。FELTというメーカの、クロスバイクSPEED50というモデルである。
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購入時、オフハウスの店員は「何も改造していないと思います」と言っていたが、よくよく調べてみるとフロントのトップ・ギアが52Tに交換されている。車体に貼られたシールからサイクルベースあさひで販売されたものらしいと判った。それから、購入して自宅まで自走して帰ってから気が付いたのだが、スタンド類が一切取り付けられていない。

 このまま乗っても十分実用になる状態だが、拙者の使い方に合わせてマッドガード・スタンド・チェーンガードを取り付けることにする。また、仏式バルブに対応したポンプが無いので、それも用意することにした。
 一番頭が痛いのが、スタンドである。普通の自転車のように、リアにキック式のサイドスタンドを取り付ければ済む話なのだが、SPEED50がロード寄りのクロスバイクで車体の重心がシート位置よりも少し前にあることから「センタースタンドの方が安定するんじゃない?」と考えた。が、クロスバイクにはありがちな話だが、センタースタンドを取り付けられるほどのスペースが無い。
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試しに、子供の通学用MTBモドキに取り付けたESGEのセンタースタンドを取り付けてみようとすると、フレームに固定する部分がタイヤと接触してしまって使えない。
 「じゃぁ、ESGEよりもフレームに固定する部分が小さいものを選べば良いよね?」とネット上を探し回る。散々画像を探し回って比較検討した結果、「cycledesign/アロイセンタースタンド」という商品がひょっとしたら取り付けられるのでは?と考えた。しかし、全体のサイズを明記しているサイトはあるが、フレームに取り付けるプレート状の部分のサイズを明記しているサイトが見つからない。
 そこで、ネット上に出ている複数の店舗に「フレームに取り付けるプレート部分のサイズは何センチでしょうか?」という質問のメールを出してみた。しかし、まともに答えてくれる店舗が無い。何処も「常時在庫している製品では無いので分からない」とか「ESGEが取り付けられないのであれば多分無理だと思います」という返事ばかりで、具体的なサイズを教えてくれない。
 「うーん、困ったなー」と思いながらも「試しにこのお店にも聞いてみよう」と「サイクルショップ ライフ(Yahoo!ショッピング店)」に質問メールを出したら、「今日は在庫を持っている店舗がお休みで計測できないので、翌日お知らせします」という返答が来た翌日、「サイクルデザイン アロイセンタースタンドの上側のプレートですが、25X60mmです。狭まっている部分は18.8X26mmです。 」という、明快な返答が来た。付く付かないは実際にやってみないと分からないが、他の店舗と違って真面目に答えてくれるところがとても嬉しい。「おぉ!このお店なら大丈夫だ」と、早速必要なものを発注、今日宅急便で届いた。
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中身は、serfas(サーファス) のフロアポンプFP-200(イエロー)、cycledesign(サイクルデザインのアロイセンタースタンド、POWER TOOLS(パワーツールズ)の52T用チェーンカバー、CURANA(クラナ)の泥除けシーライト700(28×35mm/ブラック)の四点である。
 ロード系の自転車には泥除けやスタンドを付けないという硬派な人が多いらしいが、スタンドが無いと店先に停める時に困るし、泥除けやチェーンガードが無いと服が汚れる危険性が大きくなってしまう。晴れの日しか乗らなければ良いかも知れないが、出先で雨に降られたりすることもゼロではないと思うので、必要最低限の装備は必要だ。なお、タイヤ消耗の目安にする為にサイクルメーターも取り付ける。

 早速取り付けにかかる。
 まずはセンタースタンドから始める。サイズはお店の言う通り。フレームを痛めないよう、当たる部分に両面テープを使ってゴムシートを貼り付ける。
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実際に取り付けてみると、リア・タイヤと接触してしまう。
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そこで「当たる部分を削れば良いんでしょ」と鑢で削った。
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このままで良さそうだが、念の為にマジックペンで削った部分を塗って、軽く防水しておく。
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これで僅かながらもタイヤとの間に隙間が出来た。
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 次はチェーンガードを取り付ける。ガードを取り付けると厚みが増えて既存のボルトでは長さが足りなくなる為、まずは既存のボルトを外しにかかる。
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しかし、ボルトが異常に硬い。体重を掛けてようやく何とか緩むという有様。他のボルトはそこまで硬く締められていないことから、恐らくは52Tに付け替えた時にオーバートルクで締め込んでしまったのだろう。言い方を変えると、この部分は素人が作業したということだ。もし、この部分の作業もお店がやっていたとしたら...背筋が寒くなるな。[がく~(落胆した顔)]
 始めは一番外側のギアを固定しているボルトを外せば良さそうに思えたが、作業し始めると結局チェーンも含め全てを外さないと裏側のナットを取り外せないと判り、全部バラす羽目になった。一寸時間はかかったが、無事取り付けられた。
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フロント・ディレイラーとの干渉も無いので、これでOK。

 最後は前後の泥除けだが、フロントはすんなり取り付けられたものの、リアは泥除け本体にネジ穴を開ける必要があり、結構手間がかかる。また、リアの進行方向の先端にはネジ穴があって、フレーム側にあるボルト穴を利用して固定するようになっているが、センタースタンドを付けてしまった為に干渉してしまって固定することができず、結局シートポスト近くにあるフレーム側のボルト穴と添付されてきたステーで固定することにした。
 まず、どの辺に穴を開けるかを予め調べてマーキングしておき、ハンドバイスで慎重に穴を開け、ボルトが通るようにリーマで穴を拡げる。更に、多少の余裕を持たせる為に、穴が楕円形になるように前後に拡げておく。
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シートポスト近くにある取り付け用のボルト穴はタイヤ側からフレーム外側に向かってねじ込むようになっているので、リア・タイヤを外す必要がありそう。でも、既に周囲は暗くなり始めており、今から外すのは面倒だ。試しに、タイヤの空気を抜いたらギリギリ作業できそうな空間が出来たので、かなりやり難いがそのまま作業して取り付けた。これで作業は全て終了である。
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 取り付けが終わったので、空気圧を規定の圧力になるまで入れる。まず、今の圧力を測ってみると...ゲゲゲッ、何じゃこりゃ!?規定気圧の1/3もない。
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店頭に置いてある間は一切メンテナンスされていなかったのだろう。早速購入したポンプで規定の圧力になるまで空気を入れる。
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「さぁ、これで良し」と思ったが、何故かリア・タイヤが全く動かない。「どうして?リアブレーキは正常だし...あぁーっ!」空気圧が低くて気が付かなかったのだが、センタースタンドが規定の気圧になって膨らんだリア・タイヤに食い込んでいるではないか。
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そういえば、泥除けの説明書に「タイヤとは6mmほど隙間が空くようにセッティングして下さい」と書いてあったっけ。「ウーム、そういうことであったか...」と唸ったところで、タイヤが動くようになる訳ではない。既に辺りが真っ暗になってしまったので、今日の作業はこれにて打ち切りとした。

 本来であれば、サイドスタンドを取り付けるべきなのだろうが、折角調べて購入したセンタースタンドだし、見た感じでは削っても強度に問題は無さそうなので、まずはタイヤと干渉する部分を現物合わせで削ってみようと思う。それでも駄目なら、またその時に改めて考えるとしよう。
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